仙台の不妊治療クリニックのこと | 昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

昔、卵巣がんだったことがあったような~(^^ゞ

旧ブログ名は「卵巣がんでした~(T^T)→勝手に治った宣言v(^O^)/」
大学病院で卵巣腫瘍を切除
 →卵巣癌Ⅱc期ですと~ぉ(T^T)
 →もう一回手術~(T^T)
 →抗がん剤も~(T^T)
 →勝手に治った宣言v(^O^)/
 →めでたく終診\(^O^)/

結局「代理出産に期待して受精卵を採っておく」というのはやめにした。
自分が生きるために、赤ちゃんの命を利用してはいけない、と思った。

お世話になったYレディースクリニックのY院長や看護師さんたちの顔を見てしまうと、
また決心が揺らぐような気がして、申し訳ないと思いながらも電話でお返事をした。
「こちらのことは気にしなくていいから。あなたはあなたの身体を治して、元気になってね。」
という看護師さんの言葉に、また涙が流れた。

IVFのスタートラインに立つところまでもたどり着かなかったけれど・・・
1度目の手術を頑張れたのは、IVFをやる、という目標に支えられた部分が大きかった。
Y院長はもちろん、看護師さんや胚培養士さん、そして受付の人も
たくさんの情報と不安に翻弄される私をがっちり支えてくれた。感謝。



以下、折角集めた情報なので、まとめてみる。

仙台の不妊治療クリニック情報(2009年12月現在、主観たっぷりなのでご注意を)

●吉田レディースクリニック(仙台市太白区西中田)
【費用】(税抜) *カード支払い不可
 体外受精&胚移植 280,000円(初回、2回目以降割引きあり)
 卵巣刺激(アンタゴニスト法の場合) 約10~17万円(ケースにより異なる)
 黄体補充 約30,000円
 顕微授精技術料 50,000円
 受精卵凍結保存料(1年) 50,000円
 凍結受精卵融解&胚移植 105,000円
【治療成績】*一度の胚移植当りの妊娠率
 新鮮胚移植   33.7%
 凍結融解胚移植 45.4%
 自然周期採卵  31.3%
 未成熟卵採卵(IVM) 33.3%

南仙台駅から徒歩10分ほどの立地。駐車場完備なので、車で受診のほうがいいかも。
産科も併設されているが、建物が別になっており妊婦と接触することはない。
クリニック内の雰囲気は、明るくてふんわりした感じ。
「ゴールは妊娠ではない、赤ちゃんを抱くところまでいかなくては」と院長。

看護師さんたちは親切で世話焼き。
こちらの気持ちをきめ細かに察知して、話を聴いてくれる場を臨機応変に作ってくれる。
常駐のカウンセラーは置いていないが(予約制の不妊カウンセリングはある)、
些細な不安から費用などの相談まで、看護師さんがしっかり対応するので、十分。
医師に質問できなかったことがあっても、不安な気持ちを持ち帰らずにすむ。
全体的に家庭的な雰囲気で、スタッフがみな気さくに話しかけてくれる。
会計待ちをしながらぼんやり窓から見える夕焼けを眺めていたら、
トイレに立ったらしい院長が「大丈夫、なんとかなるから」
と肩に手を置いてくれたこともあった。

来ている患者さん側の雰囲気もゆったりしている感じ。年齢層は京野アートより若めかな。
待ち時間は短めと感じた。内容にもよると思うが、予約があれば受付から会計まで1時間強。

●京野アートクリニック(仙台市青葉区本町)
【費用】(税抜)*カード支払いOK
 体外受精&胚移植 約350,000円
 卵巣刺激(アンタゴニスト法の場合) 約70,000円
 黄体補充 約30,000円
 顕微授精技術料 50,000円
 受精卵凍結保存料(1年、3本まで) 50,000円
 凍結受精卵融解&胚移植 約120,000円
【治療成績】*一度の採卵当りの妊娠率(胚移植は複数回)
 体外受精    40.4%
 顕微授精    29.8%
 体外受精+顕微授精 48.3%
 未成熟卵体外培養(IVM) 11.1%

仙台駅傍のアジュール仙台の中にある。日曜や祝日、年末年始も無休で便利。
泌尿器科の医師が常駐し、男性不妊の治療も可能。
雰囲気は一言で言うと、都会的な感じ。
受付するとPHSを渡され、全ての連絡はそのPHSでされる。
呼ばれる時も、「●●番のPHSをお持ちの方、どうぞ」という徹底ぶり。
決まりごとはとてもかっちりしていて、予約時間の10分前までは診察券を出せない。

診察時には医師のほかに、「コーディネーター」という職種の女性が必ずつく。
何か訊きたいことがあれば、そのスタッフに、という説明を受けたが、
忙しそうできちんと質問することは難しかった。
常駐のカウンセラーを置いているが、利用はそれほど多くなさそう。
費用などの事務的な内容に関しては、受付事務へ、ということだったが、
確実に答えられる方に当たることはなく、請求書をもらうまでわからないこと多々。
電子カルテを採用しているのだけれど、会計などには時間がかかる印象。
8時半に受付して、終わるのは午後、というパターン。

来ている患者さんの雰囲気は・・・重い。
年齢層が高いためか、焦りというか、切羽詰まり感がにじみ出ている、というか。
立地的に仕事をしながら通っている人が多い。スーツ姿の女性ばかり。
そういったニーズに応えてか、採卵後や胚移植後の安静は必要ない、という説明。
極端にハードな仕事でなければ、職場に戻っていただいていいですよ、ということだった。


どちらのクリニックも、治療成績が良い。
全国平均の体外受精の妊娠率は20%台だという話を聞くと、びっくりするくらい。
私は吉田レディースクリニックを選んだけれど、どっちでもいい結果を得られそう。
両方とも参加費無料のセミナーを開いているので、まずはそちらへ。

もしも、これから赤ちゃんを、と思う方がこれを読んでくれているなら、
ぜひ、頑張って!私の分も、ぜひ!