しあわせ探偵事務所
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副業

本職のほかに、事務所の社長に任されているお店がある。


いわゆる副業みたいなもんだけど、


一人がやめてしまったがために


今はもっぱら、そっちの仕事がメインになっている。



そして、売上が芳しくない…(´д`lll)



本職のほうの仕事でミスをして怒られるなら


まだ納得がいく。。。



確かに経営を学ぶこと


仕事を取るということ


経費を考えること・・・


などに役に立つ。。。かも知れない



社長に言わせると、要は



『本職の仕事をやるための勉強』



だが、その本来専門外のコトで


怒られる


のは、なぜか釈然としない。



確かに学校を出てからは営業の仕事を


ずっとやっていた。


が、いきなり経営と言われても


心構えが・・・無かった。



とりあえずは、この店を軌道に乗せないと


調査ができない…



気合でどうにかなるもんじゃないよな…


ちょっと本でも読んで勉強するかφ(.. )

『しあわせ探偵事務所』

って、菅野ひろゆき氏の作品


『探偵紳士』の中に出てくる


主人公(悪行双麻)の表の事務所の名前。


ちなみに普段自分のいる


裏通りの事務所には名前がないらしい。。。


そんなでも仕事が山ほど向こうからおしかけてくるらしいから


うらやましい…o(TωT )



別にこの作品がきっかけで今の自分の仕事を


選んだわけではない。



今の仕事に就いた後に


この作品を知って、面白くて好きになっただけ。


今はまだ、自分では納得できるレベルになったわけではない


でもいつか、自分で自分の腕が信用できるようになったら


自分で事務所を開きたい。




今の俺の事務所みたいに


仕事がたくさんで、もうけなくてもいい




目に映る人だけでも助けてあげられる。


人が少しでも『しあわせ』になれるよう手助けできる。




そんな思いもこめて、そのときにはこの事務所の名前を拝借したい。



遥か遠くて、でも近い未来に、いつか。


その時まで、今の自分の想いが消えないことを祈って

過去との遭遇

 今日、仕事で使う名刺や印刷物の調べ物をしようとネットを開いた。


  『広告』 『印刷物』 『名刺』 …


 何の言葉で検索をかけたときかわからないが、目に付いたサイトがあった。



 ひどく懐かしく、少し不安になりながらもその文字列をクリック…



 その会社は自分が昔、勤めていた会社。


 自分が大学を辞めて、どうしようか悩んでいた時に


 新聞の求人広告で見つけた会社。


 目に付いた瞬間、何かに取り付かれたように電話をかけ、


 すぐに面接になった。


 当時はまだ 『有限会社』 だった。


 社員も自分以外には社長を含めて5人しかいない


 小さな小さな広告代理店。


 社長も若く、茶髪のホストみたいにカッコよかった。


 専務はアメリカ人とのハーフ。


 社員もほとんどが20代の


 小さくても、若くて活気のある


 向上心に満ち溢れた会社だった。


 面接に行ったときに初めてみんなと会った瞬間を


 今でも鮮明に覚えている。


 今からもう、8年も前の事だ。





 尊敬し、実の兄のように慕っていた社長と、突然の別れが来たのが


 その、約3年後。




 遊びに行くのも、仕事をするのでも、それこそ何をするのも一緒で、


 社長も俺を本当の弟のように思ってくれていた、と言ってくれていた。


 いま思えば、社会生活においてのマナーや礼儀、営業とは何なのか、


 そんな基本を全て社長に教わった。


 いわば恩師であり、俺が心から尊敬できる唯一の人物。


 今でもなにかにつけて、社長ならどうする? と


 自分の行動の時に記憶の中の社長に相談する。





 その大切な兄貴を、俺は裏切った。


 いとも簡単に、俺は社長の期待を、信頼を、全てまとめて葬り去った。



 たかだか一人のバカ女のために


 大切なモノをすべて失った。





 面接に行った時とは違った意味で、


 最後の別れの瞬間も鮮明に覚えている。


 覚えている、とは違う。


 あの時、俺は全然平気な顔をして


 社長室を後にした。


 なにも悪びれることなく。


 でも、微かに残った、心のどこかに残った


 正気の部分が、悲鳴をあげていたんだと思う。


 その人生最悪の瞬間を


 罰として頭と心に刻み込まれたのかもしれない


 今でも夢に見る。



 そんな思い出の会社、そして社長にふとしたところで出会えた。


 ウェブサイト上で。


 HPを、名刺エクスプレスを、不動産検索ネットワークを


 すべて社長とマネージャーと俺とで企画し


 俺が狂ったがために実現できなかったコトが


 いま、HP上で立派にカタチになっていた。


 社員も今は24人に増えているらしい。


 あのスペースじゃ狭いだろうに…(^^;)


 HPを読み進めるごとに


 嬉しくて嬉しくて、でもどこか悲しくて。



 そこで出逢ったのが社長のBLOG


 このアメーバで書き綴られていた。


 仕事も放り出して、時間も忘れて全部読み漁った。


 思わず会員登録してしまった。


 今までは他のBLOGで書いてたけど


 これも何かの縁。


 今日からはここで書くことにする。




 もし、いつかまた社長に会うことが許されるなら


 頭を地面にめり込ませてでも謝りたい。


 社長も俺なんかには会いたくないだろうケド、


 それでもいつか、俺が事務所の代表になった時には


 会いに行きたい。


 10年先か、20年先かわからないけど、


 きちんと過去の非礼を詫びて、新しい関係を築きたい。


 まぁ、許してもらえるなんて


 夢のまた夢…な話だけど。




 またクダラナイ話で爆笑しながら


 飲み明かしたい。


 と、言っても社長も俺もお酒飲めないから


 ウーロン茶だけど。


 



 俺が言える立場じゃないのはわかってます。


 でも…社長、頑張ってください。


 あの時にした約束、


 『いつかかならず、お礼に来ます』


 必ずお伺いします。


 もっと大きくなってから、伺います。


 違った形で、社長の力になれるように


 頑張ります。