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セックスと煩悩の日々

セックスレスと愛の問題について彷徨いながら生きてみました。苦悩の記録です。不快に思う方はスルーしてください。

昨日は午後から出張で

 

久しぶりに懐かしい後輩や同僚に会えた。

 

変わらぬ笑顔を見て

 

それぞれの立場でそれぞれの職場で

 

相当の重圧や疲れを感じながらも

 

活躍している様子を聞けて心から嬉しく思った。

 

 

 

その余韻に浸りながら、この日は直帰することにして

 

早々に夕食を済ませると、日ごろの疲れがどっと襲ってきて

 

家族とも会話をする間もなく 7時台には眠りについてしまった。

 

 

夜中に目が覚めて風呂に入り

 

頭が覚醒してしまったまま

 

ぼんやりパソコンを立ち上げていた。

 

 

過去に観たYouTubeの履歴が表示されていて

 

気が付くとなんだかこの曲を聴きたくなって ヘッドフォンを付けて聴いた。

 

 

 

 

 

オフコースは

 

青春の真っただ中にいてくれた。

 

中学の頃 初めて聴いた曲は 「愛を止めないで」だった。

 

 ♪僕の人生が 二つに分かれてる その一つがまっすぐに君のほうへ・・

 

 ♬愛を止めないで・・・ そこから逃げないで・・・

 

 

 

なんて切なくて 悲しくて それでも希望に満ちた言葉が散りばめられていた。

 

そしてそれを歌い上げる美しいハーモニー

 

当時はニューミュージックと呼ばれたカテゴリーで 

 

それでも自分にとってはPOPSと簡単に呼んではいけないような美しさと透明感、存在感を感じていた。

 

 

あまりにも好きすぎて 進学した高校でもいつしか話題に上り

 

気が付けば 同じような熱烈なオフコースファンが偶然

 

クラスに6人集まっていた。

 

見事にみんな歌える人たちで それぞれが楽器ができて

 

自分ともう一人中学から仲が良かった友人がエレキギターを担当し

 

ベースにキーボードにドラムス、それに高校生とは思えないハイトーンボイスのHのボーカルが小田和正そのもので

 

決定的にバンドを組む大きな力になった。

 

 

皆 それぞれの部活をやりながら休日には楽器をもって集まり

 

いずれ学校祭でオーディションを通過して出場するようになる。

 

それぞれの音を合わせて一つの楽曲がきれいにできた時の感動にどんどん嵌っていった。

 

 

 

時には昼休みの音楽室だったり 教室だったり

 

 

本当に彼らのように美しく響きあったコーラスが広がり、

 

いつの間にか 廊下や教室の隅で友人や女子たちが集まって 聴いているようになった。

 

歓声や拍手をもらえたりもして 本当に自分たちがオフコースになれたような気がした。

 

スタジオを借りてバンド譜の通りに練習をしていると

 

稚拙なコピーバンドではあるけど 彼らの楽曲をうまく再現できた時は

 

録音したカセットテープを何度も聴き込んではあらためてその楽曲の良さに酔いしれていった。

 

 

 

ただ オフコースは 俺にとって脅威でもあった。

 

当時 付き合っていた彼女がいた。

 

 

高校入学してからすぐに 告白してくれてそのまま付き合って

 

3年間 付き合った彼女だった。

 

 

彼女は 女の子ってなんてかわいい生き物なんだろう・・・

 

なんて可愛らしい感性を持っているんだろう・・・って教えてくれた大切な存在だった。

 

小さなやきもちも

 

夕暮れの雷が怖くて自転車置き場まで行けないことも

 

交換日記を渡しに来て 廊下でそっと待っているその小さな姿も・・・

 

 

この 「交換日記」を通して

 

「女性」っていう存在が 本当に可愛らしく 愛おしく 大切に守っていかなければいけない存在なんだって

 

そう思わせてくれると同時に

 

女性の気持ちや考え方を 本当に教えてくれた3年間だった。

 

 

そうして付き合っていれば

 

順風満帆なことばかりではなく

 

時には 些細なことから二人の関係が壊れてしまいそうなことや

 

微妙な距離感で「別れ」を予感してしまいながら

 

目に見えない恐怖や不安に襲われるようなことだってあった。

 

そうした時にも

 

いつもオフコースの音楽があった。

 

 

ちょうど 高校生の頃 彼らが出したアルバム 「We Are」

 

まだレコードの時代で カセットテープに録音しては本当に擦り切れるほど聴き込んだ。

 

 

この中に 「きかせて」があった。

 

 

この曲を聴くと

 

本当に そうした不安や別れの恐怖や 人の心の移り変わりの無常さが

 

あの美しいハーモニーに乗せて 一切の悲しみを津波のような塊にして浴びせかけてきては

 

すべての悲しみを増幅させながら 自分の存在をちっぽけに消失させていくようだった。

 

 

なんでこんなに

 

そこはかとなく 悲しいメロディーで

 

悲しい歌詞を浮き上がらせて表現できるんだ・・・って

 

 

 

今は脱退してしまったけど

 

鈴木康博さんのハーモニーが突き抜けた高音で

 

とめどない哀愁を帯びていて 際立っていた。

 

小田さんの作る歌も好きだったけど

 

やっさんの作った歌も好きだった。

 

 

 

夜中に目が覚めてしまったこんな時間に

 

 

こんなライブ映像を観ながら

 

 

 

急にこんな文章を書きたい衝動に駆られて

 

 

 

久しぶりにブログにログインして

 

書いてみた。。

 

 

 

 

あと少し

 

ゆっくりしたら

 

 

 

休日だけど 出勤するようだな・・・。