毎年恒例になっていた瀬棚沖提への舟渡が、今年4月から施行される「遊漁船業法の適正化に関する法律の一部改正」により営業困難との事で廃業してしまった。
 
いや、最低限定められたルールすら守らずに遊漁船を営業してる船が一部あって、それを厳罰化するってのは理解できるが、何でもかんでも一緒くたに改正してしまうという国交省のやり方っておかしくない?
救命イカダを積めとか、積まないなら海水温によって航行できる場所を制限するとか、北海道ほぼ全域で遊漁船営業できなくなるじゃん。
百歩譲って強制保険の支払金額上げるのは分かるけど、それなら先に自動車だろ。
未だに〇亡事故を起こしても自賠責では3000万しか補償されないってのもおかしいだろ。
 
全部知床の事故の影響によるんだろうけど、遊漁・遊覧船を生業にしていた人間に対しては完全無視ですか。
 
 
と鼻息を荒くしても仕方ないので様子見を兼ねて島牧~瀬棚方面まで行ってきました。
 
しかし入った磯の状況がイマイチ芳しくない。
アメマスどころかホッケも追ってこない。
マイワシは群れでいるのが時折見えるんだけど、捕食者側の魚っ気が全然ない。
あっちこっちで鳥山は起きてるんだけど・・・
 
初日は夕方まで粘って、やっと1本ホッケが釣れただけ。
しかもホッケが吐き出したのはイワシじゃなく大量のアミエビ。
 
翌朝は日の出前から有名どころの磯へ。
沢山のアングラーがいるものの、やっぱり誰も釣れてない。
7時を回ると次々と皆引き上げていく。
 
こりゃ今日もダメか と思った矢先、足元まで回収したミノーに
50cmをちょっと切るぐらいのアブラコが食ってきました。
 
※ちなみにアブラコの胃の中はカズノコで一杯でした。
 
その後しばらく粘るものの釣れないので移動。
あちこちでまた鳥山が起こってます。ベイトはいるんだろうけどなぁ。
 
移動先でも状況変わらず、正午まで粘るも結局何も釣れず。
来月になれば水温も上がって状況変わるだろうと思いつつ車を走らせていると、やたら釣人が集まってる港が。
もしかしてホッケフィーバーでもしてるか?と寄ってみると、釣れているのはマイワシ。
 
あー、イワシかぁ。と思いつつ車を降り、水面を見てみると
 
 
 

 
うわぁぁぁぁぁぁぁ なんじゃこりゃ( ゚Д゚)
 
物凄い量のマイワシ。しかも岸際だけじゃなく、港全部がこの状態( ̄▽ ̄;)
 
よし、晩酌の肴にマイワシの刺身食べよう!とサビキ仕掛を半分に切り、2号の錘を結び水中へ落とすと次から次へと針に掛かります。
 
魚が濃すぎて、ほとんどスレ掛かり( ̄▽ ̄;)
 
20匹ほど釣れたので満足して片付け。
他の釣り人と情報交換すると、皆同じくサクラマス狙いの帰り。マスは釣れなかったけどイワシが沸いてたんで晩御飯のオカズだけ釣って帰る って人が殆どでした。
皆イワシのサビキ釣りにサクラマス用のルアーロッドでPEラインという、異様なタックルバランスw
 
帰り道も島牧~寿都~蘭越~岩内~余市と至る所で鳥山が起こってたので、夥しい量のイワシが沸いてるんだろうな。
 
とりあえずこのイワシが少し落ち着いてくれないとマス類は厳しいのかも。