読了。 | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

静かな秋の夜には良質のファンタジーを。

普段はハードカバーを買うことはほとんどないのですが、
図書館の予約待ちが162人と表示されたのを見て、ポチっとしちゃいました。


少し迷っていたのですが、
11月1日に開かれる通院先である大学病院主催の研修会に申し込みました。
この大学病院のがんセンターでは医療関係者向けのセミナーしかやらないと思っていたので、
患者向けもやるんだー、とまずびっくり。
「今回の研修会では押川先生から,患者と家族が主体的にがんに向き合い,自分らしく生活していくためのアドバイスをいただきます。積極性をもってがんを乗り越えるための患者力をどのようにして身につけるかを,ともに学びましょう。」
とチラシに書いてあるのを一読して、ほうほう、と思ったのですが、
なんだかちょっと違和感があって、もう一回読んでみたらもやもやしてしまって(^^ゞ

このもやもやはなんだろね、と思いながら新聞を開いたら、今度は
「人生ありき」のがん治療 「患者のしたいこと」優先
という見出しが目に飛び込んできて、むむむっと思いました。
こちらのコラムは医師が執筆したもので、
「がんになっても人生は素晴らしい」と言えるように、と結ばれていました。

どちらもよいことが書いてあるように見えるのに、どうにも釈然としない感覚が残ります。
なんだろな、と思いながら読み始めた鹿の王でしたが、この中にその答えがありました。
さすが、上橋さん。

ストーリーが展開していく中で、
現代風に言えば、「インフォームド・コンセント」と呼ばれる場面が出てきます。
医療を行なう側のことばかりに目が行きがちですが、
医療を受ける側もこうでなければ、と感じました。

研修会のチラシと新聞記事から受けた違和感も同じところにあるな、と思いました。
私たちは医療になんでも求めすぎるきらいがあるし、
医師や医療関係者はなんでも医療という場で抱えようとするところがあるようにも思います。

自分の人生は自分の手の中にあることを忘れずに歩まなきゃね(^_-)☆