どうして話を聞いてくれないの
どうして話をしてくれないの
どうして私を見てくれないの
当たり前だ 人にお前の理想を強要するな

小さい頃中途半端に褒められてきたせいで
今賞賛されないことに不満を抱いている
過去に縋るのは大得意で、ちっとも今に向き合いやしない
でもさ仕方がないじゃん だって特別になりたいんだ
誰にもなれない『特別』になりたいんだよ
そうすればいつまでも賞賛されて、きっと誰からも好かれる
そんな自分を想像すれば
妄想だけはご立派ですねと 
他でもない私の声でそう聞こえた

理想を押し付けるのはやめてくれ
ほら周りが迷惑そうにしてるの分からないの?
分からねえよ 何か言いたいなら
せめて声に出してくれなきゃ何も分からない
何も言わず顔で察してなんて無茶言うな
お前が私を見ないのと同じように
私もお前に興味ねえんだよ

そこまで思えば嫌でも気づいてくる
興味がない、どうでもいいって思うから
相手だって同じ態度で返してるだけだ
私が理想を押し付ければ
相手も同じようにせざるを得ないだけだ
私の渇きを理解してくれって叫んでも
そいつが渇いてなければ理解なんて出来ないだろ
だから押し付けるな 無駄だから
他人なんだよ 結局は

でも認めてもらいたいのは
一人になりたくないとイコールだから
そしてそれで自分を押さえつけるくらいなら
一人でもいいと思ってしまう瞬間があるから
だから理想を強要するんだけど
でもやっぱり、最後は思うんだよ
一人は嫌だって
嫌われたくないって
他人なのかもしれないけど
身内のように分かりあいたいと思うよ
冷めきれないこの感情と
自分を押し付ける性質が
反発しながら共存しやがって
結局望まない結末を自ら引き寄せる

そんな自分に絶望しても
結局はここに生きている
生きて、何度も理想を追い求めて、縋って
あぁ、今日も一人だったって勝手に思って
一日を終えるんだ