まず最初に、前回のブログにコメント下さった方々。
お返事を書いておらず、ごめんなさい。
コメントはすべて、しっかり読ませていただいております。
どの方からのメッセージも、gleeを愛してやまない、ファンとしての思いが伝わるもので、
どれ程今回のコリーの件に衝撃を受け、悲しんでいるか、
察するに余りあるものです。

ここには、新たな情報など何もありませんし、
皆さんがすでに知った事しか書けません。
ここに記すのは単なる一人の、gleeというドラマのビッグファンのボヤキです。


彼の死を知った夜、なかなか寝付けませんでした。
私が過去に、スターの死をここまで悲しみ、寂しく感じた事はなかったと思います。
本当に、本当に残念でなりませんし、
数日経った現在も、悲しみは変わりません。
心にぽっかりと穴が空いてしまった。
そんな感じです。
メッセージを下さった方も書かれていましたが、
悔しいです。心から、彼の死が悔しいです。

皆さんもご存知の通り、
gleeというドラマは、アメリカでは9月からの新シーズンを控え、
今はハイエイタスの真っ最中ですが、
すでに撮影が始まっている、とのこと。
つい先日まで、コーリーの恋人であるレイチェル役リーミシェルは、
カリブのリゾートで夏休みを満喫しているTweetを度々発信していましたね。
Tweetには登場しなかったけれど、
もしかするとそのカリブへの旅行先でも、
隣にはコーリーがいたのかな、などと勝手に想像していましたし、
もしそうでなかったとしても、リーの夏休みは、幸せで満ちていたはず。

彼は不運にも、31歳という短い生涯に幕を閉じる事となってしまった。
一番の理解者であるはずのリーでさえきっと、こんな悲しい出来事が待ち受けているだなんて、
想像すらしなかったに違いありません。
彼女は現在憔悴し切っている、とメディアが報じていますが、
彼女の衝撃は計り知る事は出来ないことです。

私はフィンの大ファンだったわけではないし、
コリーの大ファンだったわけでもありません。
ですが、gleeのドラマには欠かせないメインキャラクターを演じていた彼の存在はそれは大きなもので、
gleeというドラマに引き込まれていったきっかけの一つに、
フィンの、コーリーの歌声があった事も事実です。
私以上に、フィンというキャラクターのファン、コーリー•モンティスというアクターのファンの方々の悲しみは、
きっと私のそれとは大きさも違うでしょうし、まるきり異質なものかもしれません。

gleeというドラマには、本当にたくさんのメッセージが込められ、表現されてきましたよね。
それは、若者の抱く夢と追いかけていく希望を根底にし、
恋愛についてであり、
LGBTに関してであり、そのアウトについてや理解者の事。
若過ぎる結婚についてや養子縁組、
OCDや、ベッキー達の姿、
車椅子生活のアーティの姿、
クインファブレーの事故を起こした理由、
学校内のいじめ問題、若者の自殺。
単純に誰にでもある小さなコンプレックス。
最近では、スクールシューティング、
キャットフィッシュや、 性的虐待問題…
そういう問題を次々に取り上げ、
超直球で、観ている若者たちに投げ掛けてきました。
私は若者ではないけれど、
それなりの立場で同じように受け止め、考え、
さらにはこんなブログというちっぽけな場所を借りて、
私なりの感想を書いてきました。

以前にもどこかで書いたと思います。
本当にクリエイター達が伝えたい事や、描きたい事は、
私達視聴者に届いているかどうか。
正しく私達は受け止めている事が出来ているだろうか。
それは分かりません。
こういう私も、正しく受け止めている自信などどこにもありません。
ですが、それについて、「考える。」というチャンスを与えてくれているのがgleeであり、
そうして、考える事を余儀無くされているという事が、
gleeというドラマが成功している証拠だと思うんです。

だけど。

思い返してみれば。

このgleeというドラマの中で。

今まで、薬物に関する問題は。

直接的には描かれてきた事が無かった。

なんて、なんて皮肉なんだろうか。

こんな、こんな、こんな悲しい姿で、
私達が"薬物依存"、"アルコール依存"という事について改めて考える事になってしまうだなんて。

海外ドラマでは、デスパレートなど大人向けでも、ゴシップガールやOCなどのティーン向けでも、
非常に頻繁に、薬物依存、アルコール依存について描かれています。
私が過去に見てきた数少ないアメリカのドラマには、
切っても切り離せない問題として、
時にリアルに醜い姿をして表現されていました。
LOSTにも、薬物依存で苦しむ登場人物がいましたね。

それだけ、少なくともアメリカでは、
薬物やアルコールへの"依存"という事が大きな大きな社会問題の一つでもあり、
だからこそ、コーリーが一ヶ月近く入っていたような、
リハビリ施設がアメリカでは整備され、
まるで身近にさえも見えるように描かれているのだと思うんです。

だけど。
あれだけ多くの社会問題を取り上げ私達に考えさせてきたgleeでは、
何故か過去に取り上げていなかった。
それがコーリーの死をもって、
図らずもメッセージとなってしまった。

なんて、なんて悲しいのだろうか。


私のiPhoneからは、コーリーの歌う、"Just The Way You Are"が聞こえてきます。
彼の歌声にいつも癒され、穏やかで幸せな気持ちになりました。
彼の才能や、歌声やパフォーマンスも、
命そのものも、
コーリーにまつわる失われた全てが
残念でなりません。
悲しくて仕方ありません。


それならば。
こんなことになるならば。
何故、あんなに早く、リハビリ施設を出たのか。
施設を4月に入り、末には出た、と記事を読んだあの時。
早いな、依存は軽度だったんだな、と、思ったのは私だけではないはずです。
周囲にいた全ての人々でさえ、
経過は順調なのだと思っていた、とのことだけれど、
今となっては、何故彼はもっと、
周囲に助けを求めなかったのか。
もちろんこんなこと、まるきりの他人だから無責任に言えること。


セレブリティや、スターや、アーティスト達は、
薬物依存に苦しみ、命を落とす人は決して少なくはないですよね。
コメントにも書きましたが、
こうして遠くから羨望していると、
順風満帆に見えてキラキラ輝くスター達というのは、
私達が想像さえし切れないほどの、
重い重い荷物を背負っているのかもしれない。

そして、そういうセレブリティの死を知る度に、
人は結局一人なんだと。
どんなに多くの人々に囲まれて支えられていても、
計り知れず孤独なのだと。
そう感じずにはいられません。


Cory Montiethの未来は終わってしまったけれど。
彼の残してくれた歌声や作品達は、
永久に私達の心に深く刻まれたまま、生き続けます。

Cory Monteithの死を悼みます。

せめて安らかに。


いっぱいいっぱい、ありがとう、と言いたいです。



追記…
コリーの検死は、15日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州検死局によっておこなわれ、死亡の理由は、ヘロインとアルコールによって発生した毒性によるものだと判明した。