“スッキリ”などでおなじみのロバート・キャンベルさんがなんと大崎市鳴子で講演するということで家族で行ってきました。
講演タイトルは
「人生は、お風呂とお風呂の間にあった ~鳴子流湯治から地域の創造へ~」
温泉の街、鳴子にぴったりのタイトル。
キャンベルさんは大の温泉ファン。雑誌の取材でこの地を訪れて以来、鳴子温泉が気に入り定期的にいらしてるそうです。
のんびりした街で行われた講演会なので内容ものんびりしたものなのかなと思ってましたが、衝撃を受けて帰ってきました。
さすがテレビの人、立ち居振る舞いが決まってました。
正直、講演タイトルを見て、そしてキャンベルさんの話を聞いたまでは主催者が何をこの講演会で達成したかったのかが全く見えませんでした。
その時点では日本語がとてつもなく上手で日本好きな外国人が日本の良さを語る、でしかありませんでした。(それだけでも面白いですけど・・・)
重要なポイントはその直後に行われた、パネルディスカッションに隠されてました。
『新時代の幕開け・・・(の予感)』
パネルディスカッションではキャンベルさんに加えて東京・大阪からIターンで鳴子に移住した2名と地元の温泉旅館経営者(3代目)が鳴子愛について熱く語りました。
この二人が言っていたことが、今後の鳴子、そして東北どこの地域にとってもチャンスとなるキーワードだったと思います。
コタツの演出が田舎っぽくて良かった・・・
「都会に住んでいる者にとって川とか山とか、自然そのものがすごく遠くにあるもの、という感じ。“癒し”という言葉はあえて使いたくないけど、ずっと失っていたものをここで取り戻したような気がする」
「子供にとって、この地で育つということがどれだけ健全で、健康なことか。多少不便でもその不便を乗り越えてこそ生み出せるものがある」
「温泉観光地だからかもしれないけど、ここの土地の人たちはよそ者に優しい。ここまで頑張ってこれたのも地域の人々の支えがあったから。」
“本当に頑張っている人に対して、人は優しい”
僕自身も海外で11年近く住んでから帰国後、育った地で起業したのでUターン人材ということになるのでしょうが、パネラーの方々ときっかけは違えど、やはり子供の将来のこととか、それと同じく自分が何をどこでどのような軸を持つか、を考えた時、あえてモノに溢れ、仕事も探せばすぐに見つかる都会ではなく、お世辞にもモノや仕事に溢れてるとは言えない地方で生活基盤を作れたことはどれだけ幸せなことだったろうかと、昨日改めてパネラーの話を聞いて感じることができました。
そして地方でビジネスを創生する立場にいると、自然があふれ、人々を魅了することができるこの地は海外インバウンドだけでなく日本国内でこれまでとは違う生活をしてみたい人たちをひきつけてやまない土地になることは間違いないと思います。
“人生はチャンスであふれている”
おそらくIターンやUターンをためらっている人たちにとって恐れているのが仕事だと思います。
「地方、特に過疎が進んでいる地域には仕事なんてそうそういいものはないだろう」
「今より給料、下がるんだったらちょっと・・・」
そう考える人は少なくないと思います。
そして実際に過疎に悩む地元の人々もやはり言い方は悪いけど人任せ。
誰かがやってくれるだろう・・・
どちらに対しても、仕事がないなら作ればいいって言いたい。
大自然というせっかく他にはない、多くの日本人が求めている素晴らしく豊かな素材を持っているのだから・・・
ちなみに、パネラーのお二人は自分で仕事を作り、人生を切り開いていらっしゃいました。
その方が都会にいた頃と比べて何倍も輝けているって・・・
(賛否両論あるのは百も承知です)
キャンベルさんとツーショット。向こうから話しかけてくれて、なんて気さくな人なんだろう・・・と思いました。
今日はこれから(初)金沢です。
雪深い日本海。きっと美しいものに溢れているんだろうなあ・・・
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