すっかり夏本番ですね!夏といえばスポーツ!
わたしたちが出逢った素敵な人第2回目は、少年サッカーチームの指導を始めて10年!
粕谷幸秀さん(有限会社ノックオン代表取締役http://knock-on.net/ko/gaiyou.htm
)
を直撃!
↓サッカーにご興味のある方は特に必見です!
(少年サッカーコーチングブログhttp://profile.ameba.jp/kami-san/
)
音楽制作やデータベース構築&ソフトウェア開発を本業とされる一方で、
息子さんのサッカー試合を見てから、サッカーの魅力に惹かれ
現在では、キンダー世代(3歳児~)とU12(小学校)世代までの指導の毎日。
「手の平にハンカチを広げて乗せ、その真ん中をつまんで引き上げると、
引き上げたい一点だけでなく、周りも一緒に引き上げられます。
一人ひとりの長所に気づき、認めて、伸ばしていきたいですね。そのためには、
ジュニア時代の子どもたちが楽しんでサッカーをしてもらう環境づくりが最も大切!」
力強くも素敵な笑顔で語ってくれた粕谷さんのインタビューの始まりで~す♪
【Q1】
「思いやりはチームワークを育てる」ということですが、
もう少し詳しく聞かせていただけますか?
★粕谷さんの答え
団体スポーツを行うということは、良く「チームワークが大事」だと言われますが、
この「チームワーク」と言うのは、いかに相手を「思いやる」かということになります。
味方がエラー(失敗)をした時、どうフォローをするのかということが、
試合などを経験することで理解し、大きな財産となって行きます。
特に、小さい年代から団体行動を通して得られることが多いと感じています。
キンダー~小学校低学年までの年代は自我が強く、とにかく「自分が」の意識で
ボールを蹴ろうとしますので、いわゆる「団子サッカー」です。
一つのボールに対して、みんなが集まる状態になり、仲間のボールであろうと
相手であろうと、ひたすら自分がボールを蹴るということが多々あります。
またシュート練習で順番待ちをしていても「順番を抜いた!」などで喧嘩
が起きることもしばしばあります。
コーチは、そんな時「喧嘩するな!」とただ叱りつけるのではなく、“全員が同じ回数だけ
シュート練習できる”ということや、“順番は関係ないよ”ということを理解をさせる指導が
大切だと思います。
サッカーでは、相手を傷つけてしまうファールをした時に、イエローカードや、
ひどい場合にはレッドカード(退場)などのペナルティカードがあります。
これに対して最近、グッドマナーの行為をした人に、グリーンカードを提示
するということを、日本サッカー協会が推奨を始めました。
倒れてしまった相手を助け起こしたり、ボールを拾いに行って上げたり、
仲間を激励してあげたり、仲間に順番を譲ったり何でも良いのです。
コーチ達が気づいた良い行いをした子供または保護者、チーム関係者など
に、みんなの前でこの「グリーンカード」を提示してあげるのです。
そして、今の行いがみんなに褒められる行為なんだということが、本人にも、
そして周囲にも理解をして貰えるようになると、自分がどういうこと
をすれば良いのか、そして相手を「思いやる」ということを学んでいきます。
そういう意味では、小さい時から色々なスポーツを通して、技術だけではなく、
自分以外の相手と、コミュニケーションをとることを学べる場を増やしていって
あげられればと思います。
【Q2】
勝利へ結びつけるための粕谷流を教えてください!
★粕谷さんの答え
(笑)
サッカーの試合だけに限らず、スポーツは全て勝敗がありますよね。
「勝ち」もあれば「負け」もあります。
指導する側は、時としてこの「勝利」に対して拘りすぎる場合があります。
拘りすぎて、それに対応ができない子ども達を怒ってしまったり、罵倒したり、
場合によっては試合に参加をさせなかったりと、いわゆる罰則を設けた指導・運営を
行う場合があります。
これでは、試合を行う子ども達のモチベーションアップは見込めるはずもありません。
監督・コーチ、またはサイドコーチ(と呼ばれる保護者)の顔色や大声にいつもビクつきながら、
無難なプレーをしようとする子ども達は不憫でなりません。
失敗しても、どんどんチャレンジをさせるような指導が大切で、できた時には大いに褒めてあげる。
それが自信となり、サッカーが楽しくなり、自分から練習を進んで行い
そしてまた上手くなるという、良いスパイラルを得ることができます。
その楽しみを与えるのがコーチの役目だと思います。
良く間違えるのは、コーチ(coach)とティーチ(teach)の違いです。
コーチは、子供がどのように考え、どうしたら良いかを、子ども自身に考え導き出させる人で、
こうしなさい…と指導するのは、いわゆる先生がやる指導方法なのです。
(コーチングが大事だということですね)
サッカーには、答えは無いのです。
勝利を目指すことはどのチームの考えますし、その目標に向かって、チームでどう取り組むか
ということを指導側がしっかりポリシーを持って子供に取り組ませれば良いと思います。
今回、私が今大会の試合前に試してみようと思ったことがあります。
子どものモチベーションをどのように上げられるか、ということです。
まず、今大会で「監督・コーチ」は絶対勝ちたいという思いを伝え、みんなに共通の意識を持って貰う。
次に対戦相手チームの研究。みんなで事前調査を行い、各ポジションごとに対応策を考えて貰う。
(何番が凄そうだとか、何番には誰がマークにつくとか、ワイワイガヤガヤ状態で…笑)
そして、試合直前に、子ども達に「今の気持ちの色」を聞いてみました。
赤が半分、青・白が半分。
攻撃的に考えているメンバーがやる気を見せてくれていて、半分は冷静
にゲームの組み立てを考えてくれている。
『良いかもしれない…!』(と私は、この時点で感じました)
最後に、チームムードメーカーが「レインボー!」と答え、みんな爆笑!
一気に緊張も解け、笑いの中から試合に入ることができ、この大会では
最後の数秒で試合結果が変わるという劇的な結末を経験することができ、
ブロックで同点優勝までこぎつけ、一つ上のリーグに上がることができました!
やっぱり、勝利への鍵は子どものモチベーションを上げることでしょうか。
【Q3】
サッカー指導を通して感じることは何ですか?
★粕谷さんの答え
大人が子どもの判断を奪う!これです!
先日、うちの家内がPTAの行事に参加をして、小・中学生を相手に色々な
紙や物を使って、創作をするという教室の手伝いをした時のことです。
「最近の保護者や先生たち、教えすぎ!」
というのです。(笑)
紙を折って切ったものと同じものを作る、素材を組み合わせて組み上げる、
などで、判らない子がいると、
「こうやるのよ!」
と、すぐに教えてしまう指導員。
「もっと自分で考えさせれば良いのに…」と家内が言っていましたが、まさにその通りだと思います。
普段の生活の中でも、多すぎる指示。
朝、学校に行く前などは、
・顔洗ったの?(歯磨き先にして)
・ご飯は食べるの?(用意してあるわよ)
・その洋服着ていくの?(変だから、これにしなさい)
・忘れ物は?(言われてもわからないけど…笑)
・時間、間に合うの?(もう支度しなさい)
・靴はそれなの?(こっちの新しいのにしなさい)
など、矢継ぎ早の質問&指示。(爆)
うちの次男@小学生は、全て自己責任(という暗黙のルール:笑)なので、自分で解決させます。
と言っても、子供のことには細心の注意を払いながら見守っていますが。
『これはまずいだろ…』の時は、気づきを与えられるようにしています。
(時々、こちらがポカをします…笑)
同じようにサッカーの楽しみは、ボールを持った瞬間、パスなのかシュート
なのか、自分でドリブルをするのかなどは、本人のその時の判断によります。
それを外から見ている人たち(コーチや保護者)が、
「そうじゃない、そこはパスだろ!」
とか言ってくる光景がありますが、プレーをしているのは、中でやっている
子ども達なのですし、もしかするとその判断が良いかもしれません。
子どもは、大人が考えている以上に、また思ってもいない発想をします。
それが楽しみの一つでもあります。
その子どもの発想を潰して、大人の選択を教え込むのではなく、どんどん
発想を抱かせ、行動をさせるような指導を、これからも心掛けたいと
思っています。
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粕谷さん、ありがとうございました。
試合前に「今の気持ちの色」を聞くことって物凄い効果ですね!
「レインボー」と答えた選手はまさにムードメーカー?会ったみたいです♪
そして...やろうとする前に止めてしまう言動!
本人のやる気さえも奪ってしまうんですね~。気をつけます...。の高松でした。
少年サッカーコーチングブログhttp://profile.ameba.jp/kami-san/
楽しく読ませていただいております!是非皆さまもご覧くださ~い!