みなさんこんにちは

昨日は少し肌寒かったのに、今日は暑いですね・・・💦

こんな天気だと疲れまよね?

 

日頃、生活していると冷え性や肩こり、頭痛、無気力、寝起きの悪さなど、大きな病にはならなくとも小さな不調を感じる事があると思います。

 

人の体の構成する要素『気・血・水』という考え方が東洋医学には存在します。

 

 

気=エネルギー

血=血液

水=血液以外の体液

 

この3つのバランスが重要。

それぞれが重要な役割を果たしており、どの要素も健康を維持する上で非常に大切な要素です。

どの要素が崩れても何らかの不調が現れます。

 

 

あなたはどのタイプ?

『気・血・水』のバランスが乱れると、様々な症状が出て来ます。

大きく分けて『気虚』『気滞』『気逆』『血虚』『瘀血』『水毒』の6つのタイプに分類されます。

 

それぞれの主な症状や改善法はこちらです↓

 

●気虚

●主な症状

・疲れやすい ・食後に眠くなる 
・胃腸が弱い ・軟便もしくは下痢ぎみ
・体温が低い ・冷え性 ・肌がたるむ 
・筋肉が少ない ・かぜをひきやすい 
・季節の変わり目や環境の変化で体調を崩しやすい

●なりやすい病気など

・胃潰瘍 ・十二指腸潰瘍 ・胃下垂 
・気管支炎 ・アレルギー ・貧血 
・PMS(気分の落ち込み)

 

気虚とは体に必要なエネルギーが不足している状態の事です。

 

気虚しい体質に方には平熱が低い方が多くみられますが、これが実はダイエットの大きな妨げになっています。

体温が1℃下がると基礎代謝が12%低下すると言われています。

 

食生活の不摂生や過労、睡眠不足やダイエットによって気はますます消耗し、元々は健康だったのに、昔ほどやる気が起こらない、だるい、どんどん気虚体質の方が増えているのが現状です。

 

 

気虚を改善するには?

 

気虚の人は食事制限によるダイエットは向いていません。

 

栄養不足などで症状が悪化する可能性があり、

代謝力を更に低下させてしまいます。

 

気虚の方はほとんどが冷え性。体を温め消化機能を高める性質の食べ物を取るようにしましょう。胃腸を冷やすような冷たい飲食物や、お刺身などの生もの、 生野菜は控えてください。

代わりに『えび、にら、玉ねぎ、羊肉、にんにく、しょうが、シナモンなど』体を温める食材を取るように心がけましょう!

 

早食いや食べ過ぎは消化が上手くいかず、胃腸機能の低下をまねき、気虚を悪化させます。「一口食べては箸をおく」癖を付けると、無意識に噛むようになり、食べ過ぎ防止になります。

 

適度に身体を動かして、新しい「気」を取り込むようにすると良いでしょう。早寝早起きなど朝の散歩が良いでしょう。

 

激しい運動よりも、ウォーキングやストレッチ、ヨガなどゆっくりと楽しめる運動がお勧めです。

 

 

 

 

●気滞

 

●主な症状

・イライラする ・情緒不安定 ・寝つきが悪い 
・胸、お腹、脇などに圧迫感がある 
・ゲップ、おならが出やすい ・喉のつまり
・便秘や下痢を繰り返す ・むくみやすい
・胃腸の具合が安定しない 
・月経周期がバラつく 
・生理前に胸が張って痛む 
・生理前にイライラしたり涙もろくなる

●なりやすい病気など

・自立神経失調症 ・頭痛 ・肩こり 
・慢性的な便秘 ・神経症 ・うつ ・円形脱毛症
・脳出血 ・くも膜下出血 ・高血圧 
・拒食や過食 ・PMS(生理前症候群)

 

気滞とは気がスムーズに流れない状態を表す漢方独特の概念です。

 

『気の乱れは心の乱れ』とも言えるように精神のバランスも崩してしまうのです。

 

特に女性の場合は、月経が関係して「月経前」「排卵期」は気が滞りやすくなる為、この時期に月経前症候群や情緒が不安定になる人は「気滞」の状態になっていると思われます。

 

気滞を改善するには?

 

ストレスをためないように、ゆとりあるスケジュールを組むことを心がけたり、リラックスできる時間を増やすなど心の余裕を意識しましょう。

 

リラックスできる時間を毎日少しずつでも持ちましょう。音楽を聴いたり映画鑑賞でゆっくりとした時間を過ごす事によって、気はスムーズに流れるようになります。自分の好きな事を楽しみましょう。

 

ストレスからくる食べ過ぎに注意して、軽い運動を心がける。

ストレス解消に力を入れる。

 

三つ葉、春菊、パクチー、セロリ、しそ、バジルなど、香りのよい野菜には、ストレスの為に滞っている「気」のめぐりをよくして、気持ちをリラックスさせる効果があります。

 

 

●気逆

 

●主な症状

・めまい ・不眠 ・動悸 ・のぼせ ・イライラ
・せき ・頭痛 ・げっぷ、吐き気

●なりやすい病気など

・めまい ・不眠症 ・目の充血
・抜け毛 ・肩こり ・偏頭痛
・円形性脱毛症 ・高血圧
・自律神経失調症 ・更年期障害

 

気逆は、簡単に考えると「気の働きがおかしくなった状態」のこと

 

生命活動のエネルギー『気』は上から下へと降りるのが正常な『循環』です。これが下から上に逆流している状態を『気逆』といいます。

 

怒りっぽくなる、イライラする、めまいが起きる、抑うつ気分になる、喉のつかえ感があるなども気逆の症状です。

 

慢性化すると気逆と気滞がセットのように繰り返す事が多くなります。

 

気逆を改善するには?

 

テレビやパソコンの長時間使用や、カフェインやアルコールの取り過ぎ注意しましょう。

規則正しい生活を心がける事や、頑張りすぎず、少しでも自分の為に癒しの時間を取るようにしましょう。

 

運動や入浴などで汗をかいてたり、便通を整える「OUTケア」を行って、体内から不要なものを外に出します。その上、十分な睡眠や栄養を取る「INケア」を行う事!

 

OUTケア=悪いもの、余分なものを出す

INケア=体に良いものを入れる

 

朝食に温かい食べ物を摂る事で、胃腸が温まり代謝が高まります。

 

セリ科のコリアンダーの葉や茎は中華料理においては香菜、タイ料理においてはパクチー。

汗をかいて発疹を治す作用、気の逆流を治す作用があります。

 

●血虚

 

●主な症状

・顔色が良くない ・立ちくらみ ・足がつる
・髪の毛がパサつく ・爪が割れやすい 
・月経不順 ・眠りが浅い ・手足のしびれ

●なりやすい病気など

・不妊症 ・PMS(月経前症候群)
・多膿疱性卵巣症候群 ・不眠 ・貧血
・薄毛、抜毛

 

血虚と言うのは、血が不足した状態です。血は目や筋肉をはじめとして全身を滋養するほか、精神活動にも関係してきます。「血の道症」と言われるように、特に血の不足、血虚という状態は女性の病気の根本的な原因となります。

 

女性には生理がありますので、血虚になりやすいです。

 

血は体中に栄養を与えて活力を生み出す働きがあります。

その血が不足するので、皮膚のツヤがなくなったり、フラフラしたり、冷えを感じたりします。

 

血虚を改善するには?

 

お風呂にゆっくり浸かったり、アロマなどいい香りを使ってリラックスする事で眠りに入りやすくなります。

脳を使うのも血を消耗させるので、できるだけ夜遅くまで勉強や仕事、パソコン、テレビゲームなどをするのは避けて、しっかり睡眠をとるようにしてみましょう!

 

血を補う為には、色の濃い物をきちんと食べる事が大切です。

プルーンやなつめ、コクの実などのドライフルーツ、緑黄色野菜、黒豆、ヒジキ、黒ごま、黒きくらげなどは血を増やしながら血の巡りも良くしてくれます。

体を動かすなら、全身をほぐすヨガやストレッチ、水泳などがおすすめです。

 

 

●瘀血

 

●主な症状

・肩こり ・頭痛  ・クマがある 
・手足のしびれ ・顔色が良くない
・肌のくすみやシミ、そばかす 
・アザができやすい ・思考力の低下
・物忘れ ・イライラ
・生理痛 ・生理時の血の色が黒っぽい

●なりやすい病気など

・高血圧 ・関節痛 ・筋肉痛 ・頭痛 
・子宮内膜症 ・子宮筋腫 ・不妊 
・高脂血 ・糖尿病

 

女性特有の病気には血と関係が深いものが多いのです。子宮に血が行き届かなくなることで月経不順や不妊症になるケースも少なくないです。

 

現代社会はストレス社会とも呼ばれている為、現代人が特に注意が必要なのはストレスです。

内臓、血液循環の調整は自律神経が行っています。この自律神経はストレスに弱く、ストレスがかかると血流が悪くなります。

 

 

瘀血を改善するには?

血の巡りが悪くなりやすいので、適度な運動を習慣にして血行促進を心がけると良いです。

 

また、揚げ物などの油っぽい食事に偏ると血液がドロドロになりやすくなるため食生活にも気を配りましょう。

 

じっと座ってばかりだと、血流が悪くなります。デスクワークの方も休憩時間に体を動かすなど軽い運動をしましょう。

 

ほうれん草やトマト、玉ねぎ、ネギ、青シソなどの野菜には、血小板の凝集を抑制し、血液をサラサラに保つ働きがある事がわかっています。このほか、海藻類、きのこ類、大豆製品も効果的です。

 

生姜やニンニク、青魚などは瘀血を改善したり予防したりする効果のある食物として東洋医学でも紹介されています。

 

 

●水毒

 

●主な症状

・汗をあまりかかない ・むくみやすい
・体温が低い ・下痢 ・頭痛 ・手足の冷え
・立ちくらみ ・めまい ・二日酔い 
・花粉症 ・嘔吐 ・吐き気 
・貧血 ・ポッコリお腹

●なりやすい病気など

・脳梗塞 ・疲労感 ・精神疾患
・子宮内膜症 ・自律神経失調症
・リウマチ ・熱中症

 

水が必要以上に体内に溜まって悪さをする事を『水毒』といいます。

 

水分の摂取が美容や健康にいいと言われるのは、摂取した水分がきちんと排出されるのを前提と考えた場合です。

健康であれば、摂取した水分は体内に巡って体内毒と一緒に排出されるのですが、その巡りが悪く体内に余分な水分が溜まってしまうと毒になってしまうのです。

 

筋力の低下は基礎代謝を低下させ、汗をかきにくい体質、水分をためやすい体質にしてしまいます。

 

水毒を改善するには?

 

半身浴や、運動などで汗と一緒に余分な水分を体外へ排出すると良いです。

お風呂に入る前に軽くストレッチや腹筋などの運動を取り入れる事。そうすることで汗をかく準備が出来ます。

 

にんじん、ごぼう、などの根菜は体を温める作用があるそうです。

体が温まれば、体内の水分の巡りもよくなります。

夏が旬の野菜や果物は、熱を取ってくれるので率先して食べましょう‼

 

★まとめ★

 

テレビや雑誌などでもよく言われていますが、基本は、

①適度な運動

②バランスのいい食生活

③リラックスして過ごす時間を設ける

④十分な睡眠

以上の4つです。

少しずつでもいいので日常の習慣に取り入れていくと自分の体調の変化に嬉しくてやめられなくなるかもしれません。

 

 

育児や家事、仕事に遊びと頑張りたいことは色々ありますが、身体と心の元気が無ければ十分な力を発揮する事が出来ません。

 

『気・血・水』のバランスを整えて、身体と心を健康に楽しい毎日を送りましょう。


 

 

では、長くなりましたが今日はここまで。

またよかったら見て下さい(^^♪

 

 

つるみ治療院

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