1秒もないくらいの時間で
私は気づく。
私は見つける。
長い年月かけて刷り込まれた記憶は
どんなに蓋をしても鍵をかけても
簡単に溢れる。
見えたものなんて僅かで
それも一瞬だけれども、
私は間違えない。
100パーセントの確率。
忘れてない訳ではないし
恋しい訳でもない。
でもその一瞬の映像は消えない。
絶体絶命的な状況で
速まる鼓動はどういう意味なんだろう
手汗握るのはなぜだろう
これ以上は耐えられない
どうかこれっきりにしてほしい。
同じ空間に閉じ込めないで欲しい。
切実。
私の対応はあれでよかったのだろうか。
怖くて後ろは見れなかった。
そんな私を落ち着かせる存在に
頭は上がらない。
