く『戦闘』という言葉について。新聞やテレビではパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの『戦闘』が始まってから半年が過ぎた。という言葉が使われています。

その言葉はイスラエル軍とハマスがお互いに争っているというように読み取りませんか? でもそれは全く違うと思います。最初ハマスがイスラエルを奇襲し、イスラエルでは約1200人が犠牲になりました。イスラエルではそれからは犠牲者の報道が全くありません。一方ガザではこれまでに約3万3千人以上が犠牲になっており、その多くは民間人です。驚きませんか?

アメリカを初めドイツやイギリスなどがイスラエルの後ろ楯となり武器をどんどん供給しているのに、ガザへの武器供給などはほとんど無いのに等しいと思います。そこへどんどん地上攻撃をし、爆撃をし、ガザでの犠牲者がこんなに増えているんです。これが『戦闘』ですか?

ちょっと考えてみて欲しいです。ガザの人たちが今の状況を戦闘などと言うでしょうか。違います。これは一方的な『侵攻』です。『虐殺』です。

ガザでは民間人をどんどん強制移動させて今は元々30万人が住んでいたラファへ150万人を閉じ込め、食料や水の供給を厳しく制限し劣悪な環境にしています。

これが人間のやることでしょうか。恐ろしい事です。

上下水道は機能せず、飲み水は一人1日500ccもない。どんどん人は痩せ細り栄養失調は今10人に一人。ガザでは物価があり得ない高さに高騰していて食料の略奪も起きている。援助の専門家もこんな人道的な危機は見たことがないと言っています。

こんなにひどい事が今世界のどこかで堂々と行われている事に私は恐ろしさを感じずにいられません。

そしてガザでの恐ろしい虐殺に日本も関係している事が全くの他人事ではないのです。

日本は最初ロシアが国連安全保障理事会に提出した停戦決議案にアメリカと一緒になって反対をしたのが一つ。日本は平和国家という事をさんざん言ってきたのではないですか?私はこれまで日本は平和国家だよね。だからもう戦争はしないし、武器も持たないし、軍隊も持たない。平和国家のままでいるんだと思っていました。

けど違いました。日本は私達が知らない間に着々と戦争が出来る国へ準備をされていて、昨日、岸田首相は「ようやく日本も先進国の仲間入りすることが出来る」というくらい準備万端なのです。

恐ろしい事です。

また続きを書きます。