おはようございます。

本日はアンカラへと移動しようと思います、よろしくお付き合いくださいませ。

もはやお馴染みの朝ごはん。

毎朝同じメニューですが、美味しいから問題などありません。

なお、こちらの宿は一泊７５０円ほど。

これでこんなおいしい朝食がつくのですから、文句などあろう訳はありません。

荷物をまとめチェックアウト後、まだそんなに腹が減っていたわけでもないのにバルカンロカンタスにて

早めの昼食をとっておきました。

いや、アンカラ着が１９時とか２０時とかになってしまうので、

出発前にしっかり食べておかなければと思ったのです。

イスタンブール滞在３日半で６回目のバルカンロカンタスです。

こういうのを何て言うのか、皆様ご存じですか？

馬鹿の一つ覚え

日本ではこういうんだそうです、どうです？

皆さんひとつ勉強になりましたね。

さて、アンカラへの移動はバスなのですが、

宿から近いタクシム広場にあるMETRO社の売り場にて、昨日チケットは買ってありました。

アンカラまでは６時間、お値段は９０ラリ（１８００円くらい）。

なお、バスターミナルは街のはずれにあるのですが、

そこまでこのチケット売り場から無料の送迎が出ておりますので安心。

この辺の便利さは日本のそれなど及びもしません。

本当に、至れり尽くせりです。

送迎の車（セルビスと言います）に揺られ２０分ほど

ターミナルへ着きました。

着いてまだ時間がありましたので、一服したのちに

そういえば乗るバスがどこから出るのか知らないぞと気づき、

その旨をカウンターにて尋ねると

「セブン、エイト、ナイン」

と言われました。

これを聞いて、はじめは７８９番ゲートかと思ったのですが、

実際はそうではなく７番、８番、９番のどれかに来る、という事でした。

実に大雑把ですね、別に構いませんけど。

なお、実際に到着したバスは５番ゲートに止まりました。

係りのおっさんが「アンカラー！アンカラー！」と狂ったように叫んでいるのですぐに気づきましたが。

出発してしばらくするとなんと！

本日はアイスのサービスです。

嬉しいではありませんか。

もちろんお茶のサービスもございます。

ちなみに、このサービスをするためだけに１人アテンダントが乗っています。

なんというおもてなし大国なのでしょうか、この国は。

途中、ひどく渋滞しているなーと思ったら、派手にトラックが横転していました。

ほんの緩やかなカーブで一体どうしたらこうなるのかと日本でなら思いますが、

トルコ人の運転の荒さを考えれば

「まぁそういうこともあるだろうな」

と納得してしまいます。

煽り運転どころじゃないですから。

なお、今のところ一番運転が荒かったのはイタリア、その中でもナポリ人です。

彼らの感覚ではバンパーは車を守るものではなく、前の車を押すためのもの

なんていうジョークがあるようなのですが、わたくし縦列駐車をしようとしているナポリ人が

まさにそれを実践しているのを目撃した時は

「あれってネタじゃなかったんだ、、、」と、衝撃を受けました。

トルコ人は、ナポリ人より少しおとなしいです。

話はそれましたが、こちらをご覧下さい。

わたくしが利用したバス会社はMETRO社、トルコ最大のバス会社なのですが、

何と高速道路にMETRO社専用サービスエリアがあるのですよ。

しかも、各地に。

その名も"METRO PARK"です。

こんなもまで取り揃えているバス会社は恐らくトルコにおけるMETRO社だけではないでしょうか。

国土の大きさに反比例して鉄道が発達していないトルコの、最大手バス会社の本気を見た気がします。

凄いな、METRO。

途中、夕日があまりに美しかったのでお裾分けいたします。

何だかぼんやりと夕日を眺めつつ、バスに揺られておりましたら

イスタンブールで起きた嫌なことやうまくいかなかったことがすべてどうでもよく感じられてきました。

「もーいいや、別に！」

となったのです、良い意味で。

いい兆しです。

バスは1時間ほど遅れまして２０時半過ぎ、無事アンカラに到着。

もはや6時間ほどの移動では何とも思いません。

楽勝でございます。

地下鉄に乗り、宿へと向かい無事チェックイン。

ご飯を食べてゆっくり眠りについたのでありました。

つづく

Day 19 METROの本気

Day 19　METROの本気