ネオスポまでにこの記事を仕上げなければ。

ネーベルホルンでは色々ありました。

高橋木原ペアの惜しい演技や(五輪ってやっぱり簡単じゃないなぁ)

リーズの神がかった演技とか(クリスの侠気に涙)

凄かったらしい織田くんとか(男子は大輔さんの後で見るよ。全部)

語るべき事は色々あるのでしょうけれど、

まあ、ここはやはりうちのブログくらいは安藤さんの事をぼちぼち書かせていただこうかと思います。

かんだは

安藤さんのファンです。なので、彼女が嫌いな人には不愉快な内容になるかもしれないので、読まない事をお勧めします。読んで不愉快になったよ、ハハン的なご意見はナッシングでお願いします。
でも、そこはちがうんじゃねーのみたいなのを嫌って言ってる訳じゃないんですがね。

なんか、安藤さんの記事だけやたらと私の思っていた方向ではない部分に同意をされる方が多いので( ̄ー ̄;


と、前置きすらびびってますが。


少々わたくし安藤美姫という人をみくびっておったなって思っております。


それは、彼女の陣営はどうか知らんけど、彼女自身は己の今の立場をよくよく理解しているという事です。はい。


まず、これほんっっとうにツイッターでもよく見かけたし、私自身も何度も言われたんですが


安藤美姫はモロゾフを 諦めてない

安藤美姫はモロゾフを狙ってる


・・・・・・・え?

正直、なんでそんなにニコライを有り難がるのか分からん。


だってさ、大輔さんのファンの間ではニコライは「余計な事する人」だし「プログラム弄る人」だし「昔裏切った人」だし、正直

ロシア陣営じゃなかったら、二度と大輔さんに近づくなよ!的な想いを抱いている人がほとんどじゃないの?

それなのに、安藤さんがニコライに依頼した事自体を何だかとんでもない不正をやってるように、やたらと叩く人が居るのがね

まずびっくりしたんですよ、私。


ははは。


もちろん、私はね、ニコライが安藤さんの依頼を受けたら不愉快ですよ。

ニコライに対してね。


またも、お前は大輔さんをないがしろにするのか。
前の経験を忘れたのか。
今度はお前から復縁を願っていてこの様か。

二度とてめえの顔なんか見たくねえ、大輔さんのキスクラにお前を座らせるくらいなら、岳斗先生のエイドリアンを座らせてくれるわ


などという言葉を密かに用意して待っておりました。

うん。正直 受けると思ってた。。。


なぜって、ニコライ今結構可愛そうなんだもの。

レオノワちゃんは奇跡でも起こらない限りオリンピック代表は難しいし
ボロノフさんとアモには去られた上に、新しい体勢でハッピーって言われ、
イリカツの振り付けはヤケクソでシュピルに協力求めてスケオタの評判上々だし、


肝心要の大輔さんなんか

去年の手出しにより世間の戦犯扱いハンパなく、言わないけど大輔さん陣営からも
「振り付けはもういっか」的に外注され、(彼の所為ではないって大輔さんが言ってる時点でスケート界ではもうその路線で話されてる感ありありだし)
母国語で話すチームががっちり抑え
夏の合宿なんか1週間だし、

ニコライの手元にくっきり残ってる選手って、
え?もしかして、アブザル だけか?


みたいな状況。


おまけに大輔さんは五輪のメダルは黄信号的世間の扱い(あたしはそう思わないけどさ)


そこへ、元世界女王、出産後技術と体力は落ちちゃってるけどスペックはアリアリと知っている安藤選手がですね、のこのこやってきて

「ニコライ、助けて!あなたの助けが私には必要なの。私をオリンピックへ連れて行って」

とか言ったら、どうなるか…


ねぇ。。。。。。

前にも書いたと思うけど、ロシアのコーチはみんなシビア。
一回金メダルを取った選手より、新たにメダルを取ってくれる選手の方が大事なのです。
何故なら同じ人がメダルを取っても、そのコーチにとっては一人のメダリスト。けれども、新たな一人が取ってくれたなら、そのコーチは二人のメダリストを育てた事になる。

なので、2012-2013シーズン、復帰を目論む安藤さんにすげなくした訳ですよ。あの男わ。


まあ、ちょっと、本当に大輔さんのファンの人はみんななんだって大輔さんを語るニコライは嘘つきだと信じてるのに、安藤さんの事を話すニコライは本当を語っているって思うんでしょうねぇ。。。。

奴は  うそつき  ですよ。少なくても、メディアによって言い草を使い分けますよ。安藤さんのコーチを引き受けたら恋人発言なんか

無かった様に振る舞うに決まってますよ。はい。

この不遇のコーチにとって、今の安藤美姫はまさに渡りに船。自分の思うままに操って、上手くいけばお慰み。もしも、ソチへの切符を掴ませる事ができたなら、

ママさんスケーターで、シングルマザーで、さらに出産のブランクがありながらそれをオリンピックまで持っていけたという勲章まで手に入る始末。

おまけに、プログラムは弄りたい放題。そして、どこまで弄ったら安藤さんが対応できるか奴は熟知しているのです。

この誘惑を奴が払いのけれるほど、大輔さんをリスペクトしているかどうか。

さあ、見せてもらおうじゃないの

という気持ちで私は事の成り行きを見守っておりました。


私は安藤さんがニコライに依頼するのは、ごく自然で当たり前の事で、彼女がソチを目指す最短距離はそれだろうなって思ってました。


ま、受けるかどうかはニコライ次第。
受けなかったらもう一年だけ、大輔さんのコーチとして奴を信じてやろうじゃないか(←偉そう)

いや、だって嫌いなんだもん。
去年の一端でコーチとしての手腕にも疑問が吹き出たんだもん。
安藤美姫しかうまく仕上げられないんじゃないのとか思ったんだもん。



だからね、安藤さんがイタリアのリッツォコーチに決めたと聞いて、正直

え?

と思いました。絶対に犬の様にニコライの事を待ってると思ってたからです。
けして、安藤さんから「もういいです」とは言わないんじゃないかって思ってたんです。

でも、それも仕方の無い事だと思いました。

深夜のスポルトで中野さんの密着ニュースを見ていて、コーチとかいかに大事なものなのかという事を、まざまざと見せつけられたからです。

軽く、中野さんのアドバイスで美姫ちゃんの3Lzは本来の回転を取り戻しました。

外から中味が分かってアドバイスしてくれる人がこれほど大事だとは…

美姫ちゃんはもうニコライを頼るのを止めたのです。

自分で決めて自分で選んだコーチです。ネーベルで一番私が嬉しかったのは

跳べた3Lzでもなく、滑りきったフリーでもなく、
このコーチの存在でした。

ああ、良かった良かった。これで、安藤さんもなんとか追撃の準備が整ったと。


珍しく今回のネーベルはインタビュアーが知り合いだったのか、いつもみたいにこわばった顔ではなく、リラックスして安堵したような表情で、思った事を何とか自分の言葉で一生懸命伝えようとしていました。


試合の難しさ、準備の少なさ、拙い演技を見せる確率の高い事への世界女王としてのプライドの傷、招待してくれたドイツの連盟への感謝、応援への感謝、リスペクトが嬉しかったと(´・ω・`)


何度も言っておりますが、私はこの手のスポーツがまったくの平等だとは思っておりません。少なくても、2度の世界女王なら他国ならもう少し彼女への贔屓はあったと思います。まあ、ここは日本で、安藤さんは日本の選手で、日本人として大攻撃対象であるという事は百も承知ですがね。ははは。。。。

でもさ、NHK杯の自国枠くらいは、普通はまわてきてもいいんじゃないのかなぁ…ってくらいには、凄い事だと思うんですけどね。2度のワールドチャンプってさ。。。。

まあ、いいんだけどね。
しょうがないしね。やっちゃった事は元に戻らないしね。
彼女はそういう意味では「自分の我を通す」事で受けるペナルティに関しては
「まあ、そういうもんだよね。悔しいけど」的達観はしていると思う。
(達観はしているけど、それは受け入れてる訳は無くて、不満なんだよ。自分の処遇に疑問を持った事ない人って居ないと思うけど、そういう「イラ」とする事はあると思うんだよ)

でも、彼女の一生懸命話した言葉は、今までと違ってあまり保身を考えて無いというか、もはや保身を考える必要がないと言うか。

うん。

彼女は強くなったのだなぁと。

もはや、諦めたという事かもしれないけど、

ここでがっかりと肩を落として嘆く事はするまいと思ったのだなあと。


一部の狂信的なファンの人の為にやってるという人もいるけれど、
そうじゃなくてもう

自分の為に ようやく 自分の為に やったろうじゃねーか

って思ったんじゃないかなと思ったのですよ。


でね、

彼女は自分の立ち位置をよくよく分かっているのですよ。
周りがどうかは知らないけど。

彼女が正直に話した言葉で

ソチを目指すとか言える立場ではない


フリーを滑りきる体力は無い。

練習が足りてない


全日本で優勝しないとソチには行かせてもらえないのは分かってる
「五輪は、今の状況だと全日本選手権で優勝しないと出してもらえないので、そこまで特別に出たいという意識はありません」

これ、誤解されやすい言い方なんですがね

「五輪は、今の状況だと全日本選手権で優勝しないと出してもらえないので、できるかどうか自信はありません。だから、絶対行くとか言えません」

って事なんですよ。。。

ソチがご褒美ってのは今でも「やめとけ、それは」っていうフレーズなんですがね。。。

彼女的に「奇跡でも起こらないと行けねーや」って事は分かっているんですよ。


高須とNIKEというなんかあっさり掴んだえらい金払いの良さそうなスポンサーと
何とか間に合ったプログラムと
ここへきて気の合った優しげなコーチと
連盟が手配した訳でもなく海外試合で手に入れたミニマムスコアをもってしても


浅田真央の壁は高い

と彼女は知っているのです。だって、万全のときですら、なかなか勝てない相手ですからね。全日本の浅田真央ってのはそれだけすっげえ脅威だと言う事です。

そして、今の自分と連盟の関係図を見ても「優勝以外に目はない」と知っているのです。

もしも、スポンサーの意向やらテレビ局のてこ入れで代表が決まるって思ってる人が居るとしたらですね、

2009年の全日本でフジ所属が決まっていたゆかりんが、全日本の結果でアッコさんに代表をかっさらわれた事を思い出したらいいと思います。

連盟は「不公平感」にやたらと拒絶反応がある組織です。

安藤美姫だけを特別扱いとかしないよって体裁を取って、自分たちは平等である事を声高に宣伝している訳です。

その連盟が、どんなごり押しでも 安藤さんが優勝以外でソチへの代表にする事は
絶対にないでしょう。


だから、浅田さん、あっこさん、かなこさんの三人がファイナルへ行ったら、もうその時点でたぶん安藤さんの望みは

全日本の優勝しかありませんし、ファイナルへ行けなかった人が居たとしても、世界ランキングって縛りがあります。

だから、安藤さんはこの挑戦が酷く険しく大変な割に報われる可能性がほとんど無い事を知っている訳です。

でも、まあ

それもいっかやるだけやってみよう

って頑張っておる訳ですよ。


重ねて言いますが、彼女の陣営がどう思っているかは知りません。
その

どうやら 居る やたらと目端の聞くブレーンが入ってからの安藤陣営の作戦はなかなか凄いですからね。。。

いや、だって周回おくれでソチへの道を目指している訳ですから、そんぐらいしないと勝負にならんでしょうって思ってたけど、

いやあ、ほんと、もう少し早く来てくれたら良かったのに。。。

ってくらいスマッシュヒットを飛ばしているブレーンがどうやらおりますが。

いいか悪いかは別にして、「チームの作戦」という柱が立った事だけは確かです。
うん。何とか間に合ったか。ぎりぎりか。

こういうの他国は連盟がやってるんだけど、日本は自前だよね。
自前でどこまでそういう人間を集められるかにかかってるよね。
選手は大統領で陣営は幕僚さ。参謀が必要なんですよ。
目端が利いて、世界とパイプがあって、顔の効く。それにプラス軍資金。

うん。凄いぞ、美姫ちゃん。何とか揃ったぞ。驚いた。駄目だと思ってた。
安藤美姫は運もあるぞ。


やたらと叩かれておりましたが、ネーベルの復帰戦の後は少し風向きも変わりました。

そうです。昔から勝負は

勝てば官軍 なのです。



なので、安藤さんの陣営がどんな動きをするのか私は分かりませんが


少なくても、安藤さん自体は

今の自分の立ち位置をよくよく知っており

そういう部分ではない所で戦おうって決意したと認識致しました。


いやあ、強いね。
母は強しってあんま好きな言葉じゃないんだけどね。

流石に永久内燃機関を手に入れただけはあるね。

落ちない安藤美姫の怖さはこれからですよ。




とか、言いながら大輔さん以上のジェットコースターな安藤さんを7年見守って来た身としては、何と言うか


自信はないんだけどね…

またやらかさないといいけど…みたいな…(T▽T;)