“カフェの間”通信便り

 

改めて大切な気づきがありました

昔に付き合いのあった知人が研究論文受賞しました。幾つもの論文を出している中、今回もすごいことだなぁ‥と思った半面、嫉妬や妬み、私との比較が湧き出てきました。私は昔から殆ど他人に対して嫉妬や妬み、比較は持たないほうだったのですが、今回は自分の軸としている研究に深く関連していたため、つい悪い感情を抱いてしまいました。よく嫉妬や妬み、比較はよくないこと、いけないことだ‥と言われますが、何かモヤモヤ感が募ってしまい落ち込んでしまいました。一日が経ち、ようやく落ち着いて頭を冷やして考えたところ‥あることに気付きました。

    

1 相手は専門家を対象としていて、格式の高い文章だが、その先にはより良い行政を先導すること‥それに対して私の文は一般市民を対象としていて、崇高な文章ではないが、一般市民に分かり易く語っていること‥と

2 人それぞれやっていく舞台や次元、立場が異なるもの

3 私が研究している意義や意味を考えさせられたこと、何を求め、何を研究しているのか、ライフワークの原点に戻ってみたこと。

4 「造園学」を研究している方が大勢いる中、私は東京農大造園で学んだ「農における造園学」として誇りを持って望むことを改めて考えさせられたこと

5 とは言っても、必ずしも造園学だけが研究ではなく、関心興味のある研究は幾つもあり、それを多角的、複合的、総合的、立体的に考察していくことが必然と考えること

 

これからも、自費出版の執筆、市民講師での講演に向けて、地域の文化や歴史、自然などを自分の言葉で、専門家の方に対してではなく一般市民の方々に分かり易く語っていきたいと考えます。うぬぼれと思われてしまいますが、今まで行ってきた農における造園学も地名研究を基とする旧町名の研究も‥珈琲による移動カフェも‥先駆けた私を誇りに思います。そしてこれからも継承していくつもりでいます。