「50/50」を観てきました。
雪が結構降っていたのだけれど、10人弱のお客さんがいました。
平日の朝だからか、年配の方が多かったようです。
私も含め、全員がおひとりさま^^
化学療法中のアダムに眉毛とまつ毛がしっかりあるのがちょっと気になったけれど、
そんなことあったよ!と膝を打ちたくなるシーンが満載でした。
アダムを励ますパーティーの様子は、
日頃ほとんど交流のない人からメッセージカードやプレゼントが次々と届いたことと重なったし、
一緒にあなたを支える、と言った恋人が、介護は大変なの、と結局去っていく場面は、
化学療法の2クール目でギブアップして仙台を離れた母の姿を思い起こさせました。
アダムの友達がナンパに誘ったりするのを見ていて、
治療の真っ最中にコンサートに誘ってくれた友達のことを思ったりもしました。
今思い返すと、治療中はいろいろとおかしなことが起こっていたのだな、と思います。
その状況をお涙ちょうだい系に仕立てることもできるのだろうけれど、
真面目に丁寧に描写するとコメディになっちゃう。
実際に癌患者になってみた側としては、コメディのほうがずっとリアルです。
ラストシーンはイイです。
治療を終えたアダムは普通に新しい恋を始めるんだもん。
癌患者だって、特別じゃないよ~、普通だよ~、ってもっと伝えたいです。
こういう映画が癌のイメージを変えてくれるといいなぁ。