由依side
私の名前は小林由依
この4月に高校に入学したばっかの1年生
友だち作りも得意じゃない…
仲良くなった子は数人いるけど
私は今1回も話したことのない子の隣でバスに揺られている
高校最初の行事が親睦を深めるためのバスレク
由「はぁ…」
??「ため息なんかついちゃって」
「私の隣嫌だった?」
由「あ、いや全然…」
??「この曲知ってる?」
と言ってイヤホンを片方私に差し出してきた
流れてた曲は私が推している3人組のグループ
由「私この人たち好きなんです」
??「えっホントに⁉」
なんて会話をしてはいるけど
この人名前なんていうんだろ…?
由「あの、失礼かもしれないんですけど」
「名前教えてもらっていいですか?」
??「えっ私影薄いのかな笑」
「渡邉理佐っていいます」
由「クラス全然把握出来てなくて」
「まだ知らない人いっぱいいます笑」
理「じゃあ今日からよろしくね」
「小林さんだよね?」
由「わたしの事は知ってたんですね」
理「出席番号最後なんでクラス中見渡せるんで」
「自己紹介の時になんとなく」
音楽の事で意気投合して話してるうちに現地に着いた
バーベキューしてその後近くの遊園地で班別に遊ぶ
私誰と班一緒なんだろう…
理「小林さん班一緒だ」
由「良かった話せる人いて」
「変な集まりだね笑」
理「なんか班決めの時休んだ人たちらしいよ」
由「そうなんだ」
班ごとにバーベキューの準備に取り掛る
渡邉さんはみんなに指示を出して班長みたいで頼もしい
理「小林さん野菜切っといて」
由「はーい」
私は包丁を逆手に持って「見て〜マイケル・マイヤーズ」なんて誰にもわからないであろう小ボケをかました
理「小林さん今ハロウィンじゃないよ笑」
えっ…
由「知ってるの?」
理「ホラー映画好きなんだ〜」
音楽の趣味と映画の趣味が合う人初めてだ
バーベキューも終わり片付けもして遊園地ヘ移動
アトラクション全制覇とまではいかなかったけど結構楽しめた
帰りのバスも行きと同じ座席
みんなは遊び疲れたのか寝てる
私はというと
由「どんなホラー映画観るの?」
理「エルム街の悪夢とか」
「最近のだとFNaFかな」
由「FNaFってピザ屋の?」
理「そうそう」
「ゲームを元に映画化したやつ」
ホラー映画の話題で盛り上がった
こんなに話せる人この世に居たんだ
ちょっと大袈裟だけど嬉しかった
バスレクの日以降お互い名前で呼び合うようになり朝教室に入ってくると1番に私にあいさつしてくれる
休み時間もお昼の時間も一緒に過ごす事が多くなった
ある時ふと耳にした
「最近小林さんと仲いいよね?」
理「そうだね」
「趣味がことごとく合うんだ〜」
「なんかうれしそう」
理「ヘヘっ」
「恋しちゃったのかな〜」
私に恋をしたのですか?
なら両想いですか?
告白したら優しく抱きしめてくれますか?
夏休みに入る前私は理佐ちゃんに話があると呼び出した
今目の前に理佐ちゃんがいる
コトバっていくつも知ってるはずでも
こんな時でてこないんだね
想いのつよさで胸がいっぱいで
声になるまえに泣きそうだよ
理「由依…?」
由「……」
理「どうしたの」
由「好きで、理佐ちゃんのこと…」
理「うん」
語彙力皆無となった私の告白をちゃんと聞いてくれた
ずっと下を向いた私の視界が暗くなった
理「私も好きだよ」
「由依のこと」
優しく抱きしめてそう言ってくれた
理「好きな曲もホラー映画もこれからはずっと一緒に楽しも?」
この恋
決心はもう固いのよ
ついてく…
Fin.
私の名前は小林由依
この4月に高校に入学したばっかの1年生
友だち作りも得意じゃない…
仲良くなった子は数人いるけど
私は今1回も話したことのない子の隣でバスに揺られている
高校最初の行事が親睦を深めるためのバスレク
由「はぁ…」
??「ため息なんかついちゃって」
「私の隣嫌だった?」
由「あ、いや全然…」
??「この曲知ってる?」
と言ってイヤホンを片方私に差し出してきた
流れてた曲は私が推している3人組のグループ
由「私この人たち好きなんです」
??「えっホントに⁉」
なんて会話をしてはいるけど
この人名前なんていうんだろ…?
由「あの、失礼かもしれないんですけど」
「名前教えてもらっていいですか?」
??「えっ私影薄いのかな笑」
「渡邉理佐っていいます」
由「クラス全然把握出来てなくて」
「まだ知らない人いっぱいいます笑」
理「じゃあ今日からよろしくね」
「小林さんだよね?」
由「わたしの事は知ってたんですね」
理「出席番号最後なんでクラス中見渡せるんで」
「自己紹介の時になんとなく」
音楽の事で意気投合して話してるうちに現地に着いた
バーベキューしてその後近くの遊園地で班別に遊ぶ
私誰と班一緒なんだろう…
理「小林さん班一緒だ」
由「良かった話せる人いて」
「変な集まりだね笑」
理「なんか班決めの時休んだ人たちらしいよ」
由「そうなんだ」
班ごとにバーベキューの準備に取り掛る
渡邉さんはみんなに指示を出して班長みたいで頼もしい
理「小林さん野菜切っといて」
由「はーい」
私は包丁を逆手に持って「見て〜マイケル・マイヤーズ」なんて誰にもわからないであろう小ボケをかました
理「小林さん今ハロウィンじゃないよ笑」
えっ…
由「知ってるの?」
理「ホラー映画好きなんだ〜」
音楽の趣味と映画の趣味が合う人初めてだ
バーベキューも終わり片付けもして遊園地ヘ移動
アトラクション全制覇とまではいかなかったけど結構楽しめた
帰りのバスも行きと同じ座席
みんなは遊び疲れたのか寝てる
私はというと
由「どんなホラー映画観るの?」
理「エルム街の悪夢とか」
「最近のだとFNaFかな」
由「FNaFってピザ屋の?」
理「そうそう」
「ゲームを元に映画化したやつ」
ホラー映画の話題で盛り上がった
こんなに話せる人この世に居たんだ
ちょっと大袈裟だけど嬉しかった
バスレクの日以降お互い名前で呼び合うようになり朝教室に入ってくると1番に私にあいさつしてくれる
休み時間もお昼の時間も一緒に過ごす事が多くなった
ある時ふと耳にした
「最近小林さんと仲いいよね?」
理「そうだね」
「趣味がことごとく合うんだ〜」
「なんかうれしそう」
理「ヘヘっ」
「恋しちゃったのかな〜」
私に恋をしたのですか?
なら両想いですか?
告白したら優しく抱きしめてくれますか?
夏休みに入る前私は理佐ちゃんに話があると呼び出した
今目の前に理佐ちゃんがいる
コトバっていくつも知ってるはずでも
こんな時でてこないんだね
想いのつよさで胸がいっぱいで
声になるまえに泣きそうだよ
理「由依…?」
由「……」
理「どうしたの」
由「好きで、理佐ちゃんのこと…」
理「うん」
語彙力皆無となった私の告白をちゃんと聞いてくれた
ずっと下を向いた私の視界が暗くなった
理「私も好きだよ」
「由依のこと」
優しく抱きしめてそう言ってくれた
理「好きな曲もホラー映画もこれからはずっと一緒に楽しも?」
この恋
決心はもう固いのよ
ついてく…
Fin.