《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。

最も有名な半上級モンスターと言っても過言ではないでしょう。
相手フィールド上にのみモンスターが存在するという条件は、さほど難しいものではなく非常に腐りにくいモンスターです。
属性は光、種族は機械族と共に優遇されており、様々なサポートカードの恩恵を受けることができます。
しかし、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》の登場により、機械族の強力なアタッカーでありながら、機械族に対する強力なメタカードという自己矛盾を抱えてしまいました。

相手のエクストラデッキに《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》が存在しないと確定できる状況でない限りこのカードと機械族を並べることは非常に危険です。

また、優れた召喚ルール効果からシンクロモンスターの登場時に制限が強化され、制限カードとなりました。
現在は、シンクロ召喚する為のさらに強力なカードが多数出ており、また相手のシンクロモンスターに対抗するためにはこちらもシンクロモンスターという考えなのかわかりませんが、無制限カードに復帰しました。

《月の書 / Book of Moon》》 速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。

2002年3月21日に発売されたPharaonic Guardian -王家の守護者-で初めて登場し、BEGINNER'S EDITION 2DUELIST LEGACY Volume.5DUEL TERMINAL -疾風のドラグニティ!!-GOLD SERIES 2010で再録されています。
言わずと知れたコンバットトリックカードです。
自分相手を問わずモンスターを裏側守備表示にでき、相手の攻撃を防いでから、自分のターンでビートするという使い方から、相手がチューナーを通常召喚・特殊召喚したのを見てからチューナーを裏側守備表示にすればシンクロを防げます。

後は、リバース効果モンスター/Flip Effect Monsterを使いまわしたり、《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》などの妥協召喚したモンスターのデメリットを消すことができます。
中々そういう場面はないかもしれませんが、《スキルドレイン/Skill Drain》が発動された状態で、《氷帝メビウス/Mobius the Frost Monarch》などをアドバンス召喚し、効果にチェーンして裏側守備表示にすることで効果を適用させることもできます。

自分の中で最も好きな速攻魔法の一つにあげられるカードなので、現在制限カードなのが非常に残念です。しかし、ルール改訂が行われ召喚時の優先権がなくなってしまったので、相対的に性能が上がってしまったのでこれはしかたないかもしれないですね。