のれん

のれん

 

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のれんの重さに耐えながら懸命に生きるおんなの宿命をイメージした作品です。

１. 男勝り　　いうけれど

義理の二文字ふたもじ 　　背負わされ

妻と呼ばれる　　幸せを 

恋をあきらめ　　泣きました

流す涙で　　染め抜いた 

のれん　　のれん一筋 

女の意地が　　軒端の陰で　　泣いてます


２. おんなの喜び　　知らぬ間に

春が何度も　　行き過ぎる

目覚さめて悲しい 　夜明け頃

胸の鏡に　　問いかける

今が幸せ　　不幸せ

のれん　　のれん一筋

おんなの意地が　　軒端の陰で　　泣いてます


３. 泣くたび強く　　なりました

ひとり歩きの　　いばら道

今じゃ仕事が　　生きがいと

つくる笑顔の　　裏で泣く

よわい自分に　　鞭打って

のれん 　　のれん一筋

おんなの意地が　　軒端の陰で　　泣いてます

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