光触寺(こうそくじ)から十二所(じゅうにそ)神社の間に位置する大江稲荷神社付近の案内板

 

            

 
 泉水橋から明王院へ向かう途中に供養塔が立っていました。ハナニラ(花韮)と赤い椿が目をひきます。         

 

   

 

2023.03.15 五大堂明王院です。冠木門(かぶきもん)が印象的です。冠木門とは、左右の門柱を横木(冠木)によって構成した門のことです。本堂には、創建(1235年)当初の不動明王をはじめとする五大明王が祀られています。

   

 

客殿前では白木蓮(ハクモクレン)が見ごろを迎えていました。今日は風が弱いのですが、花びらがハラハラと落ちていきます。

 

 

 

境内で、テングチョウを見つけました。頭に天狗の鼻のような突起があります。

 

 

   

 

光触寺の参道を内側から撮りました。私が初めてこのお寺を訪ねた45年前には、夏になるとこの参道の両側にサルビアの赤い花が咲いていました。

 

境内には、塩嘗地蔵があります。朝夷奈(あさいな、朝比奈とも)峠をやってきた塩売りが地蔵さんに塩を供えておいたところ、帰りには塩がなくなっていました。地蔵さんが嘗めたのだろうと言い伝えられています。

 

山門の脇には桜の木があります。開花したばかりですね。

 

 

十二所(じゅうにそ)神社の近くで、黄色いラッパズイセンに囲まれて、まんなかの副花冠がオレンジ色のスイセンが花を開こうとしていました。

 

 

十二所神社へやってきました。この彫刻の「波間にうさぎ」はどういう意味があるのでしょう。「因幡(いなば)の白うさぎ(稻羽之素菟)」の話と関連があるのでしょうか?

 

境内にカワラヒワが飛んできました。

トリミングして拡大すると…

 

 

 

 

十二所神社から、十二所果樹園に向かいます。道のわきには、ヒメリュウキンカ(姫立金花)が咲いています。リュウキンカという名前がついていますが、キンポウゲの仲間です。

 

果樹園では、梅や栗の木が多く育てられています。梅の花は終わっていましたが、梅の木の間にショカツサイ(諸葛菜)が群生していました。三国志に出てくる諸葛孔明が出陣の先々で種をまいたことから、この名がついたそうです。

 

果樹園の展望台に着きました。遠くは霞んでいます。下方中央に見える木は?

 

 

この木のそばまでやってきました。「コヒガンザクラ(小彼岸桜)」とのこと。エドヒガンとマメザクラの雑種とされています。

コヒガンザクラの花です。

 

 

 

果樹園から元の道へ戻ってくると、朝夷奈切通しの入口があります。

      

小さな滝(朝夷奈の滝)に陽が射しこんでいました。切通しを進むと横浜市金沢区に抜けます。鎌倉時代は、金沢の六浦津の塩を運ぶための道として切り開かれました。光触寺の塩嘗地蔵の言い伝えはこんなところから生まれたのでしょうか? 今日は切通しへは進まずに、もと来た道を戻っていきます。

 

 

十二所神社へと戻っていく道々、朝夷奈切通しに源を発する太刀洗川(たちあらいがわ)の岸辺には、ヒメリュウキンカが咲いていました。太刀洗川は鎌倉の中心を流れる滑川(なめりかわ)に合流して相模湾に注ぎます。