くりんごん。氏の優雅な生活

くりんごん。氏の優雅な生活

映画、音楽、書籍などなど、趣味を中心にくりんごん。氏の私生活を垣間見れます。

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くりんごん。氏の優雅な生活

2008年の「グラン・トリノ」以来となるクリント・イーストウッドの主演作品である。


監督は本作がデビュー作となるロバート・ロレンツであるが、長年イーストウッド監督作のプロデューサーを務めているため彼とは旧知の仲である。


家族の絆を描いた地味な内容であるが、イーストウッドが年老いた大リーグのスカウターを円熟した演技で魅せている。


前半こそイーストウッド作品もマンネリだと感じながら展開を見守っていたが、主役のガスの娘ミッキーが目が不自由な彼をサポートする為、ドラフトの目玉選手の視察の旅に同伴するところから親子の絆を再確認することとなる。


ミッキーは凄腕の女性弁護士で出世を目前としている所謂勝ち組のキャリアウーマンである。


仕事も彼氏も手に入れて今からという時に父親譲りの野球ヲタク振りを発揮して、スカウトに一役買うが、父親の世話になった元大リーガーのレッドソックスのスカウトマン、ジョニーが現れ人間関係が絡み合う。


作品は2時間足らずで飽きは来ないし、難しい話ではないのでとっつき易い。


コンピューターを駆使した若手の敏腕スカウトマン、ガスの忠告を無視して1位指名をした高飛車なルーキー等いけ好かない輩が痛手を負い、親子は和解し仕事も手に入れ、お互い惹かれあうカップルが出来上がるところは後味が良い。


野球を知らない人間でも楽しめる人間ドラマに仕上がっているが、全体的に話が出来過ぎの印象を受ける。


しかし、イーストウッド作品は完成度が高いと改めて感じるてしまうのは流石である。


映画への愛着が作品に溢れており、安心して見ていられる作品に仕上がっている。


家族で楽しむも良し、一人で味わって鑑賞するも良し、カップルでスナックを摘みながら時間を潰すのも良し、様々な楽しみ方が出来る作品である。




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リュック・ベッソン製作、2008年公開のフランス映画「96時間」の続編。


主演は前作に引き続き、リーアム・ニーソンである。


前作で息子や家族を殺された犯罪組織のボスが、仕事を終え元妻と娘と共にバカンスを楽しむためにイスタンブールに滞在する元CIA工作員ブライアンに復讐を実行する。


リュック・ベッソンらしい過激なアクションと主人公に復讐を試みるボスの残忍さが見るものを恐れ慄かせる。


前作から舞台をイスタンブールに移し、孤立奮闘しつつ間一髪アメリカ大使館に逃げ込むブライアンであるが、妻を人質に捕られてしまう。


自らの肉体と頭脳、武術を武器に組織に単身で迎え撃つ様は豪快である。


何と言っても、もう一つ注目すべきは娘役のマギー・グレイスである。


組織に追われながらも、勇気を振り絞り、父親を援助し、自ら危険を冒して母親の救出を手助けする。


100分足らずの短い上映時間に話を凝縮し、豪快なアクションで観客を魅了する展開は流石リュック・ベッソンである。


目を覆いたくなるような残忍なシーンもあり、続編と言うこともあってアクションは前作を超えている。


但しテーマは前作に引き続き、家族愛である。


異国で組織と抗争するところも同様である。


リーアム・ニーソンは既に還暦を迎えているが、格闘シーンは切れがあり年齢を感じさせない。


悪役を演じることも多いのは、非情な役が似合い様になるのも理由の一つであろう。


憎しみが憎しみを生み、復讐と言う連鎖が生まれると言う話であるが、これはテロにも通じている。


リュック・ベッソンが伝えたかったテーマはそこにあるのかもしれない。


フランス人が描くCIA元工作員が主人公と言う点も興味深い。


アメリカ国外を舞台にしたアクション映画と言う点で007を髣髴させるが、本作は家族の映画であり、一般人により現実味を感じさせるアクション映画である。



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トム・クルーズ主演、1993年に公開された米国のサスペンス映画。


ハーバード大学を優秀な成績で卒業したミッチ(トム・クルーズ)はメンフィスの小規模な法律事務所から破格の条件を提示され、就職を決める。


事務所は小規模ながら精鋭揃い、皆家族ぐるみで事務所と付き合い不満のない生活を送っている。


ミッチが妻のアビーとメンフィスに引っ越して間もなく、事務所の2人の弁護士が事故で死んでしまう。


程なくFBIがミッチに接触し、事務所はシカゴのマフィアと繋がりがあり、不正な事務処理をしていて2人は殺されたと告げる。


FBIと事務所の板ばさみの中、自分と家族を守るため、服役中の兄とコネを使って両者とやり合うことを決意する。


冒頭は妻と幸せな一歩を踏み出した弁護士が、一癖ありそうな熟練弁護士に指南され、経験を積んでいくと言う新人弁護士のサクセスストーリーを思わせるが、実はよく出来たサスペンススリラーである。


当時、ブレイクしていたトム・クルーズであるが、わたし自身はあまり彼が好きではなかったため作品をそれ程見ていない。


しかし、最近になって改めて見てみると、意外に様々なジャンルに挑戦していることに驚かされる。


本作はジョン・グリシャムのベストセラーの映画化であり、監督はシドニー・ポラック、共演はジーン・ハックマン、エド・ハリスとベテランが固めている。


FBIと不正な事務所に弱みを握られながらも、明晰な頭脳を使って新人弁護士ミッチが両者を手玉に取る様を痛快に描いている一方、ミッチと妻のアビー、ミッチの兄のレイ、探偵事務所の秘書タミーが危険を冒して証拠を手に入れる様子がスリリングである。


派手なアクション、過激なセックスシーンがある訳でもないが、よく出来たサスペンス映画に仕上がっていて、演出の上手さが光る。

この週末に鑑賞した二作品を紹介。

どちらもシリーズ物であるが、個人的には印象が薄い作品である。


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まずは「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」であるが、新キャラクターが登場したり、ストーリーが新しく練り直されていたりと話題の多い作品である。

わたしも序、破と本作品を含め三作とも見ているが、かなり分かり難い映画である。

まず前作から14年の歳月が過ぎており、その間にNERVとシンジの父である碇ゲンドウとの関係が大きく変わっている。

綾波レイを救おうとしたシンジが操る初号機はサードインパルスを引き起こしていた。

本作でゲンドウが人類補完計画の全貌を明らかにしており、レイはシンジの母親つまりゲンドウの妻ユイの複製体であることが判明する。

渚カヲルと共にエヴァ13号機に搭乗したシンジはサードインパクトの爆心地であるセントラルドグマ最深部に降り立ち、世界をやり直すためにロンギヌスの槍とカシウスの槍を手に入れようと試みる。

新劇場版四部作はエヴァンゲリオンのセルフリメイクであり、TVシリーズで不明であった内容を明らかにされることが期待されているが、作品を見るだけでは難解であることには変わりない。

エヴァンゲリヲンとはギリシャ語で福音と言う意味の言葉であり、本作のセントラルドグマはキリスト教の地獄のようでもある。

作品のみからでは詳細が不明のため、ウィキペディアを参考に書き上げた。


参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B1%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%83%B2%E3%83%B3%E6%96%B0%E5%8A%87%E5%A0%B4%E7%89%88:Q#.E3.82.A8.E3.83.B4.E3.82.A1.E3.83.B3.E3.82.B2.E3.83.AA.E3.82.AA.E3.83.B3




くりんごん。氏の優雅な生活

続いて「アウトレンジ ビヨンド」であるが、こちらも組の抗争と言うやくざの世界に重点が置かれ、より過激な作風に仕上がっているが、話に入れ込めなかった。

前作では小さい組の頭であるたけしが演じる大友がもがき苦しみながら、組織に立ち向かうという話に共感出来た。

しかし本作はたけしの出番が少なく、三浦友和演じる新しい組長と金儲けに長けたNo.2が古参のやくざと対立する様を描いている。

関西系の組の幹部に西田敏行が抜擢され、日頃の役とは全く異なる演技は見応えがあったが、話としてはただの暴力を美化した作品に成り下がっている印象を受けた。

出演者の演技は熱がこもっていたが些か新鮮さに欠けていて、単なる続編に終ってしまったのは残念である。



以上、二作品共に邦画を見終えたが、同邦人としてリアルに感じるので返って評価が厳しくなってしまう。

両作品とも公開時に評価が高かったため期待していたが、駄作とまでは行かないまでも敢えて劇場で見る程の作品では無かった。

フィクションという前提で作られるからには現実の世界とは異なる世界を望むため、やはり洋画の方が楽しめると言うのが持論である。

同じ民族がSFのような架空の世界で活躍しても現実味が沸かないし、醒めてしまう。

その反面、生々しく恐怖を感じ、感情移入が出来、感動を得るのもやはり邦画である。

この高いハードルを払拭し、現実を超越した優れた作品に出会うことは素晴らしい体験である。

オリジナルとして心底堪能出来る作品を期待したい。