形のないものだと思う。
だけど
形のあるものを、
人は大切にしがち。
目に見えるから。
扱いが簡単だから。
幸せは、目に見えないし
掴もう、手に入れようって
貪欲になればなる程
その人の元からなくなってしまうものだと思う。
だけど幸せって、
掴みどころがなくって
扱いが難しい分、
与えてくれるものは大きいと思う。
あったかくて、
孤独な人間の心を
満たしてくれる唯一のものだと思うから。
何かを失った時、
改めてそれを強く感じられることができる。
失って、初めて
分かることもある。
¨何かを失うことは
何かを得ることなんじゃないか¨
あるドラマのセリフ。
わたしもそう思う。
あれからもう1ヶ月。
たくさんの命が奪われて、たくさんの方々が
心身ともに傷ついて、
日本が壊れかけてしまった。
世界に衝撃を与えた
3月11日14時46分。
失ったものの数は膨大だけれど、
その分得られた
教訓もあると思う。
日本の電力供給量は
無限でないということ。
我が物顔で自然の上に立ち、
地球に生きる人間の力は
自然の力には及ばないということ。
命があり、大切な人に囲まれ、学びたいことを学び、やりたいことをやり、
食べたいものを食べ、眠りにつく、朝を迎えられる、
そんな普通の生活が、
わたしたちの¨当たり前¨が
どれだけ幸せなことなのか。
そしてそんな生活は
畜産農業に携わる多くの方々、
全国のお店で働く方々、
運搬業の方々、
水道局、電力会社、ガス会社で働く方々、、etc
そういった人たちの
毎日の働きがあってこその
ものだということ。
非日常の生活は
思い出として
大切にしがち。
だけど日常の毎日こそが
もっと大切にするべき、
見直すべきものだということ。
わたしたちは
そんな日常の積み重ねで
けして止まらずに走り続ける時間の中を
生きているから。
ちょっとした会話や、
そんなことも大切に思えたら。
そして今、
自分ができることを
難しく考えてる時間があるなら、
まずはできることから、やっていく。
これから先も
日本が、日本のままで
いられるように。
そしてあの日を、
決して忘れないように。
自分は自分にできること、今を精一杯生きること、
一生懸命したい。
日本の想いがひとつになって
大きな力を生み出せますように。
がんばろう、日本!