こんにちは。
と、いうわけで、僕は次の日、手錠をかけられ、腰縄をされ、護送バスで、静岡刑務所から川越少年刑務所へ。
いよいよ入る時に、自分は心に決めました。
ここで、辛い事があろうと苦しい事があろうと、絶対に逃げない、と。
護送バスはゆっくり所内に入っていきます。
所内に入ると、早速、若い声で、元気良く、
「いっちにー、、いっちにー、、」
行進の声が聞こえるではありませんか
刑務官も、静岡に比べ厳しいイメージ。
「おらぁ、指先はズボンの縫い目じゃねーのか!」
「ちんたら歩いてんじゃねーよ!」
刑務官の怒号がそこら中から聞こえます。
僕は、さっき誓ったことを撤回し、今すぐにでも逃げたい思いでいっぱいになりました。
領置調べという、荷物検査などを受け、僕は分類センターというところに送られ、ここで数週間を過ごすことになりました。
センターの刑務官は、淡々とした感じだが、話し方は厳しく、行進の仕方等を軽く指南し、独居に入れられました。
分類センターは、前期、中期、後期に分かれていて、2週間、4週間、2週間、と、計8週間をセンターで過ごします。
なんでも、この時点では、まだ川越に入所するかどうかわからないらしく、センターで数週間過ごした後、正式に入所する施設が決まるとのこと。
まだ決まってない。。。
ここではよい子にした方が良さそうだな。
舎房に入ると、すぐご飯になりました。
ムショ飯は、その刑務所によって、全然味が違います。
川越は、静岡に比べ、若干味が薄く、しかし、量は少年刑務所だからなのか、少し多いように感じました。
センターでの態度等で、刑務所や勤める工場が決まるというのは、噂で聞いていたので、ここではしっかりやらないと。
心に決めて、川越少年刑務所、最初の夜が終わりました。
続く。