私は、事務所の人に挨拶をして、ビルを出た。
ビルの出入りが自然になって来た気がしてきた。
自然=慣れる
自分の適応能力の高さに、
驚きながら
戸惑いながら
そこらへんで適当に時間をつぶして
始発に乗る
電車に乗って30分くらいしたときに
「手帳忘れてるよーー!」
っていうメールが来た。
今日は休みだけど次の日は会社だったので
手帳が無いのはまずい・・
「夕方取りに行きます」
そうメールして真っ白の何も考えられない頭のまま
眠気と戦いながら
電車に乗る。
彼がそろそろ起きる時間だなって考えながら
この日、仕事が終わったのは朝5時だった。
ホテルに入る前は真夜中だったのに出たら本当に明るくてびっくりした。
最後少し手間取って5分くらい過ぎてしまった。
お客さんが「ドライバーさんに賄賂(笑)」
と言ってコーヒーをくれた。
「どうだったー?」
「すごくいい人で良かったです。喜んでもらえました」
「そっかぁ、頑張らないとね!」
そんな話しをしていたらドライバーさんの携帯に電話が入った。
「はい、社長から」
「もしもしはるかちゃん、どうだった~?」
「なんとか頑張れました」
「続けられそう?」
「・・・はい、頑張ります」
「そっかそっか、良かったー!」
デリヘル嬢はるかの誕生。
私が、自分で頑張るって言ったんだ。
事務所に戻ってお金を受け取る。
8100円だった。
事務所から出て
ドライバーさんの車に乗る
「50分てどういう風に時間配分したらいいですかね?」
「あ、ちょっと待ってー。コース変ったみたい・・・100分だって」
私が事務所を出た頃に別の電話で100分の予約を受けたみたいで
それで、私を稼がせたい店長は100分コースに変えてくれたみたいだ。
100分ももつのかなー・・・
ドライバーさんに聞いたら
「あっという間だよ!最初は100分で良かったと思うよー」
そういうものなんだ・・
ドライバーさんにコース内容をもう一度確認してホテルに向かう
「今日は初日だから俺も一緒に玄関まで行くから。それで支払いしてもらうけど次は一人で行くんだよ」
ホテルに到着して
支払いが終わり、玄関で事務所に電話をする
これからだ・・・
お客様は本当にいい人だった
ほとんどマッサージとお風呂で
ヘルスのコースは少しだけだった
本当に時間はあっという間で
最後のシャワーは一人で入った
消毒はかなり入念にした。
私もお客さまも
でも一番強い消毒液を何度も何度も自分の中に直で入れた
そして
「あぁ、検査しなきゃ・・」
そんなことを考えていた