2009年の秋がやってきました!
読書の秋、食欲の秋、そして感性を磨く秋!
わたしはコモンビートの大ファンで、何度か見に行かせていただいているのですが
なぜこんなにも、人を惹きつけ、感動を与えてくれるのか...。
【Q1】
コモンビートを立ち上げたきっかけを聞かせてください!
2003年、僕は地球一周の旅に出ていました。
その途中、各国でパフォーマンスをしたり救援物資を届けたりする
若者を集め英語でミュージカルを創り上げていた韓朱仙(ハンチュソン)という女性に出会い、
帰国後、その仲間とともにコモンビートを立ち上げました。
当初、彼女はミュージカルの監督をしていました。
ただ、参加する人を見ても実際には芸術発表だけが目的ということではない気がしていました。
なぜなら、芸術的技術もそうですが、それ以上に参加態度や姿勢を
重視するなど、ミュージカルを作る以外のことに時間を割いていたように見えました。
帰国後にいろいろ話をしていくうちに、彼女が教師であったことなどから
お互いのやりたいことが一致し、「若者のエネルギーを社会で活かすことのできる
教育団体」を作ろうという構想になりました。
ただ、教育というものはすぐに結果が出るものでもなくビジネスにしにくいものです。
だけれども安定的な経営による活動の継続と、多くの人の思いを形にする組織が必要です。
当時私はベンチャー企業経営をしていたのですが、その事業も売却し、
新しいワクワクを探していたとき、NPO法人という経営形態に出会いました。
非営利でありながら経営をしていくという、一見相反するそのシステムは、僕を夢中にするには十分でした。
【Q2】
コモンビートのスローガンである「熱い力が未来をつくる 感じるチカラが日本を育てる」に
込められた思いを教えてください!
当時はニートなど社会の若者の意欲低下などが社会問題になっていました。
ですが誰にも機会やチャンスがあれば、いつでもアツくなれるのではないか?と感じていました。
また、すべてが自動化されマニュアル的になって便利になった世の中ですが、
一方で刺激の得られる機会を減らしてしまったのではないかと感じていました。
日常生活で感性を磨くことができたのですが、それらがすべて「便利」ということで
置き換えられてしまったように思えてなりませんでした。
硬貨がICカードになり、ドアの前では扉が自動で開き、手を差し出せば水が出る、
通話がメールになり声を発することも聞くことも減り、
SNSでは友達が承認/解除というボタンで処理される・・・
いろいろな感性が鈍くなっていく中で、いま一度、「感じるチカラ」を育むことで
「人が本来持っている感性/日本独自のステキな感性を取り戻したい」と考えるようになりました。
また、私たちがこうした「便利の恩恵」を受けているのは、今日を創り上げた
「情熱的な人々」がいたからこそです。
豊かな経済、様々な安全や安心を担う制度、便利で美しい商品、受け継がれた伝統や芸術・・・
人間社会のあらゆるところに「情熱」が存在しています。
そうした情熱があったからこそ今という時間があります。
ステキな未来を築いていくためには、過去の偉人たちがそうであったように、
私たちも情熱で未来を創り上げていくことが、今を生きる私たちの使命ではないかと思っています。
「100人100日間」のミュージカルを通じて人はどのように変わっていくのですか?
ミュージカルは総合芸術なので、歌う、踊る、演技するという3要素すべてが必要になります。
一般社会人がこれを身につけようと技術習得に走ってもなかなかうまくいきません。
それに100人を相手に指導者が1人では100日間で舞台を作るには気の遠くなる話です。
コモンビートはそうした中でお互いに学び合う「共育」という言葉を使っています。
100人がお互い刺激し合い学び合う「場」を提供することがコモンビートのプログラムです。
コモンビートのプログラムには「人材モデル」というものがありません。
しいて言うなら「魅力的な人」となります。
つまり、それぞれの人の個性や魅力を、自分自身や仲間とともに発見していくという環境になります。
だから個人の変化はそれぞれに異なりますし、成長の幅も異なります。
すぐに結果が出る人もいれば10年後に結果に繋がる人もいることでしょう。
わかりやすい変化という意味では、
・声が大きくなる
・自身を持って話ができるようになる
・姿勢が良くなる、
・人と積極的に関わりを持つことができるようになる
・柔軟性や判断力がつく
・後から使う人のことを考えて行動ができるようになる
などでしょうが、それらも強制でもないし、できないからといってダメというものでもありません。
人によって違うでしょうが、「笑顔で元気」になることは共通の変化であり、
魅力的な人になる第一歩であるとも思っています。
コモンビートでは、
「大人たちが手本になって子どもたちの未来がワクワクするような場」を
日本中につくっていきたいと思っています。
メディアでは耳を疑うような事件や事故が多発しています。
著名人が捕まったり、大人が軽犯罪を犯したり、自殺や殺人など信じられないような
ニュースばかりです。
こんなニュースを毎日聞いている子どもたちが、未来に期待を描くことができるのでしょうか。
暗い顔をしている大人を見て、子どもたちは大人になりたい!と思えるのでしょうか。
大人が毎日イキイキと生きていることこそが、一番大切な教育環境だと思っています。
私たちコモンビートのように元気で明るいバラエティーにとんだ大人が
子どもたちと接することで、子どもたちに様々な大人像を描いてもらうことができるでしょう。
魅力的に感じてくれれば、早く大人になりたい!と成長意欲に火をつけることができるかもしれません。
今後、訪問授業や出張公演などを通じ、様々な青少年情熱交流事業を実施したいと思っています。
私の活動はコモンビートが目指す世界とも同じ方向を向いていて、
その方法を幾通りもチャレンジしていきたいと思っています。
コモンビートのような芸術だけでなく、大人の感情を豊かにするためには
企業内での教育も必要だと思います。
大人はほとんどの時間を企業内で過ごしているわけで、
その時間を見過ごすわけにはいかないでしょう。
一方で、母子教育を中心とした乳幼児向けの教育環境を提供できたらと考えています。
「三つ子の魂100まで」という言葉があるように、3歳までの教育は
その子の未来を形成するのにとても大切な時間です。
目指す先が同じいろいろな方々と共に、
社会が豊かで未来にワクワクするような環境づくりができたらと思っています。
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中島さん、ありがとうございました!
「今を生きる私たちの使命...」考えさせられます。
これからも「大人たちも子どもたちもワクワクするような場」であるコモンビートを
これからも応援させていただきます!
毎月、感情共育ネットワークでは「わたしたちが出逢った素敵な人」のお話しを
ご紹介していきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
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