§2012年総集編§ | 河野一之のブログ

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こんばんわ

現在カーディフはクリスマスイブ、24日18:13です


音はこのゲームやったことないのでわからないのですが曲がかっこいいなと思い採用しました、重くて聞けなかったらごめんね!

上のが重くて聞けなかったらこちらどうぞ

日本は午前3時、若者はまだまだ飲みまくってるころでしょう

毎年恒例の年末総集編日記の時期が今年もやってまいりました

という事で今回は初めて文章を真ん中に寄せてみました

さて

去年のこの時期、ホームシック、12月下旬のカーディフの人のいなさ、様々なものへの不安と色々よくない精神状態で迎えた総集編だったのを覚えています

見直したい方はこちらへ僕とチューバと時々ラーメン

その後ある一本の電話が僕の人生を変えるんですけどね、またそれは後程

ほんっとうにこの一年初めての事ずくしだったしとっても一年経つのが早かったです

この国に来たのがつい半年前ぐらいに感じますねw

ではぐちゃぐちゃ書いていても仕方ないので

Let's go!!!!

二〇一二年

§一月§

 

まずは一枚目、机の上にごちゃごちゃなっていますが二月に必修のPerformance practiceという授業で三〇分間のプレゼンテーションを行わなくてはならずその準備に必死でした

これも情緒不安定の原因の一つでした、異国に来て異なる言語で
三〇分間演奏する事に関連付けた議題を使い、それによる自分の演奏、Performanceをどう向上させるのかを軸にやらなくてはなりません

僕はR.V.Williamsのチューバ協奏曲を議題にしました

ラルフが書いた実際の楽譜、表現記号(Articulation)とそれを手書きでコピーしたモノ、最初に演奏したP.B Catelinetの当時の手記、更にロンドンにある大英図書館に色々資料請求してみたりしてね

さらにボブや現在アメリカで活動しているジェームズ・ガーレイ、更には大学でお世話になった佐藤先生にも助力を仰ぎ何とか無事終えました

この頃の日記を見てもらえばわかると思いますが

かなり一二月から一月キテます

やられてました

そして今年一番の大ニュース

はい、コーリーへの加入です

一二月の末、ボブが突然電話をしてきてそこからとんとん拍子でコーリーCD録音参戦からの入団でした

日本に居た頃CD買ってボブが来日するたびに会いに行って一緒に飲ませてもらってイギリスの事聞いたり買ったコーリーのCDにサイン書いてもらったりしてました

Youtubeでコーリーの演奏聞いてPと酒飲みながらすげーな!なんつって話もしてました

金管バンドやってる人たちとコーリーやダイク、フォーデンス、YBS、B&R等様々なバンドについて日本でも話してたこともあります

そんな自分があの、あの、あの、あの、あの

The

Cory band

の席に座れる

これはぶっちゃけ一年前、入団当初はよくわかってなかったです

実感なんてわかないですよ

その後初めて実感わいたのはいつだろうな、二、三か月訳も分からずがむしゃらにやってました

でも何が嬉しかったってFBで「メンバーになりました」っつったらめっちゃメッセージ書いてくれたりイイねの嵐だったり友達申請世界中からきまくったり(これは良い事なのか?w)これは嬉しかったし、「頑張ってこいよ」って送り出してくれた色んな人に「世界一のバンドに入れました」って言えるようになったのは最高に嬉しかったです

うちの母はよくわかってませんでしたが説明はしておきましたw

Pも何だかリアクションはそんなにだった気がします

僕の周りの女性陣が僕が色々頑張ってもこんなんなので「上等だよ、びっくりさえてやるよクッソー―――」と更に頑張る次第であります

今一年経ってまだまだへタレな自分ではありますが、正直入団から三か月は毎回毎回辞めたいとしか思っていなかったです

コーリーと僕の技量の差が半端じゃなく広く、更にバンド毎にあ・うんの呼吸ってあるじゃないですか?それを染み込ませるのも大変だった

またまた更に一番最初の公式のデビューコンサートがRNCMで行われているブラス・フェスティバルだった

その音楽祭では毎年音楽祭がわからバンドにこの曲をやってくださいと注文がくる、そしてそれらはかなりの難曲ばっか

それが最初のコンサート、んでそれをたくさんリハなんかしないんですよ

たった数回のリハでそれらをはい、本番ですっていくわけだからウルトラスーパー緊張しました

しかも絶対にはずせないHigh Bもあったし、あれは超練習した

あと、ヨハン・デ・メイジさんだっけ?彼のUFO cocertoもやったしね

たまたま日本の母校からと浜松からいらっしゃってた方々もいて更に緊張しました

もうあれはぶっちゃければ完全にアストロンかけられてたね

でもガンざらいのおかげか大きなミスも無く、High Bも全て当てその日を終えました

これが2012年1月、僕の人生が更に変わった月です

§二月§

 

なんとFBで知り合ったLouとその旦那さんがわざわざ会いにカーディフに来てくれました

2008年の母校の英国演奏旅行を終え英国に興味津々になってしまった僕とコミュニケーションを取り続けてくれていたのが彼女でした

R.Evans先生ともお知り合いらしくそこからの話題でよくチャットなどもしていました

当初全く英語がわからない僕のグダグダなチャットから今までよく付き合ってくれたと思います

手紙やお菓子、僕の録音なども送ってやりとりをしていました

Louがくれたチョコは甘すぎてすごかったですがとっても感動しました

こんなつたない英語でも真剣にやれば通じるんだという多分自分にとってのはじめての国際交流でした

Louは現在はCyprusに住んでいますが以前英国に居た際はコルネットを金管バンドで吹いていたそうで僕のコーリー入団もとても喜んでくれました

っがw僕の英国人母さんらしく忙しいからって練習手を抜いちゃダメだよ等要所要所でくぎを刺してくれる素晴らしい方です

IELTSで苦しんでいた際PDFファイルで英語の無料教材をくれたりと本当に今の自分の英語力の原点は彼女から始めさせてもらったと言うほかありません

恩人です

二月はそんな彼女にはじめて会えた素晴らしい月でした

さらに大学の骸骨で遊んでいたら説教されたり。Dover行って白い崖見たりウェールズ日本人会の演奏会コーリーで出たりと色々やってました

そういえばこの月に12、1月苦しんでいた例のプレゼンテーションを死に物狂いで終えました

§三月§

もうこの月の題名は「長い苦悩からの脱出」でした

ずーっとコーリー入団から自己嫌悪、プレッシャーからくるストレス等々自分をとにかく追い込んでしまいながら練習していました

そんな中Welsh regional contest

言うなればウェールズ一を決めよう大会です

これで勝つとNational Finalsに出られたりEuropean championshipにも出られます

逆に言えばこれで悪い成績だとどうしようもないんですよね

そんな大会

だとも知らずとにかくコーリーに入って初めての公式大会

曲はThe Devil and The Deep blue sea

和訳は勝手ながら絶体絶命とさせて頂きましょう

 

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この曲、また難しいけどかっこいい曲なんですよ

本当に今までの人生でソロ曲抜かして言えば一番さらいました

本番直前まで本当に緊張しててストレッチしたり色々してごまかしたけど緊張してたな

でもステージあがったら覚悟が決まりただ練習したことをやるだけだった

あの感覚、あのコンテストまでの練習、そして本番の思い出、経験は一生忘れない

究極に追い込まれたし追い込んで練習した

一日中バジングしてたかもしれないw

まぁあれだけやって優勝できなきゃどうしたら良いのってまでやったからね

その結果が

 

どうこの笑顔、よぱらってるっ中のもあるんだけどもうね

超嬉しかったの

本当に死んでも良いってぐらい嬉しかった

死ぬ気でやって結果出るとやっぱりこんなに嬉しいんだなって知ったね

そしてその他にも三月はマスタークラスを受け更にコンサートの伴奏まで吹けた

僕にとってTubaの神様Oystein

一緒に飲みもいけたし半端じゃない音楽力持ってる方だし

一生の思い出2でした

思い出して見れば三月熱かったな~!

§四月§

この月は春休みというのもあってとにかくサイクリング、料理、酒酒酒、練習って感じでした

生まれて初めて麺、汁、タレ全部一から作ったマイラーメン

麺以外はうんまかったけど、今でもあの麺を鍋に入れようとしたときの緊張は思い出せる。一日かけた集大成だったからね

娘を嫁にだすってやる?いやちげーなw

サイクリングもよく行きました

四月とっても天候も気候も良くてサイクリング、さらに走り終わりのビールがやたらおいしかったです

写真も綺麗でしょ?

この頃からヨーロピアン選手権大会への練習も始まっています

それがボブとデイブとの最後の大会だと知りながらの練習も中々くるものもありますよね

§五月§

さて、五月に入りEuropean Brass band Championship in Rotterdamに出場しました

これまたハイパー練習して行きましたが僕の中で一抹の不安も覚えながら会場へ

コーチでな!!!!フェリーも使って12時間かかったよ!!!!!

ドーヴァ―海峡横断部だよ!!!

もう顔がひどいもんね

フランケンシュタインみたい・・・

いっつもお世話になってるリョンダ交通のコーチ

ヨーロピアン選手権もまさに夢の舞台でした

曲もまた難しかった、課題曲の二楽章に入るところ自分だけの所があってそこは怖かったけど良かった

大会の結果は僕らが欲しかったものではなかったけどあのロッテルダムのでっかい舞台の上、世界中の人が集まり、演奏後ほぼすべての観客からの総立ちでの拍手、さらにボブの引退には泣いた

んで今回トラで乗ってくれたレジェンド・ケビンとも飲めたしね

泊まったホテル、五つ星でした・・・朝食超うまかった

すげえ

そしてヨーロピアン終えて、自分の年度末ソロリサイタル

んなことしたことねぇよと思っても試験なのでやらなくてはいけません

プログラム作って、練習して、べしゃり考えて、練習して

まぁなんとか終えまして

反省は山盛りですが得たモノもかなり多かったです

来年五月も頑張ろう!

あとロンドンオリンピック前という事で聖火がカーディフにもやってきたよっていうことでお金払いたくないから川の対岸から盗撮

イベント盛り上がってましたよ

そんなこんなで12年上半期記載をを終えました

思い返してみるとしっかり充実し全力で駆け抜けていたなとこのクソ冬休みの中感慨深くなりますね

では下半期は次回の日記で

また会いましょう☆

エンディングははっぱ隊からYATTA!