私の両親は医者。

つまりお嬢様の家庭に生まれた。
兄弟は、兄と弟がいる。

小さい頃から大人達に
「あなたの親はすごい人なのよ」
「この間はお世話になりました」
「幸せね、両親が医者だなんて」
「あなたも将来医者になるの?」

私が幸せ?
一度もそう感じたことがなかった。

親は帰ってくるのが遅い。

授業参観にも来たことがない。

宿題を見てもらったこともない。

テストで良い点をとっても誉めらることもない。

当たり前なのだから。


親は喧嘩ばかり。

私が中学生に上がる頃、別居することになった。

そして受験の時、
ついに離婚となった。

泣いた。
こうなる日が来ること分かっていたのに何故か涙があふれた。

それから母は毎日仕事にあけくれ、
ご飯もろくに作れず
出前の日が続いた。

母はピンチの時は、何でもお金で解決した。

その日は全く眠れなかった。

朝…いつも通りの朝。

旦那「おはよー!今日も仕事遅くなるかもしれないから、よろしくねー!……」

今日も会いに行くのか。

旦那は優しい。
子どもにも、とにかく優しい。

でも私が一睡もできなかったこと食欲がないこと…

全く気づかず、出勤していった。

そっか…私の変化も見えていないんだ。
彼女に夢中なんだね。。。


行かないで…
信じたいよ…
待ってるね…
心の中でつぶやいた。


どんなに辛くても、やらなきゃいけないことが山積み。
長女を保育園の準備、朝食、保育園に送り、ゴミだし、洗濯…掃除…
辛くても私がやらなきゃ。

誰も頼れない。
おとつい偶然元カレに遭遇した。

と言っても私が見ただけで元カレは気づいていなかった。

話しかけようかな…

でも、今の私は子育てに必死。
あのときの自分とは大違い…

話しかけるのはやめよう。


家に帰ってから、どうしても気になり久しぶりにラインをしてみることにした。

私「さっき見かけたよ」
T(元カレ)「えー!話しかけろよ」
私「遠かったからね」
T「元気か?」

……元気ないよ。助けて…

言えるはずもなく

私「元気元気!!またね!」

と一方的にラインを終わらせた。