
「鍔」「縁頭」①
江戸中期、金龍象眼高彫りの鉄鍔。ねっとりした鉄地を荒らして雲に見立て、その雲から首を覗かす龍を彫る。大きな雲の中の、雲龍図。雲龍図でも頭を下にした珍しい構図。雲から出る龍の部位は上から尾と頭。
成龍 大雲 尾頭 なんて ^^

柄の頭と鍔の縁の金具「縁頭」
これも雲龍図のものを調達。
小柄袋も調達
「釣り人図」
。。。これはどうか。。。
ここまできて
問題発覚
「拵制作にあたり最も大切な部品は縁になります。縁に合わせて拵下地が決まり、拵全体の姿が決定します。身幅が3.5cmですと最低でも4.2cm前後は必要になります。。。」
福留氏より「金具は刀身の元幅が広いので縁頭はかなり見つけるのが難しいかもしれません。」と。。
縁頭のサイズが、購入した物では小さすぎると判明!
注文打ちの大脇差しは、元幅35mmとして豪壮な物を目指してお願いしてある。
これを納めるための縁は最低でも42mm前後ないと足りないようだ。現代ものの金具を使えば可能だが、時代もの金具を使えば可能だが、時代もので見つけるのは非常に難しいことが判明。大正以前の縁はほとんどが38mm程度までしか残存していない。
根本的に金具を見直すことになった。
探しなおそう。
行き先に暗雲。。