本当に久しぶりの書き込みです。
モーツァルトは、ブルックナーと並んで大好きな作曲家です。後の作曲家の作品と比べると単純といえるかもしれませんが、音楽の(あるいは芸術の)本質に迫るようなものが多く含まれているような気がします。
陽気な愉しさも味わえるし、その一方で本当に心にぐっとくる寂しさも感じられます。
もちろん40年前からいろいろな曲を聴いてきました。
今回は、交響曲の中から現在のお気に入りを紹介します。
御多聞に漏れず、ジュピターや40番などをはじめとした、あの6曲の後期交響曲集(35,36,38,39,40,41)はさんざん聴いてきました。
それから25番は非常に印象的な作品で、とても17歳の人の作品とは思えません。この人が天才でなければ、世の中に天才は皆無といえましょう。
それから33番も、あのクライバーの名演により好きになりました。
でも、今現在最も心を惹かれているのは、31番パリ(ニ長調)です!特に第1楽章(ぜんぶで3楽章)は素晴らしいと思います。とにかく華やかで、心がウキウキします。かつては35番ハフナーを聴き始めた頃は、あの1楽章に心が浮き立ちましたが、残念ながら聴きすぎて、現在ではそれほどでもなくなってしまいました。
本当にパリの1楽章は心を元気に、そして清々しくさせてくれます。それでいて展開部には魔法(悪魔?)のような転調があり、モーツァルトの天才ぶりを強く感じることができるのです。
もし、まだお聴きになったことがない方は(大きなお世話でしょうが)ぜひ!
そして、これらの他にお勧めの交響曲がありましたら、お教えください。