家族一同、何年も続いている行事です。
別荘と言っても山小屋のように小さい建物で、普段は克己(兄貴)が月の半分はここに住んでいます。

僕は家族でワイワイと車中で過ごすのが嫌いなので、いつも一人で各駅停車ぶらり旅さながら、一人で電車に乗っていきます。
いつも大月駅で降りて、現地の「吉田のうどん」を食べるのが楽しみなんですが、今回はなんと売り切れ!大晦日や元日はお店やってないので駅中で食べられるのを目当てに降りるんですが、今回売り切れ。。。ちょっと出足遅れたからな~。。。ショックでした。。。
次の電車まで時間あるし、仕方ないから普通のうどんを食いましたが、何の変哲もない、本当にただのうどんでした。。。
途中ツイッター見てたら、Mさんが「山梨なら馬刺・・・」などとつぶやいていたので、やけに馬刺が食いたくなって、電車内でネット検索したところ、
山梨で馬刺しが食べたくなった。。。という、どなたかのブログ記事を発見。読んでみると、
どこのスーパーにも「カナダ産馬刺」しか売っていないと書いてある。
甲州の名産なのにどうしてカナダ産なのか。。。小淵沢のスーパーもだめだった。。。
どうせだめだろうと思いつつも一応韮崎の「やまと」というスーパーに行ったら、なんとここにはお目当ての甲州産が売っていた!
という記事。やった!と思って「やまと」に行ってみたらカナダ産どころか馬肉が売ってない。
店員さんに聞いたらもう扱ってないということ。。。そういえばブログ記事も2008年とか、そのくらいの時期の記事だった気がする。。。
馬刺しも吉田のうどんも諦めて韮崎市穂坂町で家族と合流。
かにとシャンパンで酒盛り。。。
ま、これもいいけど、馬刺食いたかった。。。
うちの母親は最近耳が遠いので面倒な様子で会話に参加しない。
会話に参加しないもんだから、克己や姉貴が話して盛り上がってるのに急に一人で別の話題を始めたりする。
うちの家族は基本的に全員よくしゃべるので、一度に3人くらいが全然別の話を始めることが頻繁に起こる。真剣に聞くととても疲れるのでみんな基本的に人の話は聞かない。これでとても和気あいあいになっているから不思議だ。
そういえば母親は聞こえていないのに面倒だから聞こえているふりをすることもある。
一度、兄貴が屁をこいたら、それに対して「あ、そう」と言ったらしい。
屁に対して「あ、そう」とは。。。可笑しいけど、なんだかちょっとかわいそうなような。。克己も何も言えなかったらしいけど。。。
酒をたらふく飲んで、みんなベラベラとしゃべりまくると、もうすぐ就寝となる。
23:40で、あと20分で新年だというのに起きていないで寝る。
翌日。元日。温泉へ行く。
今回は甲斐市の「湯めみの丘」というところに行った。
富士山が見える露天風呂。
湯めみの丘
とてもぬるいが、なかなか気持の良いところだった。
どうやら鉄工所を作ろうとして、井戸水を掘っていたら温泉が出ちゃったので温泉にしたらしい。思わぬ一攫千金の源泉を掘り当てちゃったということですな。
そこでお屠蘇を振舞っていた。樽酒だったので何とも木の香りの心地よい酒だった。旨かったな~。
また帰って、今度はまぐろやら鯛やらの刺身とおせち料理で酒盛り。
昨晩同様、みんな好き勝手にしゃべりまくって終了。
今度はなんと夜の9時に就寝させられた。
そして翌朝、6時前に起こされ、帰路である。
僕は電車で帰って大月駅で吉田のうどんを食いたかったが、車に乗せられた。
久々に中央道を車で通った。
笹子トンネルは天井が丸くなって、ジェットエンジンみたいなあれが着いていた。ガラガラだった。時間も時間だからな~。
途中の談合坂のハイテク食堂は驚いた。ここ数年ですごい変わったんだね~。
正月に中央道を走ると、若いときにスキーに行っていた頃を思い出す。
学生時代バイトしていた先の社長は山形出身のスキーがめっちゃうまい人だった。
社長と一緒に仲間数人とよくスキーに行っていた。
あるとき、社長が僕が履いていたダハシュタインのスキーブーツを貸してくれというので貸したら、履きなれないせいか、なんとあのベテランスキーヤーがゆるい下りで足をひねって骨折した。かなりの重傷。
レスキューを呼んで、担架で麓まで下ったが、その後は当然スキーはできず、もう帰ることにした。帰りの車中では社長が「おい、おしっこ」と言い出したので、「えー!」とか言って「じゃこの袋でしてください」と言ってビニール袋を渡す。
中央道車中で「チョボチョボチョボ」と何とも嫌な音が響き渡り、「はい。終わった」と言ってあったかい袋を渡される。社長歩けないからしょうがない。だって脚にボルトが6本くらい入ったから。。。
「うわー!」とか叫びながら車の窓から小便入りビニール袋を放り投げる。。。これやっちゃいかんですよね~!今考えると恐ろしいことをしたもんだと思います。
仲間のコウヘイと「おい、今度うんこしたいって言ったらどうする?」「えー!」とかこそこそ話しながら帰った中央道。懐かしい!
コウヘイはとある大阪のきれいな女性に惚れていたことがある。
僕らは当時社長に連れられて六本木や赤坂で毎晩のように飲み歩いていたことがある。
社長は当時まだ38歳くらいだったし、僕らも活きの良い若者だったので六本木でナンパした女性とその次の日六本木から夜通しかけて湘南の海へ遊びに行ったりしていた。
そのときナンパしたのが大阪から東京に遊びに来ていたAちゃん。
Aちゃんとはその後もちょくちょく会った。コウヘイが惚れたから付き合って大阪まで行ったりしたこともあった。
ある時期、八方尾根だか白馬だか忘れたが、大阪のAちゃんとその仲間と僕らはそのスキー場で待ち合わせて新年を迎えるスキーパーティーをしていたが、コウヘイはそこでAちゃんに思いをすべてぶちまける!と息巻いていて、朝からテンションが上がりっぱなし。
夜、大晦日の夜、カウントダウン!そして新年!大激白!撃沈!!!みたいなドラマチックな流れ。。。コウヘイはがぶがぶと日本酒を飲み始め、泣きながらトイレに駆け込む。
何十分も戻らないので、相当吐いてるだろうな。もうボロボロだろうなと思ってトイレに迎えに行く。「コウヘイコウヘイ」と呼んで見ると、一つの個室からすすり泣く声。おい大丈夫かと開けようとすると鍵もしないでそこにいた。便器に顔を突っ込んでうずくまっているのかと思いきや、泣きながらズボン下ろしてう●この格好をしている。「ぎゃはははは!」と大爆笑した思い出。。。
思い出話が長くなりましたが、中央道は思い出がいっぱいあります。
そんなことを思い出しながらあっという間に東京に到着。
相変わらずの飲みっぱなし家族。しゃべりまくりの年末年始行事もあっという間に終了。
そういえば、韮崎市の穂坂ではワイン作りが盛んです。
谷低近くの方がそのぶどうを作っています。仕入れ交渉に行ったら1本からでも承ります!ということだったので、キンツボでは近々穂坂町のワインを出す予定です。
今年もがんばります。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
