年が明けて、「たまには散歩しなあかんかな」と夫が言ってきて、近所のショッピングモールへ。


いつもは、私の手を引っ張って先を進んでいた夫。

その時は、繋いだ手の力は強いけどゆっくりしか歩けなかった。


「やっぱり、ちょっとしんどいな…」


この頃、よくこの言葉を聞いた。

それでも、私はずっと大丈夫って伝え続けた。


帰りはタクシーで帰ろうって事になって、私が右手を挙げてタクシーを止めた。

乗った後運転手さんが、

「実はこのタクシー、すごく珍しいんですよー。

これ記念のステッカーです。良かったらどうぞ🎵」

って。


このステッカーもらった時私も娘達もめちゃくちゃ喜んでたから、運転手さんは、

「ここまで喜んで頂けたお客様は、初めてです!ありがとうございます」と。


夫は元々、クジ運がある。


やから、大丈夫やん。やっぱり、強運やん。そう思って、何でこのタクシーが特別なのかの説明も、全く耳に入って来なかった。(運転手さん、ごめんなさい💧)


夫は大丈夫だと、信じたかった。