タイトルの最後はⅡではなく音楽のリピート記号が入ります。こういうの文字として打てないので困るんですよ。

 

 庵野監督のうつ病の体験が反映されているらしいのですがこの碇シンジ君の鬱描写をどう思うかは人によるんじゃないかなと感じます。うつをみんなに理解してもらえるのか、延々とこんなのを見させられたくないと思うのかだけなのか多くの人にとってはどうなんでしょうね。うつ病に対して理解はすすんでほしいとは思いますがエンタメにがっつり入れてくるのはどうなのかなと思うところもあります。

 ラストは万人受けするような方向ですっきりとまとまったとは思いますが逆にいままでエヴァを観てきたオタク層には反感を持つ方も多いようです。すっきりまとめたからかえって分からない点がでてしまっているのですが普通の人はそんな深く考えないのでこの方が商業的にはいいんじゃないでしょうか。

 個人的にはロボットアニメつまりSFとしてみてきたのでほぼファンタジーと化しているのは不満でした。最初の方はともかくどんどん科学というか魔法のような描写になっていきます。科学的な説明が特になくてどういう原理でどんな技術なのかわからないんです。

この映画を含めた全体としてのストーリーは旧エヴァを知っているからこういう展開もアリかなと思うのであって旧エヴァなしでこれがきたら何がなんだか分からないんじゃないでしょうか。ただ最初からこういうストーリー展開の予定だったのかというのは疑問に思いました。

 


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