タイトルの「何もない春です」は、岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲、森進一が歌って大ヒットした「襟裳岬」の一節です。団塊の世代には、懐かしい曲ですね。

 

 

国立科学博物館附属自然教育園のガイドマップです(ホームページより転載しました)。

  

      

 

 

 

2023.03.11 目黒自然教育園 正門から入り、樹木園を歩くと青木(アオキ)が多いことに気づきます。アオキは雌雄異株で、赤い実をつけているのは雌株のほうです。樹木園はもともと松林だったそうです。その後落葉樹が、さらに近年常緑樹が増えてきたそうです(林相の変遷)。

      

       アオキの芽ですね。

 

 

 

ところどころで貝母(バイモ)を見ることができました。アミガサユリとも呼ばれています。

 

 

武蔵野植物園では、片栗(カタクリ)が可憐な姿を見せてくれました。

 

 

雪割一華(ユキワリイチゲ)です。早春の、一つの茎から一つの花を咲かせる花という意味です。やや紫色がかった花が特徴です。花びらに見える部分は萼(がく)だそうです。他にも、アズマイチゲ、アマナなどが咲いていました。

      

       ユキワリイチゲが群生しています。

 

   

東一華(アズマイチゲ)です。関東で、一つの茎から一つの花を咲かせる花という意味です。

 

               

               甘菜(アマナ)です。球根が甘く食用にできるそうです。      

 

ウグイスカズラです。つる性ではないので、正しくは「鶯神楽(ウグイスカグラ)」だそうです。

 

            

               立坪菫(タチツボスミレ)です。茎が立ち上がる、庭(坪)に咲くスミ

               レという意味です。

 

 

土筆(ツクシ)ですね。水生植物園の池のたもとに生えていました。

 

 

ビンズイさん、こんにちは!  ひょうたん池近くの林の縁で出会いました。もしかするとタヒバリでしょうか? ほかに何枚か撮った写真を見ましたが、区別がつきません。

 

 

紫陽花(アジサイ)です。この時期、ドライフラワー状態の枯れた花と新芽が同居しています。

 

 

キタキチョウは飛びまわって、じっとしていてくれません。ようやくクサイチゴの花にとまってくれました。

 

 
自然植物園に来ると必ず、植物に詳しいおじさん(何人かいらっしゃいます)に出会います。今日も、そろそろ帰ろうと樹木園の道を歩いていると、他の人に説明している場面に出くわしました。説明によると、これは乱葉葵(ランヨウアオイ)で、根元に近いところに花をつける。これはまだつぼみの状態とのことでした。 

 

 

見上げるとずっと上のほうに辛夷(コブシ)の白い花が咲いています。ヒヨドリが蜜を吸いにきていました。あっ、もしかすると花びらを食べにきているのでしょうか?