わたしは、少しだけ芸能事務所に入っていたことがあった。
でも、やっぱりあの世界は厳しくて
いちどだけ地方のCMに出演させてもらって
それだけでやめなければならなくなった。
あの世界は本当に厳しい。
だから、もう戻れないと思う。
わたしは舞台が好きだ。
学校の部活動という本当に小さなものだけど
わたしは芝居をやっている。
わたしたちは本当にいろいろなことがあって
何度もミーティングを重ねて
たとえ部活動でもみんな本当に本気で
やっとみんなが同じ方向を向けるようになって
それからわたしたちは一気に大会で連勝し
たくさんの人にわたしたちの芝居を
楽しみにしてもらえるようになった。
わたしみたいなものが語れるようなことじゃないけど
わたしは舞台がすきだ。
本当に結束したメンバーで舞台に立って
芝居をしてお客さんに楽しんでもらって
それでわたしたちも楽しむことが出来て
最高の作品が出来上がる。
あのメンバーでひとつの芝居をしながら
お客さんに楽しんでもらう。
それほど楽しくて幸せなことはない。
だから、関ジャニ∞のライブに入っていても
たまにエイトが羨ましくなる時がある。
あんな風に結束したメンバーで舞台を駆け回り
お客さんを笑顔にできて
どんなに楽しいだろう。
わたしもあそこに立ってみたい、と。
でも、仕事だから楽しいだけでなく
本当はすごく大変なんだろうけど
羨ましくなるぐらいのパフォーマンスを
エイトは見せてくれる。
しんどい素振りなんて全く見せない。
プロだなあ、と思う。
わたしは何らかの形で芝居はずっと続けていこうと思っている。
でも、それを仕事にするつもりはない。
仕事にできたらいいな、と思うし
実際にそれを仕事にするために東京に出て
少しずつ実を結んでいってる先輩もいる。
だけど、わたしはここまで
高い学費を出してくれた母を
不安にさせる夢を追いかけることはできない。
だから、関ジャニ∞と道が交わることはない。
わたしはわたしで頑張らなきゃいけないことがあって
エイトはエイトで頑張らなきゃいけないことがある。
でも、1年に数時間同じ時間を共有して楽しめる。
わたしにとってはその数時間が原動力で
それからの毎日を頑張るエネルギー源になる。
エイトもエイトでライブという場所を本当に大事にして
大阪がホームだと言ってくれる。
原点は同じだ。
それがうれしい。
だから、わたしは今日もこれからの自分のために
エイトにばかりひたらずに
自分のやるべきことをやっていかなきゃなと思う。
何になりたいかとか
何になろうとしているのか
まだ見つけられていないけど
その何かを見つけた時に
選択肢をたくさん作れるように
今頑張らなきゃいけない。
頑張ろう。
頑張るを、頑張る。