切ったほうがいいというエビデンスはない(Day1) | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

雪の朝。
最初の手術から1ヶ月半待って、2度目の入院。
片側の卵巣をなくすだけで済むと信じていたけれど、
今回の入院でもう片方の卵巣も子宮もなくなってしまう。

9:00 病院着
入院センターで入院手続き。慣れたもの。

9:30 病棟へ上がる
部屋は・・・また差額の部屋。
差額なしの部屋に入れたためしがない。

ベッドにつけられた札の担当Ns.の名前に見覚えがなくて、
新しい看護師さんかな、と思っていたら、Ns.Oさんがやってきた。
結婚!
年明けに入籍したんだそう。まだ籍だけで一緒に暮らしていないから実感がないと笑う。

10:30 診察
ODr.。腹部診察。前回の手術のキズも診てもらう。
内診。経膣エコー。
なんだか、とても安心感のある診察。

11:00 手術説明
これもODr.。
入院前にしっかり話をさせてもらっておいたから、確認のような感じ。

とても微妙な話だけれど・・・今回の追加手術のエビデンスはないそうだ。
つまり、残りの卵巣と子宮を切除するほうがいいのか、
残しておいても生存率は変わらないのか、結論がでていないということ。
だったら、残しておきたいよ、と思う気持ちが胸の奥で揺れる。

リンパ節郭清についても、状況は同じ。
リンパ節を残すのと全て採ってしまうのとで、治療成績に差があるかは、はっきりしていない。
治療的にはどっちでもいいのだけれど、きちんとしたステージングをするために
リンパ節に転移があったかどうかを確認することが医師側にとっては大切なことで、
それをやらない症例は統計に使えなくなってしまう、と言われた。
はっきりいって、リンパ節郭清をすることはあなたにはメリットがない、
けれど、医療の進歩のためには必要で、ここは大学病院だから、と。

そうはっきり言われるほうが潔く決められていい。


リンパ節っていくつくらいあるんですかー?
大網ってどこにあるんですかー?
と後半は軽い質問をしてみた。
リンパ節は骨盤内に片側20個くらいで両側で40個、大動脈の傍のが20個から30個だそう。
そんなにあるんですか、採るの大変ですね、と言ったら、
毎日してますから、大丈夫ですよとODr.。
大網はMRIの写真で説明してもらった。胃の下あたりにあるらしい。
私の場合は画像に写るほどのサイズはないとのことだが、
ふくよかな方だと確認できたりするそうだ。

最後に、自分で頑張れることはありますか、と訊くと、
何も頑張らなくていいです、あとはこちらに任せてください、とODr.。
言ってもらえそうで、なかなか医師が言わない言葉。
とても素直に、よろしくお願いします、と言うことができる。

11:30 部屋へ戻る
荷物を棚に納めて、マイルーム状態にしていく。
せっかく?棚の付いている差額ベッドで1日2100円取られるんだから、と
ついたて部分にポストカードを貼ったり、棚の上にクロスを敷いてみたり。
・・・半分ヤケだわ・・・

12:00 昼食
すきやき煮。前の入院の時も出たっけ。

隣のベッドのIさんに「話してもいい?」と話しかけられる。
卵巣を取る手術を終え、明日退院とのこと。
私が2回目の手術と言ったので、そういうこともあるんだ、と話しこむ。
Iさんはリンパ浮腫の経験者だったので、私のほうもいろいろ教えてもらった。

14:00 シャワー
上がってから、大量の書類にサインする。
手術の同意書、輸血の同意書、麻酔の同意書、差額ベッドの書類、
転倒防止の説明同意書・・・etc.etc.
こんなにしないと、訴訟リスクを回避できないということかしらん。

15:30 ICUの看護師さんが来る。
今回は手術後にICUに入るので、その説明。
持っていくものは、歯ブラシとカップとストロー。あとT字帯とパッド類にバスタオル。
全部に名前を書くように言われる。
消耗品はいいけど、マグカップとバスタオルには書きたくないなぁ。。。

家族の面会のしかたについても説明される。
マスクを持っていない人は入室できないこと、一度に面会できるのは2人まで。
手術後は時間に関係なく入ってもらうが、以降は一日3回の定時しか入れない。
・・・ICUって感じ。

16:00 院内薬局へ行く。
腹帯を1枚買い足す。Mサイズ。
前回の手術の時買った分と合わせて、L1枚、M2枚、S1枚。
今回はドレーンが出るので、手術後はLサイズ、
ドレーンが抜けた後、お腹が腫れている間はMサイズ、
腫れがひいて普段の自分のサイズになったら、Sサイズ。
短期間にこんなに?と思うほど腹周りのサイズが変わるから。

17:00 夕回診
YoDr.&ODr.。
また来ました、よろしくお願いします、と頭を下げる。
でも・・・やめたい・・・やめていい?と言うと、
あなたの人生ですから、あと2日良く考えて、とYoDr.が笑う。
いやだ~、やめたい~、とブツブツ言っていると
ODr.が「もうここまで来たんだから、ちゃんと治しましょう!」と。
なんて、優等生なんだー。。。

そうそう、とODr.が
入院時の検査が足りなくて、明日採血と採尿と胸部X線あるので、
問題ないと思うんだけど、麻酔科の先生が11月のデータじゃダメだっていうので、と。
確かに・・・3か月前だし。。。

18:00 夕食
食べた後、デイルームへ行く。
カツラのパンフレットなどもらってみる。
そのままふらふらと病院の中を散歩。
手術後はしばらく病棟から出られなくなるもん。

20:30 部屋へ戻ったら、もう他のベッドにはカーテンが引かれていた。
早寝の部屋なのかも。
Ns.Aさんが検温にやってくる。何故か微熱。

21:00 消灯
途中、どうにも寒くて布団をもらいに行く。
うとうとはするけれど、すぐに目が覚めてしまう。結局1時間眠れたかどうか。