朝から冷たい雨の東京

昨日じゃなくて良かったです


昨日は長女の誕生日でした

私にとって最も忘れられない日

母親になった日です


長女は難産でした

私も苦しかったけれど

長女も苦しかったと思います

お尻を叩かれるまで泣きませんでした

手足が長くて

動く姿に

何故かタカアシガニみたいだなって


大きめに生まれたので

授乳だけでも重くて一苦労

夜泣きはとても酷くて

ずっと寝不足

抱いたまま寝たことは数しれず

下ろすと泣き始める日々


丈夫だった長女

夢だった幼稚園教諭になれたときは

本当に嬉しかったです

でも就職した幼稚園が合わず

(今思えば激しいパワハラ被害)

全身に痛みを伴う湿疹ができ

動けなくなりました

命には変えられないからと退職

もう一つの夢を叶える道に進みました


今年の夏

原因不明の熱で入院

再び命の危険を感じました


幸い無事退院し

誕生日を迎えることができました


あと1年で結果を出したいと

家族だけのささやかな誕生日会で宣言

「そろそろな」と即答した夫に

カチンときた私

甘いとわかっているけれど

元気に生きててくれれば

それで十分だから


妊娠中も入れれば40年

ちっとも成長しない母親ですが

これからも共に楽しみたいです

生きることを


お誕生日おめでとう

生まれてきてくれて

ありがとう





コスモスの苗って書いてありましたが
ビオラだったようです
可愛い花が咲きました
影にもう一つ蕾がついています
頑張れ〜

今にも降り出しそうな曇り空の東京

幸い、濡れずに帰宅できました



『アルプス席の母』

早見和真著 小学館

2024年3月20日発行 351ページ

「産経新聞」大阪版夕刊2022年7月23日〜2023年12月16日連載、加筆改稿

泉瀧新さん装画/ninayuma Inc.装幀


夫の急死後、看護師をしながら

一人息子の航太郎を懸命に育てている菜々子

航太郎は野球に打込み

ピッチャーとして実力もあり

特待生として進学して来ないかという

高校も複数あったが

彼が選んだのは大阪の高校

神奈川から大阪に

菜々子は自分も転居して

全寮制に入る航太郎を支えると決意する


初めて読む早見和真さん

一気読みでした!


母菜々子の揺れる気持ちの描写が秀逸。

大阪に来た東京人のくだり

わかりすぎて昔を思い出しました

大阪の義実家は、

ストレスの種でしかなかったけれど、

職場や取引先の大阪人の方々には

本当に優しくしてもらいました

だから菜々子の気持ち、凄くわかります

半歩近い…そうなんですよね〜

私が居た40年前はもっと近かった気がしますが(笑)

航太郎くん、優しくて強い良い子だよね~

菜々子さん、その年齢になってから親友が出来るって幸せすぎますよ、羨ましいわ


好きな作家さんになりそうです。

他の作品も読みます、必ず



好き度 ♡♡♡♡♡


2025-41 12/20読了



アドベントティーカレンダー

せっせと飲んでます



11日 ハイビスカスシナモン

封を切った瞬間、シナモンの香り。味はしっかりハイビスカス、酸っぱさがとても美味しい



12日 シナモン&クローブ

封を切った瞬間、強いクローブの香り。味もクローブが勝っていて、シナモンどこいった?って感じ。ちょっと苦手…



13日 ハニーバニラ

クセのない飲みやすい味



14日 ウヴァ
世界三大紅茶にウヴァ?調べたらセイロンのことでした。The紅茶という味と香りだったので。飲み終わってからほんのりメンソールを感じました


15日 ルイボス
ノンカフェインにつられて、一時期よく飲んでいました。香りは煎じ薬、味もやっばり漢方薬寄り(笑)


いつの間にか
街はクリスマス一色になりました
夜が華やかです

取り込んだ洗濯物が冷え冷えでした、東京



『流星と吐き気』

金子玲介著 講談社

2025年5月19日発行 236ページ 書き下ろし

兼田彌生さん装幀


《目次》

流星と吐き気

リビングデッドの呼び声

消えない

プラネタリウム


星スポットを訪れた千瀬

案内役が高熱で来られず

代打で迎えに現れたのは

15年前に別れた元彼だった


初読み作家さん

読みやすい文章でした

たたみかける脚本のような文体も面白かったです


ただ、内容は最悪でした

怖いなぁ人の想いって

全員、自分のために美化して暴走

愛しているのは自分だけ

まさに吐き気をもよおす自己愛ばかり

早く読み終わりたくて一気読み

人間の闇の部分のお話でした


好き度 ♡


2025-40 12/17読了