2023.10.07 俣野別邸庭園 いつものように旧東海道の鉄砲宿から俣野別邸へ向かうと、まずアカボシゴマダラがお出迎え。気温が低いせいか、じっと翅を休めていました。
正門を入ってすぐの左側のエリアはいつも日陰です。今日はほのかに陽が射していました。そこにインパチェンスが植えられています。斑入りの葉です。もしかすると、インパチェンスの改良種サンパチェンスかもしれません。
さらに進んで、別邸前のキバナコスモスにはツマグロヒョウモンの姿が! 今日は、いろいろな蝶に出会えそうな予感がします。
早速、ダイミョウセセリが現れました。この蝶は翅を広げてとまります。
憩いの小径には、ホトトギスの花が咲いていました。まだごくわずかです。
少し進んで左を見ると、ミューレンベルギアが咲いていました。
フジバカマです。
これもフジバカマですよね。
アメジストセージと休憩棟をのぞみます。前にもこんな写真を撮ったような。
休憩棟の前には、落ち葉が散り敷いていました。
芝生広場のブッドレアにヒメアカタテハがとまりました。
この紋様で分かります。
芝生広場の縁にはバラが。どれも小さな花をつけています。これは同じ株から、クリームと白の花を咲き分けるバラです。品種名は分かりません。
バラのそばには、チェリーセージです。
首を長~く伸ばしたコスモス越しに、休憩棟をのぞみます。
シャクナゲ園では、返り咲きが。昨年も10月に目撃しました。パープルマジックという品種です。
これは、ソリッドパレスです。
これは調べたところ、ナンバンカラムシの雌花のようです。
こちらは、ヤブマメです。小さくても目につきます。
カジノキの若木でしょうか? 花壇ではなく散歩道に生えていました。無事育ってくれるでしょうか?
林の小径をいくと、何やら臭いが、ギンナンがいっぱい落ちていました。
山野草の小径には、ホウチャクソウ(アマドコロかも?)の実がなっていました。
これはノコンギクでしょうか?
ヒカゲチョウがやってきました。日向で翅を休めていますね。
盛んに鳴き声が聞こえるので、目を上げると猫ちゃんの姿が。
アジアイトトンボではないかと思います。
一輪だけ咲いているサザンカの花にスズメバチがきました。キイロスズメバチでしょうか?
別邸建物の裏庭には、シダレザクラの花が数輪咲いていました。
そして、ジュウガツザクラがいくつも花をつけていました。
アカマンマですね。昭和10(1935)年、東京日々新聞(今の毎日新聞)が当時の著名人に「新・秋の七草」を挙げてもらったところ、高浜虚子が選んだのが、この赤まんまでした。他には、葉鶏頭(長谷川時雨)、コスモス(菊池寛)、彼岸花(斉藤茂吉)、菊(牧野富太郎)、おしろい花(与謝野晶子)、秋海棠(永井荷風)が挙げられたそうです。
アカマンマは別名イヌタデといいます。イヌがつく植物は、「必要ない」「役に立たない」というように、ネガティブな意味を込めてつけられています。やっぱり、この花はアカマンマがいいですね。