神奈川県藤沢市の長久保公園では多種多様な樹木が見られます。そのうちの一部ですが、樹皮を写真におさめましたので、ご紹介します。撮影順に掲載しています。
参考になればと思い、樹皮の説明文を、林将之著『樹木の葉』(山と渓谷社)より引用させていただきました。
2024.03.27 藤沢市長久保公園 アキニレです。「鱗状にはがれ斑になる。ケヤキに比べると粗い印象」
イチョウです。「縦に裂ける。コルク層が発達し、弾力がある」
ヒメリンゴです。
ザクロです。「はがれ、時にねじれる」
コナラです。「縦に裂け、裂けた部分が黒く、平滑面が白く見える」
ナンキンハゼです。「縦に裂ける」
ケヤキです。「灰色で皮目が多く、はじめ平滑、次第に鱗状にはがれる」
ユリノキです。「縦に溝状に裂ける」
カツラです。「縦に裂けてややはがれる」
モミジバフウです。「縦に深く裂ける」
コブシです。「灰白色で平滑」
ウバメガシです。「縦に裂ける」
スダジイです。「縦にやや深く裂ける」
クスノキです。「細かく短冊状に裂ける」
モッコクです。「暗白色でほぼ平滑」
クロマツです。「黒褐色で網目状に裂ける」
ブラジルマツです。
マルバチャノキです。「縦に深く裂ける」
クロガネモチです。「白っぽく平滑」
カリンです。「独特の斑模様」
ユーカリノキです。「白くひも状にはがれる」
テーダマツです。
ハリエンジュ(別名ニセアカシヤ)です。「縦にやや深く裂ける」
(付録)長久保公園にはテラリウムハウスがあります。
水槽にミシシッピーアカミミガメがいました。大きいです。
お祭りの縁日などでミドリガメとして売られていますが、長生きし、大きくなると手放され放出されることが多いようです。ニホンイシガメと同じような環境で生育し、しかも繁殖力が強いため、ニホンイシガメの生育環境を奪ってしまうそうです(ウィキペディアより要約転載)。
テラリウムハウスの前には、見たことのない植物が植えられていました。
地湧金蓮(チユウキンレン)といいます。中国南部(雲南省)からインドシナ半島の山地(2000m前後)にかけて自生するバナナの仲間だそうです。
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