マツリセッション独演会スペシャルゲスト立川志らく
9/4(金)大阪 厚生年金会館芸術ホールにて
人生初めてのマツリセッションを体感した。
いわゆる初体験である。
僕にZAZEN BOYSという名の処女膜があったのならば
確実にこの日に破けたであろう。
この日までに数え切れないほどZAZEN BOYSの曲を聴いてきたが
この日まで膜は破られることはなかった。
つまりは
「百聞は一見にしかず」
ということである。
数百回ipodから曲を流すよりもたったライヴを1度見る方が
その衝撃は遥かに大きい。
それ故にライヴは良いのであるのだが。
今回のライヴはオールシッティングであったにも関わらず
これまで見てきたどのライヴよりも心が大きく揺さぶられた。
音楽を聴いてこれまで動揺したのは初めてである。
心の揺らめきが頂点に達したのは10曲目のウォーター・フロント。
思い入れのある曲ではないが、まさにエレクトした。
頂点に達したのである。
唐突で申し訳ないが
突然このとき僕の心にはある一つの衝動が芽生えた。
その衝動は……そう、ある種の「性的衝動」。
僕は隣にいる見ず知らずの少女のその柔らかな左手を握ってしまいたかった。
どうしてもその時感じた感情を誰かに伝えたかったのである。
感動のあまり、思わず少女の左手を取ってしまった男。
突然手を握られ驚き、少女は左を見る。
2階席中央で見つめあう男女。
演奏続けるZAZEN BOYS。
少し気まずそうに俯く男。
そんな男に女は笑顔を向ける。
男は女の笑顔に戸惑いながらも喜びを感じる。
男と女はそのまま手をつないでどごまでも。
どこまでも……。
みたいな話は無く、すんでのところで自制心が働き、両手は膝の上。
もし実際に手を握りにいっていれば
良くも悪くも僕の人生は大きく変わったであろう。
……閑話休題。
このライヴの最大の目玉。
立川志らくがZAZEN BOYSがAsobiを演奏する中
すばらしい演出を持って登場した。
この演出の素晴しさは僕の文章力では到底表現しきれないので省略。
この立川志らくという人物はまさに傑物である。
落語なんて全く知らないロックバカを5分も経たないうちに
自分の世界に引き込んでしまうのだから。
ロックコンサートの会場を一瞬で落語の寄席に変えてしまったのである。
演目中も笑い声が会場中を響き渡った。
落語という伝統芸能のすごさなのか、立川志らくという人物のすごさなのか
あるいはその両方なのかは定かではないが
ロックファンの心にも落語が伝わったのであろう。
ライヴの最後を締めくくったのはメンバーの口によるマツリセッション。
曲は安眠棒。
会場の聴衆もクラップハンドで参加。
客もどんだけ正確に構成覚えてんだっていう。
キメもしっかり決まってた。グルーヴがヤバかった。
そして相変わらず一郎が終始笑顔だった。
ってな感じでライヴ終了後は一人でふわふわ歩いてたら道に迷って
心斎橋に帰ろうと思って歩いてたのに気づいたら大和橋っていう駅に着いてた。
どこやねんって感じで、地下鉄乗って梅田の一歩手前の淀屋橋で
間違えて降りてみたりしたけどちゃんとお家に帰れましたとさ。
まぁZAZENのライヴはそんくらい良かったよってことでおわり。