このblogを放置して1年半…。(笑)
父に癌がみつかって早2年が経とうとしています。
ありがたいことに
数か月と言われた父もまだまだ健在です。

書いていなかった1年半の記録とここ最近の話を少し。

まず。
去年の8月15日。
愛するルイちゃんが他界しました。
父は
「お父さんのかわりにルイが死んだんだ…。」
と言っていました。
7月くらいから体調が悪くて、病院通いだったルイちゃん。
心肥大だったので、心不全だったかと。
朝起きたら、もう冷たくなっていました。
突然の別れに家族の悲しみははかりきれず…。
「もう、動物を買うのはやめよう。」
と話し合いました。

それから、いつだったか。
父の糖尿病(以下DMと表記)が相当ひどいことに。
抗がん剤中のステロイドが影響してるとのこと。
約1か月間抗がん剤の投与を中止し、
DMの数値をみることに。
1か月後、落ち着いてきたのでDMの治療をしながら
抗がん剤も引き続き投与。

父は元気だけど、
ミイラみたいにガリガリに…。
DMのせいかと思われ。
月に1度ほど、叔父と一緒に仕事に出かけますが
「体力のもたん…。きつか…。」
とバテるのが早いらしい。
風邪も引きやすくなったかな。
けど、回復も早い。(笑)
先日も38度の熱を1日で完治させてました。
恐るべし。
わたし…半月かかるのに。

最近の父はというと…。
梅ちゃん先生の総集編を
「ほら!梅ちゃん先生のありょるぞ!
 この話はお父さん見とらんやった!」
って観ていたり。
髪を切ってきて、鏡を見ながら
「(高倉)健さんカットにしてくださいって言いきらんやった」
って照れながら言っていたり。
今日は…なんとっ!

父が洗濯物をたたんだーーーーー!!!!!

わたしの中では大進歩な父の行動!
家事なんて全くしない父なのです。
洗濯物は干してくれるけど…
たたまれるのは初めてだった…。
けど、やっぱり、想像に値するほどの雑さ。(笑)
不器用にたたまれた私のパジャマと部屋着に笑いました。
けど、うれしかった。

相変わらず、わたしには激甘な父。
12時前に帰宅したのに
わたしが帰宅する前まで
「まだ帰ってこんとか!!!」
とマジギレしてたらしいけど、
わたしが帰宅するとだんまり…。
姉も笑ってました。(笑)

当たり前のように過ぎゆく生活の中で
父がいてくれるしあわせ。
ありがたく過ごしています。
毎日、父の背中に薬を塗りながら
「今日も生きていてくれてありがとう。」
と思っています。

もうすぐ、丸2年。
父のいる日々に感謝しながら。
今日も無事でいてくれてありがとう。
最近、ふと思う。

いつか、いつか、父の死を目の前にしたとき、
私はそれを受け入れることができるのだろうか…。

最近の父は相変わらずまずまずの調子。
7月に一度黄疸が出て10日あまりの入院をしたが
それ以降はまずまず。
時々、白血球が上がりきれずに抗がん剤を打てないこともあるけれど
先週は打てたし、体調が悪いのも1日のみだった。
抗がん剤の副作用は毎回まちまちで
頭に発疹が出来たり、足に発疹が出来たり、手先がしびれたり。
父本人も「ああ、またか。今回はこうか。」という様子。
でも特に大きい体調の変化もなく、
数値の変化もなく、良好、といっていいかな…。

8月15日。
愛犬のルイが他界。
6月にフィラリア感染し、治療をしていて、
お薬ももらって、一度は回復したものの、
7月中旬から咳が出るように。
気管支炎か循環器の病気か、薬を飲みながら様子を見ようと
病院の先生とも相談していて、
14日の夕方、食が進まず、翌朝病院へ連れて行こうと思っていたのに
15日の朝、もうお星様になっていた…。
確かに食欲はなくて、少し元気もなかったけれど
死んでしまうほど弱っていなかったのに
なんで?という気持ちだけが残る。
父と母と、るいを見送り、
るいの亡骸を前に父が
「るいはお父さんの身代わりになって死んだとた。
 おかげで昨日は具合が悪かったけど今朝はどうもない。」
と言った。
お盆だから、きっとじいちゃんばあちゃんが
一緒に連れて行ってくれたんだと思う。
きっと父の言うように、父の身代わりとして。

毎月お寺の護摩焚きへ行くことも続けている。
8月は日曜にあったので家族3人で行けた。
おかげで、大きな病変もなく過ごせる毎日でありがたい。

最近近所のおじさんたちが仕事リタイアで
父の相手をしてくれる方も増えて、朝晩の散歩も楽しそう。
井戸端会議に楽しそうに出かけていく。
自転車も購入し、涼しくなった夕方、ふら~っと散歩にでかけたり、
母が8月に定年退職を迎え、嘱託雇用になったため、
今までのように自由に休みがとれなくなって
病院までの1時間半を自分で運転していくようになった。
体調がいいときは庭弄りをし、庭の草取りもしてくれている。
洗濯物もお願いしたり。
疲れたら、ソファーでごろーんと一休み。
暑い夏も元気に乗り越えてくれた。

去年の10月に癌が見つかって、
正直家族みんながこんなに生きてくれるとは思っていなかったところもある。
神様が父を生かしてくれていること、
きっと意味のあることだと思うし、
父との毎日をもっと大切にしなければ、と最近再確認しているところ。
父と過ごす毎日が愛しい日々であることを、忘れてはならない。
きっと、父の死を迎えたとき、
こんなに準備期間があっても受け入れることはできないんだろうな、と
今からそう思うけれど
いつか、そのときが来るまで、
父との時間を大切に、家族孝行をしながら過ごしていきたい。

当たり前のことが当たり前でないことを胸に刻んで。
今日も一日、ありがとうございます。
明日も父が、そして私たち家族が、
笑顔で過ごせる一日でありますように。
最近、父の体調がすごぶるよいせいか、
blog放置率高めで姉に叱られた。。。

まとめて1ヶ月を振り返ってみよう。

姉が帰ってすぐの通院日は無事に抗がん剤投与。
それから順調に通院日に抗がん剤投与できている。
白血球の数値も順調。
以前に比べて副作用でダルそうにしていることも少ない。
時々ダルそうにしていることがあるけど
前みたいに機嫌が悪そうにしていることはない。
ただ少し、疲れやすくはなっているかな…。

GWには母と地元の藤を見に行ったり、
のんびり毎日を過ごしている。
5月12日の結婚記念日も家族3人でケーキでお祝い。
DMがあるからケーキを買うか迷ったけれど
私のBDでもあるので、たまにはヨシとしよう。
家族3人で過ごせるのはあと何回あるかわからない。
大切にしたい家族みんなの記念日。

この前の日曜はいつもお世話になっているお寺で護摩供養の大祭。
両親と本家の叔母と4人で行った。
父の癌が完治するようにと真剣に祈る。
大祭後、ご住職が数名に記念品をプレゼントされ、
父もパワーストーンのブレスを授かる。
たいそう嬉しそうな様子だった。

今日は朝から叔父とともに仕事へ。
まだ本格的にできるわけではないので手伝い程度。
それでもいい気分転換になったのではないだろうか。

毎日庭弄り、ルイのえさやり、近所のおじさんたちとの井戸端会議。
何気ない日常でも健康に過ごせているだけでもありがたい。
今日1日、穏やかに過ごせていることに深く感謝を。