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与信管理ブログ

与信管理、債権回収、海外取引や中国ビジネスのリスクマネジメントに関するノウハウや知識を学べるブログ

●与信管理における取引先の信用調査


こんにちは!牧野和彦です。


取引先の信用調査には大きく2種類あります。


1.自社調査


2.外部調査


自社調査とは、自社で行う調査のこと。


具体的には、営業担当者による現場訪問や登記簿での調査を指します。


外部調査とは、信用調査会社の活用です。


どちらか一方しか行っていない会社を見かけますが、片手落ちといえます。


なぜなら、それぞれにメリット、デメリットがあるからです。


自社調査のメリットは、相手との関係性によっては、秘匿性の高い情報が入手できること。


デメリットは、営業担当者の与信マインドによっては、めぼしい情報が得られないこと。


外部調査のメリットは、顧客など相手に信用調査をしていることを知られたくない場合、水面下で調査することができること。


一方、デメリットは、情報開示の程度によっては、表面的な情報しか入手できないこと。


それぞれにメリット、デメリットがありますので、両方行うことで、弱点をカバーできるのです。


より詳しく学びたい方はこちら


与信管理の実務




こんにちは!牧野和彦です。


与信管理の業務フローは具体的にどうなっているでしょうか?


1.問い合わせ・引き合い


2.審査


3.見積もり・提案


4.契約条件の交渉


5.契約締結


6.製品出荷・役務の提供


7.受領・検収


8.請求


9.売掛管理


10.債権回収


大雑把にいうと、こんな流れになっています。


この業務フロー全てが与信管理と関連が深い業務になります。


もちろん、会社によっては、業務フローが異なります。


例えば、契約関係は法務部がやるという会社も多いです。


あるいは、請求や売掛管理は経理の仕事という会社も。


いずれにせよ、まずは、この業務フローを明らかにすることが、与信管理強化の第一歩です。



●与信管理には2種類ある


こんにちは!


与信管理コンサルタントの牧野和彦です。


与信管理は大きくわけて、2種類あります。


売りの与信と買いの与信です。


信用を与えるとは、売り掛けの取引を認めること、融資をすることと以前に書きました。


しかし、実務的には、買いの与信も重要です。


部品を調達している完成品メーカーを例に取りましょう。


製品の生産計画を達成するためには、安定供給が欠かせません。


突然、部品の供給がストップしたら、生産計画が狂います。


そのためには、調達の財務状態を分析し、倒産する可能性が少ないことを確認する必要があります。


これを買いの与信といいます。


販売先が大企業中心というメーカーにとっては、売りの与信よりも、買いの与信に注力しているところも多いものです。



与信管理の実務





●与信管理が必要なのは?


こんにちは!牧野和彦です。


与信管理はどんな会社に必要なのでしょうか?


売り掛けで取引をする会社には全て必要です。


もちろん、金融機関など、融資する会社も同じです。


業種でいうと、建設、製造、電気・ガス・水道、情報通信、運輸、卸売、金融・保険、不動産、サービス、宿泊あたりです。


ほとんどの業種が該当します。


必要ないのが、小売と飲食ぐらいでしょうか。


小売や飲食の場合、商品の提供と支払がほぼ同時に行われます。


厳密にいえば、食い逃げもあるので、飲食点でもわずかの時間、信用を与えているともいえます。


また、小売といいつつ、大口顧客で法人取引をしていれば、売り掛けをするでしょう。


要は、商品やサービスの提供と支払が交換で行われない業種、業態では、与信管理が必要になります。



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●与信管理とは?


こんにちは、牧野和彦です。


「与信管理」とは、何かついて説明します。


まず、与信とは、信用を与えることです。


英語のGrant Creditを訳したものだと言われています。


具体的に信用を与えるとは、何を指すのでしょうか?


金融機関の場合、融資することです。


一般の事業会社の場合、売掛での取引を認めることです。


これを信用を与えるといいます。


つまり、信用を与えた取引先を管理することを与信管理というわけです。


そんなに難しいことではありません。


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