湯河原には美味しいラーメン屋さんが、いろいろあります。
飯田商店さんは東京にいる頃から知ってはいました。
テレビで紹介されていたり、コンビニでラーメンが売られていたり、とにかく有名。
気になってはいたものの、コロナの前は100人以上の行列、コロナになってから予約制だけどなかなか予約できないとか聞いていたので様子を見ていました。
そんなこんなで月日は流れ笑、GWも終わったし、そろそろ行ってみようかなと思い、ダメもとで予約してみようと思いました。
しかしそこは人気店なので、WEBから予約しようにもすぐに埋まってしまう・・・。
毎週火曜日の12時に受け付けているのですが、ようやく三週目にして予約に成功しました。
クチコミを見ると30週チャレンジしたという人もいるから、まだラッキーだったのかも。
お天気は快晴。
ようやく飯田商店さんのが食べれると思うと、ウキウキします。
お店の前に到着。
11時の回は最初の回なので、ちょうど店長の将太さんがのれんを出していました。
店構えは一見すると有名店にしては小さいかなと思うのですが、
これが中に入ると結構広いのです。
食券を購入してから受付の女性の方に、予約した名前と買った食券を見せます。
1時間ごとの入れ替え制です。
そしていよいよ11時の組が呼ばれました。
まず入ると「いらっしゃいませ!」と威勢よく、将太さんやお店の方が声をかけてくれます。
中はまるで料亭のよう。
一番奥のテーブル席だったのですが、さらにその奥はガラス窓で仕切られていて、粉を配合しているのが見えました。
二人で3種類頼みました。
私が頼んだのは。塩ワンタン。
盛り付けが美しいです。スープがキラキラとして黄金色でした
スープは透明で塩はひかえめですが、しっかりと出汁の味がして繊細でした。
スープだけでも立派な料理です。
麺は細くツルツルと。
チャーシューは薄く、噛むとじわっとお肉のおいしさが口に広がります。
あとは醤油チャーシュー。
単にしょっぱいのではなく、お醤油本来のおいしさというのを知りました。
そしてつけめん。
つけ汁は、冷たいのと温かいのを2種類。
そしてねぎ、すだち、フキ味噌、わざびが添えられていました。
「まずは何もつけずに麺をそのまま召し上がってください。」と言われました。
白いほうはプルンプルンの歯ごたえ、そして茶色のほうは小麦のよい香りとざらっとした舌ざわりが面白かったです。
冷たいつけ汁はまるで日本そばのよう、そして温かいほうは麺の香りや甘さがよくわかります。
すだち、フキ味噌、わさびなどと一緒に食べるとまた一味違います。
いろんな食べ方を楽しめます。
ひとしきり食べたあと、お店の方がチャーシューと出汁を出してくれました。
説明されたとおり、その出汁を麺にかけようとすると、とろーっとはちみつのような液体が出てきました。
びっくりしたのですが、コンブから作った出汁のようです。
それをかけて温かいつけ汁に放り込むと、ふわーっとコンブの香りが広がります。
おいしいだけでなく、マジックのような遊び心もあり、なぜ飯田商店さんが人気のお店なのかよくわかりました。
また機会があれば行ってみたいです