klm195のブログ

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顔を背け、少し俯いて……
 ほんの僅かだけど、ふっと、落とすように笑った。
「やられたよ」
 そう言った。
「……」
 それを聞いて、俺とジュンイチは、また大笑いした。
 色々な嬉しさが、頭を駆け巡って……
 それから、こんな芝居までして、人一人を引きとめようとした、オメガ 中古
入学から今までのことが、とても楽しい思い出として、一生覚えていられそうな確信が芽生えた。
「俺達と、サッカー部で頑張らないか?」
 気がつくと、自然にそう告げていた。俺は前に手を差し出す。
「俺達、これからもこうして、この学校でバカやっていこうぜ」
 ジュンイチも割って入り、差し伸べた俺の手に、自分の手を乗せる。
「こいつ、俺達の世代では、日本代表クラスのサッカー選手なんだぜ。この学校じゃ、甲子園より国立の方が近い。お前が退屈しない環境は、野球部よりあると思うけどな」
「……」
 この時、ケースケが何を思ったか、俺にはわからない。
 だけど……
 ケースケは、まだ泥とコーラのこびりついた、オメガ アンティーク
その手をジュンイチの手の上に乗せた。
 ――これが、俺達3人が、まだまだ未熟な『仲間』として、スタートした瞬間だった。
「よし、じゃあめでたく知遇を得られたということで、新入りに飯でも奢りますか」


 その後俺達3人は、川越の駅近くにある焼肉やに行って、まるで画廊のごとく焼肉を頬張った。
 ケースケは、俺達が賭け金から奢るということからか、小さな体に似合わず、実によく食べた。おかげでこっちの財布は、ケースケ一人の注文ですっからかんになり、俺とジュンイチは、帰り道ケースケに対し、ずっとぶうぶう言っていた。
 次の日学校に行くと、俺達三人は朝から生徒指導室に呼び出され、校内で大規模な賭博を行い、金銭の取り扱いをしたということで、午前中の授業に出してもらえずに、反省レポートをしこたま書かされた上に、学校のグラウンドの草むしりを命じられた。
「――何で僕まで……」
 賭けの対象と言うだけで、お金の取り扱いには参加していないケースケは、教師の見張りの下、軍手をはめてサッカー部のグラウンドの草をむしりながら、実に不満そうだった。
 さすがにケースケでも、あれだけの距離を走らされたことで、体中がひどい筋肉痛で、草むしりがとても辛そうだった。
「文句言うな。俺達の集めた賭け金、お前の懐に全部入ってるんだ,Kate Spade。ノーギャラでこんなことやってる俺達の方が大損だぜ」
 そんなケースケの横で草をむしるジュンイチは言った。
「こっちは筋肉痛でまともに動けないんだよ。これで草むしりとか…オメガ オーバーホール
…いてて」
「……」
 中学の時は、反省文を書かされたことも、教師から罰を受けたこともなかった。そんなバカをやれる友達もいなかったし、バカな事を考える才能も、俺にはなかった。
 でも、今はそんな仲間がいる。
 これからの高校生活、このバカどもと一緒にバカをやってみよう。
 こんな面白い奴等と、バカな事をやり続けられる。それが何だかとても嬉しくて、俺は一人、影でニコニコしながら、草をむしっていた。


 その2年後、俺たちの所属するサッカー部は、全国大会に出場し、見事準優勝を飾る。
 その時に撮った写真を同封して、俺はナミに手紙を送った。
 あれから一度も会えていない、やり直そうとも言えない。
 俺はあれから、ナミ以上の女性を探すために、漂うように女性と付き合ってしまったけれど……
 何人の女性を経ても、ナミの教えてくれたことを忘れてはいない。
 そして、ナミに伝えたかった。
 君と別れたその道で、俺が精一杯向き合って、見つけた、あの時は知らなかった