大網は何をしているのか、と | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

あと2週間ほどで、2回目の手術から1年になります。
あの日、もう片方の卵巣と子宮、骨盤リンパ節+傍大動脈リンパ節郭清に加えて、
「大網」というアブラの膜も一緒に切り取られてしまったのですが。



手術前の説明の時に、

「大網切除の目的は?」
「無くなったら困ることは?」

と質問したら、

「大網が無くなっても困ることはない」
「卵巣癌の場合、大網への転移はよく起こるので、肉眼的に大丈夫そうでも切除の対象になる」

と言われました。
無くなって困ることがないモノなんてないよー、とちょっと思って、

「大網って、具体的にはどこにあって、身体の中では何をしているんですか」

とさらに訊いてみた私に、ふぅ、っとタメ息をつきながらODr.が説明してくれたのは、こんな話。

「大網の機能についてはよくわかってはいないけれど、
虫垂炎などのように、お腹の中に異物やバイ菌が入ってきたときに、
ぎゅいーっとその場所まで伸びて行って、
包みこんで排除したりしている、と言われています。
癌細胞も排除の対象になるべきものなので、転移しやすい、というのはそういうわけで」

「場所的には、胃の下のほうからぺろんと垂れている感じで、
CT画像では腹筋と胃の間に写ることがあります。
あなたのは薄いから、よくわからないけれど、ふくよかな人だとはっきりわかります」

「そんな大切そうな仕事をしているのに、ホントに無くなっても大丈夫なんですか」

「現代の通常生活では問題ないと思います」

・・・と、今思うとのんきなやりとりをした手術前日でした。





どうして今さらそんな話を持ち出したかというと、
最近仕事でマクロファージを育てることになって、いろいろ調べていたら、
大網にマクロファージの巣(乳斑というらしい)がある、と書いてあったもので、
あー、そういえば、大網がバイ菌や癌細胞を包んでやっつける、って言ってたっけな、と。

あ、ちなみに、内臓脂肪と言われるものの多くは、大網につくみたい。
大網切除しちゃった方は脂肪がつきにくい身体になってますよ、きっと(笑)