なでしこ、素晴らしいチームじゃないですか?

リオ五輪に出られず、頼りたいはずの川澄や永里を選ばず、数々の強豪との練習試合で惨敗し続けても、ワールドカップに出て、そしてオランダを圧倒する攻守を見せられた。

オリンピックを逃した悲劇を忘れてはいないか。
個人的にも、ドキュメンタリーで見たことがある、海外でたくましく活躍する宇津木選手や、10番阪口、使って欲しかった。ケガで出られなかったそうで、それなら選ぶな、という声がある。

でも、若手が敗戦後のインタビューで、
口々に出られなかった選手、引っ張って支えてくれた先輩のために、と言っていた。
ベテランは、インタビュアに引っ張ってきましたね!と言われたとき、一番ウルっとしていた。

そういうチームって簡単に作れるもんじゃない。
批判する人は、自分が監督になってチーム作ってみろって。
あの五輪逃した悲劇から、悔しさの涙を生み出すチームを作った監督、選手、チームを讃えてもいいんじゃない?

やはり女子チームは、男子チームとは全くの別物。
なでしこリーグ得点王がいないとか、批判はいろいろあるけれど、高倉監督が、選手としての経験、女性にしかわからない人間関係を見て作ってきたチーム。
佐々木前監督は、男性という立場を生かして程よい距離を保てたようだけど、高倉監督は、自分しか引き受ける人がいない、というプレッシャーのなかで常に戦ってきた、強い人。
番組で見たけど高倉さんは自分の選手のときの基準があるから、求めるものも高いし、違う。
いくら国内で点とっても、
いくら猶本選手のように海外挑戦しても、
本戦で戦えるかどうか、よく見てる。
ケガしているら阪口の方がいいと選んだんだから、
来年18人と今より5人出られる選手が減るオリンピックではより厳しくなる。
きっとそのときにはケガしたベテランはもう選ばないだろう。
全てはサイクルを回すため。
人は誰がのため、という思いがあっめ初めてチームプレーができる。

澤、宮間の時代も、若い頃からたくさんたくさん悔しいと経験して大きな花を咲かせた。
時代のサイクルを回すには、必ずどの国も必要な悔しさがある。

今日勝利したオランダは、そのサイクルが今回ってきたのだろう。
本当は、オランダが負けるのも見たくないくらいやはりあのオレンジを見ると身体中が熱を帯びるけど、今日の試合内容であのラッキーゴールで勝ってるオランダはあまり好きじゃない。

結局フィジカル優位なチームが女子も残った。
今のサッカーは男女共にそうなのだろう。

ならば男子がそうであるように、先駆者がたくさんいる女子こそどんどん海外いかなきゃ。

なでしこの今日の涙は、これで日本からまた女子サッカーが離れていく不安、自分たちが盛り上げるんだとみんなが持っている責任が強くあると思う。

こんなところで歩みを止めなくていい。
佐々木監督のときに比べて監督のために、監督のおかげ、という言葉は少ないけど、同性同士の場合、女性監督は嫌われ役に必要以上になることもあるだろう。

このチームでやりきった、と鮫島選手。
もっとこのチームでやりたかった、と全員。

成長のサイクルを止めちゃダメだ。

ちなみに、以前なでしこが快進撃を見せたとき、
初めてなでしこが好きになり、驚いたのは、どの選手もインタビューでの受け答えがしっかりしていたこと。
男子、特に黄金世代は酷かった。

でも、今月のU-20ワールドカップ、トゥーロン国際大会、そしてコパアメリカでの若い男子たち、言葉がとてもしっかりしていた。

共通しているのは、
男女共に世界で活躍できる力を見せてきた先輩たちの影響があると思う。
本田、香川、長友、長谷部、川島、岡崎…
彼らも北京五輪でダメダメだった。
でも、海外で見返した。
そういう先輩とたくさん会話をしたり、
向上心が高いのだろう。

日本への見方、見返してほしい。
ホームの東京で。オリンピックで。

こんな素晴らしいチームスポーツ。
子どもたちも、やってほしいなあ。。
家族でサッカー見る夢叶えたいんだけど…