先月のGWの頃だったかに住宅地の一角に在る更地に出来た水溜りで泳ぐ番の鴨を見かけました。一般的な宅地に出来る水溜りとしては大きめなのだろうけど、周囲の家の庭の樹木と水溜りだけの環境を営巣場所に選んだのかと心配になりましたが、2日後に通りかかった時には居なかったので、「ここはアカン!」と見切って好適地を求めて飛び立ったのか、或いは羽休めをしていただけだったのか。
ここらは川と山が近いから好い場所が見つかったでしょう。
その後は暑い日が結構あって、その水溜りも小児用ビニールプールほどに小さくなり、その水際で百舌鳥らしき鳥を一羽だけ見かけましたが、繁殖期なのに相手が居るのか居ないのかは判らないけど、近くの広大な公園に行けばいいのにと思ったものです。
また、昔は何処にでも居た雀たちがあまり見られなくなったのも、都市部に関しては営巣場所と餌の減少が大きな理由なのでしょうが、鳥の世界も少子化に向かっているのかな。
ムクドリの被害が深刻な地域もあるようだから、環境などの条件やそれぞれの種の逞しさに依るのでしょうか?
少し前は台風6号などの雨もあって、その水溜まりは 1.5倍ほどに大きくなった後、今はほぼ干上がっていますが、台風7号も日本に近づいていますから、この水溜りの水量の増減がまたあるのでしょう。
話を変えて・・・、現在 公開中の映画では『マイケル』が強いようで、他には『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』(長いなあ)や『箱の中の羊』もありますし、『プラダを着た悪魔2』は今も好調なのでしょうか?
そんな中、19日に映画『黒牢城』を観ました。
19日は公開初日でしたが、初日だと何時もは初回上映を選ぶのに今回は2回目の上映で鑑賞しました。初回は朝8時台の開始だから、それだと通勤時間帯の電車に乗らなければならないので避けました。
また、通常の上映と「舞台挨拶パブリックビューイング付き」があったのですが、迷わず前者を選びました。舞台挨拶を見たくなれば年末あたりに発売されるであろうDVDで、その模様が特典で付いている仕様を選びますから。
あと、平日の昼の時間帯だから観客はほぼ高齢者で、空席が目立っていましたが、興収の伸びはこれからに期待ですね。
映画はと言うと、ほぼ想像していた通りの作風でした。
冒頭で簡潔に、主人公・荒木村重(本木雅弘さん)が織田に叛逆した事や居城の有岡城の現況説明があって直ぐに、織田方の使者と称して黒田官兵衛(菅田将暉さん)が有岡城に参じ、村重に謀反を翻心させようとするも説くことが叶わず、捕らえられ幽閉される流れは史実にある事。
そして有岡城に近い茨木城を守らせていた中川瀬兵衛が織田の軍勢に迫られて無抵抗で降参した事を発端とする不可解な事件、ミステリーもので言うところの「密室殺人」が有岡城で起きます。
ここまではほぼ原作通りで、それを「展開のテンポがいい」「グイグイ引き込まれる」と感じた観客だと、その後の幾つかの事件も含めて全編 147分を堪能できたことと思います。
一方で描写が「軽い、薄い」「雑だ」と感じたなら作品に不満が残ったかも知れません。
私は原作と映画は別物として鑑賞し、楽しませて貰いました。
時代劇で先に公開された『木挽町のあだ討ち』と比較されそうですが、同じミステリー時代劇でも味が全く違いますし、私は両方とも好きですが、友人からどちらか一本を推薦して欲しいと言われたら『木挽町のあだ討ち』を揚げると思います。
その『木挽町のあだ討ち』は7月22日から amazon prime videoなどで見放題最速配信になるそうです。
余談ですが、後に千利休らと交流を持つ茶人『道薫』として余生を送った村重が、この映画の中でも茶を点てる場面があり、それを観て私にはスクリーンに映る荒木村重が本木雅弘さんに戻ってしまいました。
本木さんの義理の母である樹木希林さんが茶道の先生を演じた映画『日日是好日』で茶を点てる希林さんの所作が頭に浮かんだら、本木さんにしか見えなくなった次第です。
余談に追加ですが、希林さんが出演された映画は好いものが多く、私は『あん』と『日日是好日』が特に好きです。周囲を和ませる希林さんの存在が観ていて心地よいのです。
『黒牢城』を観た翌々日に、時代劇繋がり(?)で映画『殺陣師 段平』のDVDを久しぶりに観ました。
この作品は大正時代が舞台で時代劇ではありませんが、長谷川幸延さんの戯曲を黒澤 明さんがマキノ雅弘監督の為に脚本を書いた昭和25年の「東映版」の映画を、昭和37年に大映が瑞穂春海監督で二度目の映画化をしたものです。
歌舞伎出身の殺陣師・市川段平(二代目 中村鴈治郎さん)と、新国劇を率いる沢田正二郎(市川雷蔵さん)の師弟愛を描いた作品ですが、方向性の違いなどで対立して袂を分ったり・・・という物語が人情味や笑いもある作品になって、ラストも好いです。
段平の妻・お春役の田中絹代さん、娘・お菊役の高田美和さんらの女優陣も良くて、こちらに感情が入る人も多いのではないでしょうか。ここでの高田美和さんはホントに可愛いです。
残念ながら私は東映版の『殺陣師段平』は未見なので比較はできませんが、そちらは前述した通り監督がマキノ雅弘さん(当時はマキノ正博)で、段平を月形龍之介さん、正二郎を市川右太衛門さん、お春を山田五十鈴さんがが演じています・・・と観てきたように書いています。
私は沢田正二郎さんが興した新国劇に無知なのですが、辰巳柳太郎さんや島田正吾さんを輩出した後に名優・緒形 拳さんが現れたのに、劇団の後継者に緒形さんではなく大山克巳さんを指名した事を批判する、何方かの寄稿文を読んだ事があり、そこでは緒形さんの実力に対する重鎮らの嫉妬があった、と記されていました。
それが正しい見立てなら「男の嫉妬は質が悪い」とは言い古された言葉だけど、正鵠を射ているのですね。
殺陣師の映画を観たら今度は、見事な殺陣シーンを観たくなりましたので、続けて時代劇DVDを何本か再見するつもりです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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