亀井大臣が、零細・中小企業を救済する、ということでモラトリアム法案が話題になっていますね。
モラトリアムの真の意味はわかりませんが、本人は「そうは言ってないと。。。」
言ったか、言ってないか、モラトリアムなのか、そうでないのか。。。。
まぁ、どっちでもいいんです。
とにかく、零細・中小企業応援してくれるんなら、僕は賛成。
以前、世田谷区が無利息で中小企業に融資をしてくれるという、救済事業があったんです。
僕も早速役所へ行って申請しました。
かなり混雑していました。相当な人数が殺到していて、それぞれがみんな真剣に係の人と話しています。
僕も係の方の指示に従って、書類をもらい、手続きをしましたが、手続きはここで終わりではなくて、やっぱり銀行や信金など、実際に融資するのは金融機関なんです。
だから、役所で申請し、役所がOKを出したという意味の書類を持って、金融機関へ申請します。
「あ、そうか、そりゃそうだろうな。。。」と思いましたが、「取引先金融機関は?」と聞かれ、うちは当初神奈川県での立ち上げを計画していたので、川崎市にある大手銀行と取引していたんですが、「川崎市の金融機関ではダメです。」 と言われ、「世田谷区にある金融機関でないと。。。それでは、ご近所の金融機関窓口に行って手続きしてください。そうですね。。。地元の信金などが良いかも知れませんが。。。」と言われ早速歩いて1分の、ホントに近所の信金へ相談しに行きました。
書類を見せて、簡単な現状報告をし、融資目的などすべてを話しましたが、「最近は上の方からうるさく言われていまして、、、なかなか融資も難しいんです。」などと前置き。
僕は決して余裕のある状態ではなかったので、クレジット・ローンなどそのときは結構残債があったんです。だからひとまとめにもしたかったし、何しろ売上増のための投資(この場合サイト制作費でしたが)を早くしたかったので、お願いしたんですけど、結局、貸してもらうことができませんでした。
銀行はよく国から救済されていますよね。。。あれは中小企業への貸し渋りなどが頻発し、中小が実際にお金を借りることができない状況を改善する目的もあったはずでは。。。?
それなのに、相変わらず貸してくれないのだな。。。と。
僕のところは会社自体が持っている借金は実は大したことないのです。以前、僕が個人的に借金して会社に投資してしまった経緯があるため、苦しい状況にあったわけです。
このまま会社が回っていけば、もちろん返済できると思っているから融資のお願いをしたんです。
しかも、世田谷区はこういう困窮している会社を応援しようと思って、無利子融資を提案してくれているはずなのに、何だか、世田谷区の融資推薦書類なんかちっとも影響力がなく、、、
これじゃ世田谷区を通さずに、ただ単にその信金へ行ってお金貸してくれませんか?って直接交渉しに行ったのと何ら変わりないじゃありませんか。。。
長くなりましたが、こんな経緯があったですよ。
お金がないから借りにいくのに、お金がある人にしか貸さない。。。これでは意味がないのでは。。。?
ま、貸したくない気持、わかりますよ。返してもらえないかも知れないからね。
でも、はなっから貸さないという頭で話すのではなく、もうちょっと真剣に取り合って欲しかったです。
亀井さんはこのような体質を改善し、今しばらくは中小が少しでも楽になるように対策を打とうとしてくれているように見えます。結構反発されているようですが、それはマスコミの悪影響に他ならないと思っています。
亀井叩きをネタにして極端に悪い方へ印象づけられている可能性があって、国民がそんなマスコミの行過ぎた報道を信じこんで、亀井さんの案がしぼんでしまわないか心配です。
今は、大きな借金もなく問題はほぼ解決していますが、決して楽ではありません。銀行さんや信金さん、楽な状態を崩したくない!っての、気持はわかりますが、楽ちんでなくても生活できればいいじゃないすか!ダメなの?中小は生活さえ、もっと言えば命さえおびやかされている人がいっぱいいるのです。
なんか政治絡みのマジメな話しちゃいましたが、とにかく亀井さんが叩かれていることがどうにも納得できず、、、特に昨日の日テレの番組のコメンテーターに腹が立ちました。