2021年6月、当時私は最終学年の看護実習中でした。




とにかく厳しいと噂の教員が私の精神看護学実習の担当になりました。




指導中、私は真剣に助言や指導を聞いてきたつもりでした。



中には指導されて態度に出してしまう生徒も居ますし、見てきました。



看護の記録って正解がない分担当教員の裁量で評価する部分があるのでそのような態度を少しでも出してしまって教員から嫌われ、単位を落とされてしまう、もしくは合格点ギリギリにされるなど理不尽なことも多かったです。



なので極力態度には出さないようにしていました。




ですが、指導が終わった最後に、


「ささみさんは、笑顔がないよね。見ていて怖いよ。不貞腐れているようにも見える。こんなんじゃ就職してから労するよ」


と、あまりにも唐突に言われ唖然としました



最初は顔怖かったのかな?気を付けよう…と思いました。



教員にもご指摘ありがとうございました、とお礼を言い部屋を出ました。



看護実習中、記録も沢山あり、最終学年ということでこれから迫り来るテスト・研究・国試、そして就職してやっていけるのかなど色々悩んで辛かった時期でした。



その中で言われた「就職してから苦労するよ」という言葉が妙に引っかかって、「ここまで来たけど、看護師向いてないのかもなあ」「でも今から看護師諦める訳にもいかない」「でももう目指したくない」「自分っておかしいのかな」と、当時一人暮らしだったので帰ってから家で1人で沢山悩みました。




その日の夜、寝ようとして意識が落ちる寸前、脳に電流が走ったみたいにビリッ!!と痺れ、教員に言われた言葉、場面がフラッシュバックしたみたいに脳内に流れてきました。




何が起きたか分からなくて、怖くて怖くてその日は寝ることが出来ませんでした。