kleiberhistoryのブログ

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主にクラシック音楽と自分にまつわる話を書き込んでいきたいと思います。

前にも書いたかもしれませんが、今まで聴いた曲の中で、最も

好きなのがこの曲です。もう何百回、ひょっとすると何千回聴

いたかわかりません。

 

けっこうTVCMでも使われるし、何といっても「のだめ・カンタ

ービレ」で一躍有名になったのではないでしょうか。ワーグナー

「舞踏の神化」と呼んで讃えたように、この曲全体を貫くの

が、強靭なリズムの持続とその展開です。

 

特に第2楽章は「不滅のアレグレット」として初演時もアンコ

ール演奏されたほど有名ですが、他に4楽章の血湧き肉躍る長

い長い盛り上がりを経ての爆発も素晴らしいものです。しかし

私は第1楽章が一番好きです。特に180小節からの少しずつの

盛り上がりとその進軍ぶりは、本当に気分が晴れ晴れします

し、254小節からの十数小節は最大の盛り上がりが聴けます。

 

CDでいいなぁと思うのは、フルトヴェングラーの2種(1943年

ベルリンフィル、1950年ウィーンフィル)は別格として、音の

よいステレオ録音では、(今回あらためて聴きなおしてみました

が)テンシュテット=ロンドンフィル、1989年ライブ録音がお

勧めです。その他マタチッチ=N響の1966年ライブもすごい熱演

です。朝比奈隆=N響の1995年ライブもよいと思います。

                                        

 

  

 

お久しぶりです、すみません。

先日(11月16日)、ミューザ川崎にてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサート

を聴いてきました!

 

以前はアムステルダム・コンセルトヘボウと称していましたが、王立を冠するように

なりました。「ヘボウ」どころか、ヨーロッパ、いや世界トップクラスのオーケストラで、

メンゲルベルクをはじめとした著名な指揮者を常任に迎えてきました。コンセルトヘボウ

とは、オランダ語で「コンサートホール」の意味だそうです。1888年(明治21)にできた

本拠地はとても美しく、その様子はカルロス・クライバーがこのオケを振ったベートーヴェン

の交響曲第4番、7番のDVDで見ることができます(指揮者が登場するところから指揮台に

降りるまで、かなり急な階段があるのが特徴)。

 

今回は来年常任に就任予定のクラウス・マケラ(29歳!!フィンランド出身、かなり長身で

イケメン)が振って、曲はR・シュトラウスの「ドン・ファン」とマーラーの交響曲第5番

でした。

会場は満員。まぁとにかくうまいし、音色・響きとも申し分なしでした。どちらかというと

暖色系のまろやかな音です。マケラもよくオケを統率しており、相当優秀だと感じました。

プログラムによれば、このオケと同時にシカゴ交響楽団の音楽監督にも就任予定とのこと

ですから、時代の寵児の予感がします。

 

このオケ、好きです。日記を確認したら2004年11月にも聴いてました。その時は、今は亡き

ヤンソンスの指揮で、ベートーヴェンの2番と英雄というプログラムでした。「各楽器の音色が

素晴らしく、またそれがブレンドされるとまたいい。弦楽器の強奏も決してうるさくならない」

などと書いていたので、あぁ同じような感じを抱いていたんだなぁと思いました。

      

またまただいぶあいてしまいました

 

前回に続き40番の名盤についての思いを書きたいと思います。

 

この曲は日本人に特に愛されているような気がします。第1楽章

冒頭のメロディーは、クラシック好きでなくても、多くの人が

知っています。(CMの音楽にも使用されることがある)

 

また数少ない短調の曲である点でも有名です。他に交響曲25番、

ピアノ協奏曲20番、弦楽五重奏曲第4番があります。特に弦楽五

重奏曲第4番ト短調は、文芸評論家の小林秀雄が「疾走する悲し

み」と表現したことでも知られています。

 

私もこれまでいろんな演奏を楽しんできました。あらためて振り

返ると、実演で聴いたことはおそらく一度もなく、もっぱらレコ

ードやCDで楽しんできました。

 

御多分に漏れず、私もワルター=コロンビアが最初に感動した

演奏でした。その暖かさ、豊かさはこの上ないものに感じまし

た。その後、これと正反対の厳しい表現を示したカザルス=

マールボロ音楽祭管の演奏にも強い衝撃を受けました。

 

その他にはもちろんベーム=ベルリンとかクーベリック=バイエ

ルン放送響など、いわゆる正攻法の演奏にも心惹かれましたが、

現在入れ込んでいるのは…

 

シャーンドル=ヴェーグ指揮のモーツァルテウム・カメラー

タ・アカデミカ、ザルツブルクのCD(セッション録音、19

94年)です。

 

この演奏の何に心惹かれたかというと、第1楽章のあの有名

な第1主題、ではなくその伴奏としてヴィオラが奏でる、

「さざなみ」のような旋律です。これがかなり自己主張をし

て、この部分だけでクレッシェンド、デクレッシェンドがあ

り、切ない思いを吐露している感じがしたのです。もちろん、

ここはあくまで伴奏であり、第1主題を引き立たせるために

自己主張しないのがセオリーなのかもしれません。でも、

それだけにこの表現は異様で、なおかつ心が揺り動かされる

ものだったのです。

 

この表現、かなり以前に聴いた記憶があります。意外な指揮

者でした。ショルティ?カラヤン?どうも確認できません。

現時点でまちがいないのは、このヴェーグ盤だけです。これ

は彼の指示なのか?

それを確認したいと思っていたら、ヴェーグがウィーンフィ

を振った40番のCDをネットで見つけました。(1992年、

ライブ)そこでこれを購入して聴いてみると…

 

セッション録音盤ほどではありませんでしたが、やはり例の

「さざなみ」表現が聴けました!やはりこの表現はヴェーグ

の指示によるものだった可能性が高いと判断されます。

 

気になる方はぜひ聴いてみてください。