まずは最新情報(*^^*)

◆3/5、中京スポーツインスタに、功労賞の別写真

https://www.instagram.com/p/CMCil24FyVs/

◆3/5、2015DOIポエタ動画。感謝！

Sota YAMAMOTO - 2015 DOI - 山本草太

youtu.be

・ツベに現在ある動画はインタビューが途切れてました。こっちはインタ完全版！

・デリモに現在ある動画はカクカク。こっちはコマ数多くなめらか～＼(^o^)／

◆3/7、引退選手特集の龍樹くんシーンに登場♪感謝！

https://youtu.be/13YfCyZWLS0

（動画よりキャプチャ）

◆3/13、クワドラプルアクセルの最新号発売！

[スペシャル対談]
山本草太×須本光希「幼なじみでライバルで」

[フォトギャラリー]
名古屋フィギュアスケートフェスティバル

楽しみですね！

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4635907384/

さて今回は、前号のクワドラプルアクセル（12/23発売）での

草太くんと大西先生の対談より、抜粋してお送りしますm(_ _ )m

https://www.amazon.co.jp/dp/4635907376

8年越しの信頼と絆

数々の栄光と挫折を乗り越えてたどり着いたのは、

代名詞ともいえるスケーティングの基礎を叩き込んだ恩師の元だった。

（取材/黒尾順子）

大西)　彼とは8年のブランクがあるんですけど、その間にずいぶんスケートが上達したな、と改めて感じています。彼のいいところをどうやって磨いていこうか、どうやって伸ばしていこうか、よく観察して日々勉強しないといけないなと思っています。やっぱりすごく能力がありますよ。素晴らしいですよね。

草太)　ありがとうございます。僕はどうしてもマイペースで練習してしまうところがあって、それが最大の弱点でもあるんですけど、大西先生はそこを見抜いてくださって（略）

大)　よくわかっているなと思います。大人になったんだね。自分の弱点をわかっているというのは、すごく大切だと思うんですよ。弱点をわかったうえでよいところを磨けば、間違いなく超一流になるんじゃないかな。（略）

草)　やらなければいけないとはわかっていても、「自分をいじめぬく」ということが、自分ではなかなかできないので、その最後のひと押しを先生にやっていただいています。（略）

大)　やっていることが生半可なことではないのでね。ただ、彼はすごく熱心に練習してくれるので、そこは感謝していますよ。

草)　いやぁ（笑）。先生が思っているような練習には、まだまだ遠い感じです。もっと数や質をよくしていかないと上には行けないと思うので、「上りつめる！」という気持ちでやらないといけないなと思っています。

――ふたたび師弟関係を結ばれることになった経緯をお聞きしたいのですが

大)　（全日本のあと）草太が邦和のクラブを退会したということを聞いて、練習場所がなくなってしまうのではないかと心配したんですよ。それで、「移籍先が決まるまで、とりあえず臨海で滑れるよ」と連絡したんです。「いつでも滑りにおいで」と言ったのかな？

草)　はい。

――「何かあったら、いつでも連絡してこいよ」と、一言添えたそうですね。その言葉が山本選手には大きかったとうかがいました。

草)　はい。これまで、ずっと僕のスケートのために引っ越しを繰り返したりして、家族を振り回してきたんですけど、また（年明けに移籍を検討していたクラブの環境変化で）岐路に立つことになって、「これからどこでスケートをやっていけばいいんだろう」と考えたりして、すごく苦しい時期があったんです。そのときに、「何かあったら連絡してこいよ」と言ってくださった大西先生の言葉を思い出して、僕のほうから「話を聞いてください」と、先生に会いに行きました。

大)　うん。

草)　そのときは先生に励まされて、「もう一度、頑張ってみよう！」と思えたので、いったんは一人で練習していたんですけど、いろいろと思うことがあったので、そのあと「指導をお願いします」　と先生に伝えました。

大)　「お互い、覚悟して、目指すところをひとつにして頑張らないといけないな」と思いました。そのためには何が必要か、何をしてあげられるか、彼のいいところをどう伸ばして、短所をどう克服していくか、そればかり考えています。いま、彼は本気でスケートに向き合っているので、結果は必ず出てくるだろうと思いますが、あまり先を急がずに、1年、2年という単位で計画を立ててやっていくつもりでいます。

――先生が感じている、山本選手の「いちばんいいところ」はどんなところでしょうか？

大)　なによりも、性格がいいですね。

草)　あはは（笑）。

大)　すごく素直なんですよ。いろいろな経験をしてきた選手は、それなりに自我が強くなるものなんですけど、その点で彼はものすごくピュアというか。あまりに気持ちが純粋なので、それには驚いています。あとは技術面でいえば、やっぱりスケートがよく滑るところですね。それはもう、大きな財産ですよ。スケーティングというのは、しっかりやらなくてはいけない時期があるんですが、草太の場合は小学校5年生くらいのときだったかな、そのころにスケーティングを練習させたことはよく覚えています。当時、草太も本当に熱心に練習していました。いまでは、「すごいな」とこちらが驚くくらい、よく滑るスケーターになりましたよね。

草)　スケーティングの基礎は大西先生につくってもらったんだと思っています。（略）もっと磨いて、もっと成長したいです。

――子どものころは、秘密基地をつくったりして遊んでいたんですよね。

草)　あはは（笑）。当時、練習が終わったあとに、ほかの男子選手たちとダンボールや机を持ち込んで、秘密基地をつくって遊んでいたんです。

大)　そうか、そうか（笑）。

草)　先生にも事務所の方にも、たくさん怒られました（笑）。（略）

――先ほど「山本選手をよく観察したい」と話されていましたが、主にどんな点をご覧になっているのですか？

大)　まずは体力面ですね。着実についてきてはいるんですけど、まだ充分な負荷をかけられる状態ではないと思っているので、まあ、選手としては存分な体力を持ってはいるんですけど、とことん追い込む、身体をいじめるという練習に耐えうる体力を養っていきたいですね。急に負荷を上げるとケガにつながってしまいますので、いまは体力の底上げをしているところです。

草)　体力不足は僕もよく感じています。先生には「練習前にランニングを20分、さらに腹筋、背筋、腕立て伏せをやってから氷に乗るように」と言われているんですけど、そのあと1時間の練習枠を2つ続けて滑ったりすると、全然ついていけなくて（笑）。そういうときは、「まだまだだな」と思います。

大)　あはは（笑）。

草)　それでもそのメニューをコツコツやっていけば積み重ねが試合に出ると思うので、頑張らないと。

大)　ただ、時間はかかると思うんです。そんなに急にいろいろとやったからといって、すぐに成果が出るものではないので、じっくり取り組んでいこうと思っていますけど、着実に階段は上っているよね？

草)　はい（笑）。

大)　もちろん、課題は私にもあります。彼が小さいころに指導していましたが、それから8年のブランクをどう埋めていくか、そのベストな方法を勉強していかないといけないので、私のほうにもある程度の時間が必要なんですよ。

――当時（の山本選手）を振り返って、いかがですか？

大)草)　（略）

大)　運動能力が高い子だというのは、小さいころから感じていましたね。あと、草太は、いい意味で物事にこだわらないところがあって、「これをやりなさい」と言うと、いつまでもやり続けるタイプでした。「なんでやらなければいけないんだ？」「いつまでやればいいんだ？」というふうに考えずに、「やりなさい」と言われたことはしっかりやるので、「この子は上手になるだろうな」と思っていましたね。そのころからフィギュアスケートが大好きだったんでしょう。どんなときでも、ニコニコしながら滑っていましたね。