がん友だって友だちさ | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

先週末は千葉へ遠征し、女戦士湯治の会へ参加させていただいてきました。
素敵な企画を考えてくださった幹事の大先輩るかさんはもちろん、
いつも陽気で気さくであったかな千葉メンバーの皆さん、
どうもありがとうございました~

あまりにも楽しすぎる一夜だったので、
1週間経ってもまだその余韻から抜け切れていません。
気をつけていないと、一人であれやこれや思い出してはニヤニヤしてしまいそう。

解散後には、超豪華オプショナルツアーで、
るかねーさんとlilyさんに、スカイツリーへ連れて行ってもらいました。
$昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ
どーん^^
やっぱり近くで見ると迫力がありますのう。

さらに「通り道だから一緒にどうぞ~」とおっしゃるlilyさんに甘えて、
母の住む家まで送っていただいちゃいました。
lilyさんが前夜遅くまでお仕事をされていてお疲れだったことをすっかり忘れ、
道中は機関銃のようにしゃべり続けてしまいました、スミマセン<(_ _)>


2泊目は母の家で過ごし、千葉の太陽と風を感じながらのんびりしました。
一緒に食事の支度をしたり、家庭菜園の手入れをしたり、お茶を飲んだり。
私自身が生まれ育った家ではないのだけれど、絶対的な安心感があって、
ああ、私は千葉で育ったんだなぁ、としみじみ思いました。

母が昨日はどこへ泊ったの?と訊くので、
こうでああでそうで、すっごく楽しくておっかしかったんだよ、と話したら、
そういう集まりならいいね、と言われました。
いつまでも病気の仲間に依存しているのじゃないかと心配していたみたい。
病気の話も少しはするけれど、普通のおもしろい話がほとんどで、
そんなに湿っぽい集団じゃないのにねー。

がん友だって、ママ友とそんなに変わらないんじゃないかな、と説明してみました。
人生のある一時期、同じような環境に置かれて、同じような話題を共有する仲間。
子どもが学校を卒業したらそれきりになる関係もあるだろうし、
数は少ないかもしれないけれど、その後もずっと続く関係もあるでしょうし。
「ママである」という共通点だけで全てを共感しあえるわけではないでしょうし、
気の合う人同士で小さなグループができたりもするでしょうし。


ところで、今回のお泊りオフ会は自分では思いもかけなかった部分がとても新鮮だったのです。
ご一緒させていただいた方々はみな、卵巣がん経験者という枠を取り払ってしまえば、
それぞれのフィールドをしなやかに逞しく生きてきた人生の先輩ばかり。
病気にならなければ一生垣間見ることもなかった世界をちらりとのぞかせていただきながら、
ああああ、自分まだまだまだまだ若造だなぁ、と反省しました。
それと同時に、5年後はあんなふうに、10年後はこんな感じに、15年後は○○さんみたいに、
と、楽しく年齢を重ねていけたらいいなー、と思いました。

人生は人それぞれとは言いますが、それをこんなにもはっきりと実感したのは初めてです。
そもそも最初から完全に自由でなんでもありなのに、
「夫婦と子ども二人の標準家庭」「正社員で働くのが当たり前」というような
お役所的なモデルケースにがっつりと捉われている自分を認識させられました。

思うようにいかないことが続くとがっかりはするけれど、
何もかも思うようになるなら、人生自分の思う範囲のことしか起こらないということで、
それはそれでつまらないだろうな、と思います。
魅力的すぎる先輩方を見習って、どーんと構えていきたいです。